お助け爺さん
以前、群馬県に住んでいたときに、突然首の右側がおかしくなり背中から首にかけて激痛で苦しんだことがあります。その時私は仕事中だったのですが、午後になるまで待って病院へ行く為に早退することにしました。なんとか家までは車を運転して帰れたものの、すでにいすに座ることすらできないくらい痛みだしたので、私は車での移動を断念し歩いて病院へ向かいました。その痛みのせいで首は回せないし、右腕の肩まで痛みは広がり、早く歩くこともできずに激痛に顔をゆがませながら病院へ向かいました。病院へ着くと割とすぐに医者に見てもらえたのでしたが、苦痛にゆがむ私の顔を見て、先生の顔も大きくゆがむほどでした。
「大丈夫ですか?どうしたんですか?」先生が最初に発した言葉を忘れられません。(医者らしくない言い方だったので。)
しかし、いろいろ診察をしたものの原因はつかめず、結局リハビリ用の部屋で肩を温める以外は痛め止めの薬をもらっただけでした。初診料を含めて3000円ほど払って家まで歩いて帰えり、すぐに簡単な食事を取ったあと痛み止めの薬を飲んで横になりましたが、痛みは全く治まるどころか、さらにひどくなる一方です。
そのうち、勤め先から妻が帰りました。妻に事情を話すと、たまたま地元の知人から教えてもらっていた「お助けじいさん」っていうところへ行こうと言い出します。噂では、その辺一帯では知る人ぞ知る凄い人とのことでした。
電話番号と簡単な地図を教えてもらっていたので、私は車の助手席に座り妻の運転でその「お助けじいさん」へ向かいました。車が揺れるたびに、激痛で顔を歪ませながら30分ほど走ったでしょうか。しかし、地図がいいかげんだったのと、既に夜でよく判らなかったのとで迷ってしまったのです。
どんどん時間だけが過ぎていきます。とうとう、電話で聞いた診療時間の9時を回ってしまいました。
電話をして、時間内にたどり着けない旨連絡し、一度は断念はしたのですが、なんとか場所だけでも見つけだしておこうと探し続けて、たどり着いた時は夜の9時30分を過ぎていました。
診療時間はとうに過ぎていたのですが、妻は診療所へ駆け込みます。診療所とは名ばかりで、普通の民家です。
妻が帰ってくると、なんとか診療してくれるとのこと。
私は家に上がります。
診療所の奥には部屋の一角がカーテンで仕切られていて、畳の上にタオルが引いてあり、体格の良いおやじが座っています。まるでプロレスラーのようです。歳は50ぐらいでしょうか?決して「じいさん」という感じではありません。私はお礼をいいながら奥までいくと、まず仰向けに寝せられます。どうしたのか聞いてきたので、首が痛いことだけ伝えました。そして次にうつぶせに。
体のあちこちを触りながら1分ほど経過しました。そして、お助けじいさんはこう言いました。
「これは珍しい。200人に1人の肩だ。」
よく分からず、「はあ、そうですか。」と私。
その直後から、お助けじいさんは私の肩に太い腕をゴリゴリ押し付けてきます。
私は、「痛いのは首なのに...」と思いながらも、お助けじいさんのゴリゴリの痛みに耐えるのに歯を食いしばりました。
1分ほどゴリゴリしたでしょうか。
肩をポンと叩いて「おしまい!」
私は、痛いのは首だったのだと、あらてめて言うと、
「原因は肩だ。首はなんでもない。」といいながら、10秒ほど肩にやったのと同じように首をゴリゴリし始めます。
そして、「よし。おしまい。」
立ち上がると、確かに楽になっている様な気がしました。そして、請求額は3500円。
お金を払って靴を履く頃には、既に少し痛むだけになっていました。
私は何度もお礼を言って帰路に着きました。
その後、一日ほどでそのまま完治し、再発しません。
実際に体を触られたのは3分ほどでしょうか。西洋医学では全く歯が立たなかった原因不明の痛みを、ほんの数分で取り除きました。はっきり言って、3500円は安いかもしれません。
一応連絡先を書いときましょう。
桑原治療院
箕郷町白川770−1
TEL 027−343−3563
TELでの予約時間
AM: 8:00〜11:30
PM:18:00〜20:30
(この時間内にTELで予約をして下さいとのことです)
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