最近観たものの中から



■「アカツカNo.1」(イースト・プレス)
赤塚不二夫のレッツラゴンを中心に編集された記録書(?)
フジオプロの制作方法はディズニーと同じだ。60人くらいのスタッフ誰かが面白いギャグを思いついたら即採用。
赤塚漫画は大コラボレーション作品と言えるのだ。赤塚不二夫という名前はある意味「総合名詞」である。
ここら辺が今の僕に参考になるのだろうか。

■「ムーミンコミックス第4巻 恋するムーミン」(トーベ・ヤンソン)
印象的なセリフ
「これが最後の恋だと思うのが初めての恋、
  これが初めての恋だと思うのが最後の恋…なんてね」

ステキなセリフ…。。。

■「他民族社会の風」(ビデオ)
神戸震災後、在日外国人被災者の支援活動を綴った運動系ドキュメントビデオ。
他言語表示板や他言語ラジオ放送など、市民活動を取材してる。
他言語支援運動のリーダーのが
「7人のプロフェッショナル(翻訳者)が居ればすむことだけど、それを70人のボランティアが関わり、またその人たちが人を巻き込んで総勢100人くらいでわいわいやる。そういう効率の悪さにこそ意味がある」
というような事を言っていた。

■「風の谷のナウシカ」(ビデオ)
また観ちった。。。何度目だ、ナウシカ。
何度も観てるんだから、いいかげん、泣かなくてもいいだろうよ。
ホントは「もののけ姫」派なんだけど、
「もののけ姫」は観かえすと必ず寝ちゃうんだよ。不思議だよな〜。

■「池袋モンパルナス-小熊秀雄」(ETV 99.12.18放送分ビデオ)
その後が興味深い。小熊秀雄は39歳で死ぬ。丸木夫妻は教科書に載るまでの重鎮になり、セツは学校も作った。
戦争中に意気揚々と好戦作品を描いた画家と、戦争中に渋々金の為に露骨に好戦的とまではいかないけど戦旗に迎合した絵を描き、戦後「私は反戦者だった」といって戦後の平和・民主主義に合わせて出世して行った画家と、どっちが卑怯なんだろう。
どっちが悪いとか良いとか、言えないよな気がして仕方がない。
芸術家たちが夢見てそこに集い、ユートピアが出現したのは確かだと思う。。。

2.26事件がチロッと出て来たけど、
初め僕はこの事件は、実権を握りたい軍部によるクーデターだとばかり思っていた。
けど、ちょろっとなんかで調べた時、実は2.26事件は
「天皇を中心とする共産主義革命」運動だった事を知り、ビックリした。
「天皇制共産主義国家」を目指したのだ。戦後の右左翼イメージからすると誠に驚くべき思想だと思った。
宮崎駿の「風の谷のナウシカ」の辺境の自治国「風の谷」はまさに「王制共産国家」だ。
非常に興味深い。

■「さらば、わが愛」(ビデオ)
あ〜、長い映画なのにまた観ちったよ。
この映画で描かれてる若き薄っぺらな共産党員たちを観ると東大駒場寮生を思い出してしまう。。。はぁ。。

覇王役の役者さんは時代の流れの中で共産主義社会に迎合する(せざるを得なくなる)。周りはみんな死んでしまう中で、流されるように生き残り、結果として京劇を復活させる事になる。

どんなに意地汚くとも生きる事を選ぶべきなのか、(結果として芸術を復活させる事になる)
潔く死ぬ事を選ぶべきなのか、(本人としては納得いくかもしれないが、そのまま歴史の闇に埋没して行く)。
そうとも限らないけど。どっちも哀しい。

どうやら僕は意地汚くとも、姑息と呼ばれようとも、今は生きようとしてる。

投稿日時: 木 - 3月 31, 2005 at 01:23 午前          


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