高層ビルの屋上で少年を抱く



東京の全ての高層ビルの屋上にはバラックがびっしりと建てられ、
ビルとビルは屋上から伸びたガラクタの集積で繋がっている。
地上に降りずして、屋上のバラックを渡り、東京中を歩いてまわれた。

日本中の「浮浪者」は老いも若きもみなそこに暮していた。

ビルとビルの間の、木と鉄筋がランダムに伸びて出来ている橋のような所に、
美しい少年と少女たちの集落があった。

僕もそこに暮していた。

そして僕は、17,8歳くらいの人形のような少年を抱きしめていた。
口づけをし、体中を愛撫した。
彼は瞳を閉じながら無言で体を僕に預けている。

投稿日時: 日 - 7月 3, 2005 at 09:18 午前          


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