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ボリビア国旗 ボリビア編

地図 ボリビア全図

 

いしかわ、『個人授業』をうける。の巻(2003/8/6)

オッラー。いしかわです。いしかわはBoliviaボリビア La Pazラ パスに滞在しています。

クリックで拡大写真ようやくボリビアBoliviaのラパスLa Pazに辿り着きました。
ラパスは標高3,636mに位置しているにもかかわらず、高層ビルが林立した大都会です。ツーリスト地区には多くのお店やホテルがあって便利な一方、古い町並みや石畳の道を残し、南米風民族衣装のインディヘナの方の割合が多く、旅人に嬉しい街です。
そんなラパスですが、意外なことにボリビアの首都ではないのですね。まあ、実質的な首都といわれていますが…。憲法上の首都はスクレSucre。

ペルーではトレッキング程度しかできなかったいしかわですが、ここボリビアでは目星をつけていた山がいくつかありますので、登山に挑戦したいと考えています。

そしてもうひとつの目的が『スペイン語を習う』です。
情けないことに、先に民泊したチチカカ湖では、スペイン語が話せない為、ホストファミリーと全く意志疎通できませんでした。 これでは、これからチャレンジするボリビア登山にも支障が出るというものです。

ラパスにあるスペイン語学校に通うという方法もあったのですが、より『濃い』内容を目指して『個人授業』の方法を選択しました。 たまたまラパスで知り合った日本人留学生が教わっている、スペイン語の先生に決めました。

一日3時間、約1週間のシビアな内容です。しかも、授業は『英語-スペイン語』。
当初、『スペイン語を英語で教わる』と言う事にそれ程深い考えはありませんでしたが、授業を受けてみると『大変だ』ということに気付き始めました。

いくらこの2年間、英語を日常的に使っているといっても、いしかわの頭の中では多くのセンテンスが

『英語→耳→脳みそ(変換)→日本語→脳みそ(思考)→脳みそ(変換)→口→英語』
となっている訳です。これが

『スペイン語→耳→脳みそ(変換)→英語→脳みそ(再変換)→日本語→脳みそ(思考)→脳みそ(変換)→英語→脳みそ(再変換)→口→スペイン語』
となるのです。
また、英語と似通ったスペイン語のセンテンスが、いしかわの混乱した頭に追い討ちをかけます。最後の方ではゴッチャになってきました…。

ともかく始めた以上は最後まで…。と力を振り絞ります。
いしかわの一日をざっとご紹介しましょう。朝は7時すぎに目が覚めます。
8時すぎに身支度を整え、近くの地元民の為のカフェでドーナツを齧りながら宿題のちぇっく。
9時30分に先生の自宅兼教室へ向かいます。
10時から12時まで授業。
12時から13時まで昼食。南米は昼食が一日の食事のメイン。ローカルな食堂で腹一杯の飯を食べます。
13時。宿に戻ってシャワーを浴びたり洗濯をします。いしかわ、旅に出てから昼にシャワーを浴びるのが日課です。なぜなら、いしかわが泊まるレベルの宿では、どこもお湯は豊富に使えません。少ない湯量では身体は暖まらないのです。シャワー後、日なたぼっこでもしないと風邪を引いてしまいます。
14時から1時間だけ授業。今日は先生の都合で午後にも1時間授業がありました。
授業後はツーリスト向けのちょっとお高いけど、何時間いても文句の言われないカフェで復習をします。
暗くなる前に近くの中華料理屋で軽く夕食。
夜は宿で宿題の続きをするか、スペイン語のTVを見て『お勉強?』。
といった具合です。

ああ、登山の準備もしなくちゃ…。なんだか肩がコッテきたよ。
それでは。アディオス!。

 

南米の治安(わたしの出会ったドロボウ)(2003/8/11)

オッラー。いしかわです。いしかわはBoliviaボリビア La Pazラ パスに滞在しています。

クリックで拡大写真今回の南米行きは、いしかわにとって久しぶりに本格的なバックパッキング旅行です。自分自身の体力の問題など不安はありましたが、最大の不安要因は『危機回避能力の低下』。つまり『ムシの知らせ』というか『動物的カン』で『危険を察知する能力』が低下しているんじゃないか。という不安でした。
何しろ旅人の間でも悪名高き『南米』です。どんなトラブルが待っているのか…。

さて、そんな不安とは対照的に、ペルー旅行は平穏に済んでいきました。
もちろん事前にそれなりの対策はとりましたよ。現地の旅行エージェントを利用し、主要な交通機関や宿に予約を入れ、相応の金額を支払いました。
そして、それでも全くトラブルがなかった訳ではなく、ホテルが勝手に変更になっていたり、含まれるべき昼食代がなかったりはしたものです。

ただ、そうした時には異義を訴え、できるだけの譲歩を引出し、それなりに納得いく解決をみたのでした。(それはそれで根気もいるし、ストレスはかかるんですけどね。でもなるべく平静にやりました)
それはボリビアに入国してからも同様でした。

しかし、そんなある土曜日の昼下がり。『事件』は起こったのです。
いしかわはラパスのオフィス街を歩いていました。特に危ないと言われるエリアではありません。ある旅行エージェントを探していたのです。

オフィス街の広い舗道は、それほど混雑していませんでした。
『ドンっ!』
いしかわと歩いていたボリビア人夫婦の間を、無理矢理一人の男がぶつかりながらすり抜けていきました。

すると道に何か落ちています。ボリビア人夫婦の旦那の方が、その紙袋を拾い上げ、落した男に大声を掛けました。が、男は走り去っていきました。
旦那が中身をチェックします。中からは輪ゴムでとめられた札束がゴロゴロ!。旦那と目が合いました。
『あんたはラッキーだね』

