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記録大会情報
- 2006秋期リーグ 第5節
vs.ルネサスハリケーンズ - 2006秋期リーグ 第5節
vs.ルネサスハリケーンズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第4節
vs.オービックシーガルズ - 2006秋期リーグ 第4節
vs.オービックシーガルズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第3節
vs.東京ガスクリエイターズ - 2006秋期リーグ 第3節
vs.東京ガスクリエイターズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第2節
vs.アサヒビール・シルバースター - 2006秋期リーグ 第2節
vs.アサヒビール・シルバースター
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第1節
vs.日産スカイライナーズ - 2006秋期リーグ 第1節
vs.日産スカイライナーズ
試合前レポート
秋季リーグ第1節 vs.日産スカイライナーズ戦レポート
| 試合日 | 2006年9月10日(日曜日) | 会場 | 川崎球場 |
| 天候 | 晴れ | 観衆 | 1,382人 |
| チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
| 富士通フロンティアーズ | 0 | 17 | 7 | 14 | 38 |
| 日産スカイライナーズ | 3 | 10 | 0 | 12 | 25 |
Xリーグ、秋のリーグ戦がいよいよ開幕した。EASTでは鹿島、CENTRALではオービックがすでに順当に初陣を飾っている。オービックと同じCENTRALに所属する富士通フロンティアーズ(以下富士通)は、9月10日、最高気温33度という真夏日の下、日産スカイライナーズ(以下日産)との初戦を38−25で制し、まずは勝ち点2を獲得した。2007年ワールドカップのメイン会場のひとつでもある川崎球場は、仮設スタンドがリニューアルされ、多少見やすくなった。(ワールドカップ時には更に増設される予定)しかし、この日は背後から照りつける日差しは尋常ではない。選手コーチはもちろんのこと、観客、ユニフォームを一新したチアリーダー達も暑さとの戦いにもなった。
富士通#17長谷のキックオフで試合開始。日産オフェンスは、ショットガンや、1バックで2人のRBを両サイドウイングの位置にセットさせた体型からのオプションプレー、あるいはそこからのパスを中心にボールコントロール。富士通ディフェンスは、この近年、社会人リーグでは珍しいスタイルのオフェンスに苦しんだ。スピードや、ランナーの走路などのテクニック面も大きいが、選手、コーチ陣が感じたのは、「チームの圧倒的な一体感」。日産は今季限りで解散することは前回お伝えしたが、日産選手たちの「最後」という気持ちには計り知れないものがある。「ハドルをブレイクした後のセットするスピードや気迫、闘志がみなぎっていた」と富士通DL#93山田選手は試合後にそう語った。サイドラインの選手全員までもが同時にブレイクし、声を上げる。普通のチームでは見られない、異常なまでの一体感であった。
第1Qは、お互いにファーストダウンを連続2回更新するまでには至らず、両ディフェンス陣が踏ん張り、攻め合い、守り合いの我慢比べが続く。最初にこの均衡を破るきっかけとなったのが富士通オフェンスのミス。自陣35ヤードからの攻撃の1stダウン、QB#16月野からボールをもらったRB#20森本が日産のハードタックルにファンブル。これを日産にリカバーされ、自陣16ヤードで相手に攻撃権が渡る。このピンチに富士通ディフェンスは、#5LB青木のロスタックルなどで踏ん張るものの、FG(3点)を日産が先制する。
先制された富士通は、その後のオフェンスでRB#20森本の21ヤードラン、WR#15ブレナンへのパスなどで攻め入る。第2Q残り10分、自陣36ヤード付近からQB#16月野から、WR#84久保田へのパスが決まり、そこから65ヤードを走りきりTD。2枚のブリッツをいれ、WRをマンツーマンカバーで勝負をかけた日産ディフェンスだったが、富士通OL陣がそれをしっかりとパスプロテクション。彼らがQB月野に投げやすい体勢を作ったのが、ベテランWR久保田の芸術的な走りを導いた。
