AWAKINGS(レナードの朝)
06/01/17 08:24 GenreDrama, SuspenseGenrePermalink

1990 アメリカ
監督 ペニー・マーシャル
原作 オリヴァー・サックス
脚本 スティーヴン・ザイリアン
音楽 ランディ・ニューマン
出演 ロバート・デ・ニーロ
ロビン・ウィリアムズ
この映画もずいぶんと久しぶりにみた。ハリウッドではもはや一つのジャンルとして確立されるのではないかというくらいよくある設定の映画である。その中でもこの映画は至ってシンプルなストーリーで、その分登場人物それぞれに焦点を当てる事ができる映画ではないだろうか。ロビン・ウィリアムスとロバート・デ・ニーロがいなければ成り立たないのではと思えるくらいではないか。
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キリング・フィールド
06/01/12 15:39 GenreDrama, SuspenseGenrePermalink
★★★★☆
1984 ローランド・ジョフィ、サム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョール、ジョン・マルコヴィッチ
カンボジアの内戦を舞台に、戦場の実態を西洋世界にも報道しようと危険を顧みず報道を続けるアメリカジャーナリストとかれの部下に当たるカンボジア人のジャーナリストの内戦集結までのそれぞれの体験記。戦争報道のあり方について、カンボジア内戦の実態を暴くという点で当時としてはかなり話題になったのではないだろうか?ただ、現代の目を通して違った視点で眺めてみると別の側面も見えてくる。第一に目を引くのが、クメールルージュがただの大殺戮者としてしか描かれていないということである。ディス・ブランがクメールルージュ政権時の強制労働から逃亡し、難民キャンプまで逃れる途中で数人のクメールルージュにとらえられたときの一人の男とのやり取りもあったが、彼は彼なりに戦争の状況を判断した上で家族に危機感を感じていたというだけで、クメールルージュという一つの組織に対して人格のようなものは全く描かれていなかったはずである。(違っていたらすいません)この点が偏見的である。
シャンバーグとディス・ブランの友情を描くという点を見ても彼らのつながりがあまり見えてこなかったのでちょっと物足りなかった。だが自分にはカンボジアについて勉強になった点がとても大きかった。
1984 ローランド・ジョフィ、サム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョール、ジョン・マルコヴィッチ
カンボジアの内戦を舞台に、戦場の実態を西洋世界にも報道しようと危険を顧みず報道を続けるアメリカジャーナリストとかれの部下に当たるカンボジア人のジャーナリストの内戦集結までのそれぞれの体験記。戦争報道のあり方について、カンボジア内戦の実態を暴くという点で当時としてはかなり話題になったのではないだろうか?ただ、現代の目を通して違った視点で眺めてみると別の側面も見えてくる。第一に目を引くのが、クメールルージュがただの大殺戮者としてしか描かれていないということである。ディス・ブランがクメールルージュ政権時の強制労働から逃亡し、難民キャンプまで逃れる途中で数人のクメールルージュにとらえられたときの一人の男とのやり取りもあったが、彼は彼なりに戦争の状況を判断した上で家族に危機感を感じていたというだけで、クメールルージュという一つの組織に対して人格のようなものは全く描かれていなかったはずである。(違っていたらすいません)この点が偏見的である。
シャンバーグとディス・ブランの友情を描くという点を見ても彼らのつながりがあまり見えてこなかったのでちょっと物足りなかった。だが自分にはカンボジアについて勉強になった点がとても大きかった。
メゾン・ド・ヒミコ
06/01/12 15:12 GenreDrama, SuspenseGenrePermalink
忍(SHINOBI)
06/01/12 15:03 GenreAction, FantagyGenrePermalink
Load Of War
★★★★★
2005 ニコラス・ケイジ
久しぶりに何も考えないで思いっきり楽しめる映画を見ることができた。見ながら終始含み笑いを浮かべていただろう自分が想像できてなんだか悲しいのだが・・・
