擦り傷性の評価法にはネルにつけた糊と砂をこすりつける方法(A法)と小型の洗車機を使う方法(B法)がある。
A法での観察結果と擦り傷の評価として利用する光沢保持率は良く相関しており、20°光沢の保持率で評価できることがわかる。
B法でも光沢保持率で評価できそうであることがわかる。
擦り傷といいながら3次元粗度計による粗さとは相関がなかった。
活性化エネルギーとの相関もなかった。
擦り傷のつきやすいものとしてチョコレート、つきにくいものの代表としてシリコンゴムを考えた場合、硬さの差ではなく変形の復元能力であると考え、微小ビッカース硬度計を用いた荷重のヒステリシスカーブで図に示すような弾性回復率を定義した。
この弾性回復率はシリコンゴムで97%、チョコレートは5%であった。
様々な手法でTgと架橋密度を変えた試料を弾性回復率で整理すると良く相関した。