レオメーターを利用して水性塗料の硬化過程を測定したものであるが、水の蒸発時に不連続になってしまうことがわかる。
溶媒を揮発させながら測定すると言う意味では先のDSAでも出来てはいるが実際に近い形で硬化過程を測定する方法としてFDOMがある。
振子を塗板上に乗せて自由減衰で測定するもので硬化にともなって減衰が遅くなることを利用して測定する。振子は測定毎に乗せ直している。
A&D社製のFDOMであるレオバイブロンOPA3型
自由減衰では測定されるのは対数減衰率Δと周期Tであるが、物理的な意味がないので弾性G'と粘性G"に換算することとした。換算式は上記のようになり装置に関わる定数を決定すればいい。
実際に装置定数を決めるための実験をすると測定毎の塗膜の膜厚も定数に入るため測定毎に決定する必要がある。そこで、レオメーターを用いて初期の塗料の粘弾性を同時に測定することで測定毎に装置定数を決めることとした。
水性塗料の硬化過程の測定結果であるがFDOMによる結果ではゲル化温度も明確に測定できていることがわかる。
タレ性の異なる試料で測定した結果でレオメーターの結果では差違はないが、FDOMの結果ではタレ性の良好な試料の粘度が高くなっている。