その後日産はQB#19吉田のオプションキープからのラン、富士通はRB#28進士のランなどで1TD1FGをそれぞれ追加し、前半を17−13で折り返した。前半終了間際、1分を切ったところで富士通オフェンスに攻撃権がうつり、自陣35ヤードからのドライブを長谷のFGに繋げられたことは、賞賛に値するだろう。
後半に入り、最初に点を入れたのは富士通。#77東城がキックボールをキャッチした後の好リターンにより自陣46ヤードから始まった富士通オフェンスは、RB#20森本、#28進士のラン、WR#88河瀬、#7金田、#15ブレナンへのパスを織り交ぜ、最後は森本が走りこんでTD。24−13と引き離す。
試合を決定づけたのは、弟4Qに入り陣地が代わったばかりの日産の攻撃。日産オフェンスは、富士通陣40ヤード付近で4thダウン1ヤードをギャンブル。しかし、QB#11藤澤のオプションキープをLB#45鈴木、DB#26植木がロスタックル。
そして自陣40ヤード付近からはじまった富士通オフェンスは、RB#28進士のランを中心にゲインを重ね、最後はQB#16月野がRB進士にボールを渡すフェイクを入れて、2年目のTE#89植田へパスを通し、TD。この日安定感抜群のキッカー#17長谷のキックも決まり、31−13。しかし、点差のわりに、全体的に盛り上がりにかけていたと感じたのは私だけであろうか。50ヤード付近のスタンドで毎試合叱咤、激励(野次含む)の応援を続ける私設応援団「50ヤード友の会」の会員も、「もっと差をつけろ。これじゃ次の試合は勝てないぞ」と厳しい声が飛ぶ。
この雰囲気を作っていたのは、実は日産の気迫だったことに、藤田ヘッドコーチは気づいていた。「日産は最後まで気持ちを切らさず、全力でプレーしていた。個々のスキルでは優っていたかもしれないが、チームとしての一体感では完全に負けていた。我々が日産に勉強させられた点はたくさんある」と試合後のコメント。
結局、最後まで勝負をあきらめなかった日産に追い上げられたが、ファイナルスコア38−25で勝利し、初戦を飾った。
次節の相手は、春のトーナメントでタイブレークの激闘の末勝利したアサヒビールシルバースター。ミスは許されない試合だけに、この10日間でどこまでチーム状態をあげられるか。次の試合は、前半最大の山場であることは間違いない。
文章:フロンティアーズOB 市浦 哲
試合後のコメント
#5 青木
日産戦で一番ケアをしなければならないのがオプションだったのですが、自分の決められた役割をしっかりと果たすことができれば大丈夫と思っていましたので、とにかく全力でプレーしました。夏合宿では、個人技も去ることながら、チームとして、何ができるのかをしっかり考えて、実行に移すようにしました。その間に得た、チームへのさらなる信頼感により、チームワークが強固になり、今日の試合でも勝つことができました。日本一になるためには、やるべきことがいっぱいあると思います。やはりそれを一つずつ、つぶしていくことが必要となります。その中で、私自身ができることは、ディフェンス全体がうまく機能するように声を出すことと、全力でプレーすることだと考えています。
#84 久保田
チームとして、勝たなければいけないという大前提がありました。今年は若い選手を中心としたチームですが、一緒にフィールドに立つ以上は、若手もベテランも関係ないですし、初戦はいろんなことがありますので、たとえ失敗しても思いっきりやれればいいなと考えていました。立ち上がりはよくありませんでしたが、いいところでパスが取れて、よかったです。とにかく、ボールが飛んできたら取る、味方を進めるために相手をブロックする、といった基本のことができ、それが結果的にいい方向に行っていれば嬉しいですね。
夏の合宿は、普段とは違い、4日間連続して練習をするので、大変でした。しかし、パールボウル制覇後、もう一度、気持ちを引き締め直すことができたと思います。リセットして、新たにチームの勢いがついき、秋への自信につながっています。とにかく自分たちの力を100%出せば、結果はついてきますし、相手がそれを上回っていたら、仕方ないと思います。今まで、100%の力を出さずに自滅するパターンが多かったので、自分たちの持っているものを全て出すことだけだと思います。日本一に向け、まずはチームとして、個人として、今日の反省点を洗い出すことが大切です。できなかったことを見つめ直すことで、次に失敗をなくし、100%で臨めればと思います。
ファンのみなさんが盛り上がると、私たちのテンションも上がり、いいプレーにつながります。飛び抜けた強さを持つチームではないものの、徐々に進化をしています。その進化には、みなさんの応援が欠かせません。これからも引き続き、応援をしてください。
インタビューア:長富 怜子