アメリカの武器商人を主人公に違法スレスレの国を超えた武器売買の仕事と相反する穏やかで豊な私生活が描かれていくが、次第に戦争への個人と国家の多面的な癒着が浮き彫りになってくるストーリー。映画の内容自体とくに新鮮に感じられるものではないが、何気なく見逃してしまいがちな小さな事実をいくつも重ね合わせ、視点を変えた面白いアイデアと突き刺さるようで微妙なところとついてくるアイロニーとを半ば強引で、突拍子も無いストーリーでつなぎ合わせ、見事なコラージュを生成した、そんな映画である。クライマックスのユーリーとジャックの取り調べ室でのやりとりはこの映画で気に入った場面の一つである。
さて、構成的な面では、全編に渡ってユーリーのナレーションで語られている映画であるが、この映画のナレーションを聞いて思う事が、人物の心理描写やシーンの説明以外に時代背景や統計データなどの知識的要素が多く盛り込まれていることである。要するに華氏911のようなドキュメンタリー的なナレーションであるようにも感じとれる。つまりは、観客が映画を見たときに、視覚的、聴覚的にユーリーという人物として認識する集合が、ユーリーというある人格をもった個の人物としてではなく、人格をもった人物と作者自身との融合体としての役割を明確にもっているということである。(この書き方哲学書の影響受け過ぎ…)とはいってもユーリーという人物が中途半端に描かれているということではなく、冷静な判断と思考、表層的なものにとらわれることなく、本質を見抜きうまく利用していくところがビジネスマンとしてとてもリアリティがある。また、反面、家庭の中で妻や息子と対等なレベルで父親としての役割をも演じているのである。この映画で言えば、この方法を用いたのはとても効果的だと思う。それはストーリーの要点や知識を簡略に伝えることに特化し、作り手の立場が明確になる方法だからである。
ユーリーとジャック。一見相反するように思える2人だが、私たちの中には彼ら2人とも存在するのでは?先進国に生きる私たちの内的な葛藤もうまく描き出されているのではないだろうか。
登場人物の人格を深く掘り下げていったりという深みの無い映画ではあるが娯楽としてみればまさに傑作ではないだろうか?
2005 ニコラス・ケイジ
久しぶりに何も考えないで思いっきり楽しめる映画を見ることができた。見ながら終始含み笑いを浮かべていただろう自分が想像できてなんだか悲しいのだが・・・
アメリカの武器商人を主人公に違法スレスレの国を超えた武器売買の仕事と相反する穏やかで豊な私生活が描かれていくが、次第に戦争への個人と国家の多面的な癒着が浮き彫りになってくるストーリー。映画の内容自体とくに新鮮に感じられるものではないが、何気なく見逃してしまいがちな小さな事実をいくつも重ね合わせ、視点を変えた面白いアイデアと突き刺さるようで微妙なところとついてくるアイロニーとを半ば強引で、突拍子も無いストーリーでつなぎ合わせ、見事なコラージュを生成した、そんな映画である。クライマックスのユーリーとジャックの取り調べ室でのやりとりはこの映画で気に入った場面の一つである。
さて、構成的な面では、全編に渡ってユーリーのナレーションで語られている映画であるが、この映画のナレーションを聞いて思う事が、人物の心理描写やシーンの説明以外に時代背景や統計データなどの知識的要素が多く盛り込まれていることである。要するに華氏911のようなドキュメンタリー的なナレーションであるようにも感じとれる。つまりは、観客が映画を見たときに、視覚的、聴覚的にユーリーという人物として認識する集合が、ユーリーというある人格をもった個の人物としてではなく、人格をもった人物と作者自身との融合体としての役割を明確にもっているということである。(この書き方哲学書の影響受け過ぎ…)とはいってもユーリーという人物が中途半端に描かれているということではなく、冷静な判断と思考、表層的なものにとらわれることなく、本質を見抜きうまく利用していくところがビジネスマンとしてとてもリアリティがある。また、反面、家庭の中で妻や息子と対等なレベルで父親としての役割をも演じているのである。この映画で言えば、この方法を用いたのはとても効果的だと思う。それはストーリーの要点や知識を簡略に伝えることに特化し、作り手の立場が明確になる方法だからである。
ユーリーとジャック。一見相反するように思える2人だが、私たちの中には彼ら2人とも存在するのでは?先進国に生きる私たちの内的な葛藤もうまく描き出されているのではないだろうか。
登場人物の人格を深く掘り下げていったりという深みの無い映画ではあるが娯楽としてみればまさに傑作ではないだろうか?