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 FTRM法で測定したPETフィルムの温度分散である。先に示したマスターカーブを作成する時のシフト量から活性化エネルギーを求めるのが一般的であるが、塗膜のような分散系ではうまく重ならない場合があるため簡便な方法で活性化エネルギーを求める方法として測定周波数によって移動するtanδのピーク温度(塗料業界でのTg)を利用することとした。

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 上式はマスターカーブ作成時のシフトファクターから求める式で、下式が損失弾性率のピーク温度と測定周波数のアレニウスプロットを提案したものである。下式をtanδピーク温度と測定周波数との関係で応用して塗膜の活性化エネルギーを求める。

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 活性化エネルギーはTgと測定周波数をアレニウスプロットしてその傾きから求める。

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 PETフィルムのα緩和のピーク温度(Tg)とβ緩和のピーク温度でtanδからとE"からの2つのピークから求めた活性化エネルギーである。

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 ここで求めた活性化エネルギーEaの意味は塗膜の粗密差であると考えられる。Eaが大きいものは周波数によってTgが大きく移動しないということであるので密な架橋構造であると考えられる。

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 Eaの高い膜と低い膜は模式図的に示したものである。架橋密度が同じであれば弾性率がおなじなので全体の強度を等しくするためにはEaの低い方は太い線となる。

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 1ヶ所が破れることを想定すると、Eaの高い場合はその影響は広がり難く、低い場合は影響は大きい。従って、チッピング性はEaが高い膜が良いはずである。

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 チッピング性と活性化エネルギーおよび架橋密度との関係を示す。Eaは良く相関していることがわかる。