ウサギと云ふ生き物 その弐拾五


 抱かれることを嫌う我が家のウサギ。今更ではあるが抱き癖を付けようと四苦八苦しているのだが...

 人間だって嫌なモノは嫌なのだ。ましてウサギのように本能の声に従って行動する野生の血が濃い方々は「きゃー!やられるー!」ってな具合に嫌がるのだ。人間対ウサギの根比べなのである。
 


 ウサギの正しい抱き方として教わったのが左の写真である。右手をウサギの脇の下に入れ、左手はウサギの腰に当てる。そして「ほいっ」っとひっくり返して抱くのである。
 この抱き方にチャレンジし始めた頃はなにがなんでもひっくり返してやるーっとばかりに連チャンで挑戦していた(ウサギの身体に負担がかからない程度)のだが、次第にウサギが気を許す一瞬が判ってくるようになった。ウサギがある程度以上くつろいでいるが狙い目である。

 ウサギのご機嫌をうかがいながら頭を撫で、首のもふもふを揉みながら隙をうかがう。ウサギが気持ちよさそうになったところで右手を脇の下に入れ、さらに左手で頭を撫で続ける。その左手を次第に背中から腰へと移動させ、ウサギが隙を見せた瞬間に「うりゃっ!」
 



 ウサギは身体をひっくり返されると意識が遠のく(本当)。この不思議な特性を利用してダッコするのであるが、しばし別の世界をトリップするとウサギは突然我に返るのだ。こうなるといくらちゃんと抱いていても無駄である。正直に言おう。危険なのだ。ウサギの強力な後ろ足で思いっきり蹴飛ばされ、私の手首には何本もの爪痕(流血あり)が...。
 


 上の写真は今まさに意識が遠のいていくぅぅぅ...という状態なのだが、我に返る瞬間は本当に「はっ!何が起こったんやっ?」という感じになるのである。そしてもがく。ありったけの力でもがく。無事身体の向きを元に戻すと私の腕の中に潜り込んで呼吸を整えるのだが、この時だけはおとなしく抱かれている。この状態でしばし息を整えると本格的に逃げの体勢になるのである。強力な後ろ足キックとともに時には●を落としながら(笑)逃げるのだ。「脱兎のごとく」とはこのことか、と実感するひとときなのである。

ウサギにやられながらつづくのです

Posted: 水 - 3月 10, 2004 at 11:11 PM         |

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