先に口を開いたのはいしかわの方でした。
すると旦那は『どっか別の場所で山分けしよう』と言い出します。
『おれは知らないよ』いしかわはその場を離れました。

それで終りました。
しかし、その話をスペイン語の先生にすると、先生曰く『そいつらはグルだ』との事。

つまり、その時、別のストーリーも成り立ったのです。
もし、いしかわが欲張って山分けに応じ、路地で札束を分けあっていると、そこに絶妙のタイミングで警官が駆けつけて、札束は没収。さらに警官から見逃してもらう見返りに金品を要求される。というストーリーです。
そうなのです。ぶつかった男。歩いていた夫婦。ニセ警官。いしかわ以外の登場人物がすべてグル。

いや〜、危なかった…。と肝を冷やす一方、まだ『危機回避能力』が備わっていたんだな。と妙に安心するのでした。

 

ワイナポトシ(6,094m)登山記 その1(2003/8/14)

オッラー。いしかわです。いしかわはBoliviaボリビア La Pazラ パスに滞在しています。

クリックで拡大写真ボリビアのラパス空港は街より400mも高い場所にあり、すでに標高は4,000mを越えています。そのエルアルトと呼ばれる乾いた高原の向こうに、6,000m級の白い山々がそびえています。
今回、いしかわはそのひとつである、ワイナポトシ山Huayna Potosi(6,094m)登山に狙いを定めてみました。

登山の開始は、良いガイドと旅行エージェントを見つける事から始まります。 希望としては、英語を解し、ワイナポトシを何回も登った経験のあるガイド。そして、料金は多少かかっても仕方ないが、いしかわは登山道具を持ってきていますので、その分の値引きをしてくれるエージェント。が希望。

ラパスのツーリスト地区Sagarnagaは、懐かしいネパールのTamelのような雰囲気。レストランやホテル、お土産物屋でごった返しています。玉石混交のそんな店々に混じって旅行エージェントもちらほら見かけます。
持ってきた英国系ガイドブックFootprint『South American』を参考にしながら、あちこちのエージェントを物色しました。しかし、このガイドブック、内容は良いんだが、いしかわがロンドンの古本屋で購入した2000年度版。ちと情報が古かった。登山をやめてマウンテンバイクに扱いを換えてしまったエージェントも多かったですね。

クリックで拡大写真そんななか、『Azimut explorer Adventure Travel』に決めました。ここより金額の安いエージェントは他にも沢山ありましたが、内容が『ガイド2人にクライアント10人単位のグループツアーでないとダメだ』なんていうのです。そんな無茶な…。実際、いろいろな所で、他のメンバーの不調が理由でグループ全体が登れなかったという話も聞くようになりました。う〜ん。それでは困る。絶対『プライベートガイド』を雇わなくては。
『Azimut explorer Adventure Travel』では、カタコト英語のプライベートガイド+手持ち装備による割引きにOKがでたので、ここに決めました。

まず、偵察兼高度順化の為、チャカルタヤChacaltayaに登ります。ここは『世界で一番高い場所にあるスキー場』として名を馳せている場所。いしかわが登った時も、シーズンオフでリフトは動いてないにもかかわらず、懸命に滑っている欧米人がひとりいました。
ここのピークからターゲットにしているワイナポトシの全容が見渡せます。『よーし、登るぞ』気分が高まってきましたよ!!。(つづく)

 

ワイナポトシ(6,094m)登山記 その2(2003/8/15)

オッラー。いしかわです。いしかわはBoliviaボリビア La Pazラ パスに滞在しています。

クリックで拡大写真ワイナポトシ登山は、まずラパスから車でZongoダム手前のワイナポトシ小屋へ向かいます。ここから岩稜をつめて2時間歩いた雪線との境にアタックキャンプ地があり、ここで一泊しました。

朝…というか深夜2:20。
キャンプ地は騒がしくなります。すでに身支度を整えて出発したパーティーもちらほら。見上げれば、上方の雪面にいつくかのヘッドライトの灯りが連なっています。
ザイルを結びあうのに手間取っている欧米人パーティーを横目に、ガイドとザイルを結びあうといしかわは雪面に踏み出しました。

夜空は満点の星空。しかし、月夜の為、『降って来る程』の星の多さではありません。それよりも、遠くラパスの夜景が、星空を水面に映したかのように広がっていて美しい…。月夜の為にライトも必要無いくらいです。しかし、寒い…。ここボリビアは南半球なので季節的には冬。乾期なので登山シーズンではあるのですが…。歩けば身体も暖まる。そう思って他の登山者をどんどん抜いて歩いたら、ガイドからストップがでました。
あまり早いと夜が明けないうちに山頂に達してしまう…。ですって。ゆっくりだと身体が暖まらないんだけど、困った。

クリックで拡大写真そうこうしているウチに頂上直下の雪壁下に着きました。ここから斜度60度くらいの雪の壁を登ることになります。ガイドと確保しあってバイル(ピッケルみたいなもの)を使ってガシガシ登って行きます。腕がしびれる位疲れた頃、ひょっこりと標高6,094mのワイナポトシ山頂に着きました。

ガイドとがっしり握手を交わします。直に日の出になりました。何か陽の光を浴びただけで暖まるというか、落ち着きます。あたりには遮るものなく、360度の展望です。
ふと、振り向くと、この山の影がピラミッド状にずーと延びているではありませんか。その先にはチチカカ湖が見えます。

長く頂上にいれる訳ではないのですが、興奮気味に、しかし静かにこの光景を目に焼きつける いしかわでした。

コースタイム
8/14  La Paz10:00=11:45Hutte13:00-14:30ABC
8/15  ABC02:20-04:30クレバス通過-06:00頂上直下の雪壁-06:45山頂07:15-10:00ABC11:00-12:00Hutte=15:00La Paz

 

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