焼付過程の粘弾性変化のモデルを示す。粘性G”は塗装、セッティングにより溶媒が揮発して上昇し、焼き付け炉に入ると温度により粘性が下がり、架橋反応によって再び上昇しU字カーブを描く。
弾性G’は架橋反応によって架橋により発生し一様に上昇している。G’とG”が交差する点は周波数によらず同じ温度で交差する温度である。これは系の端から端までが架橋によってつながった温度でゲル化点と呼ばれる。
粉体塗料の硬化過程を示した。U字カーブの面積がレベリング(肌)と相関しており、面積が広いほど溶融時間が長くレベリングして肌が良くなる。U字カーブの下限点は溶融時のたれと相関しており、下限点が低いほどたれる。
昇温速度を4℃/分から23℃/分まで変えたときのU字を相対弾性率で表したものである。昇温速度が遅いほど下限点が高く、面積が広いことがわかり、たれ無くて肌が良くなることがわかる。