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RB#28進士

パールボウルトーナメント第2戦 vs.鹿島ディアーズレポート

試合日 2006年5月14日(日曜日) 会場 アミノバイタルフィールド
天候 曇り 観衆 875人
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ 0 7 3 10 20
鹿島ディアーズ 0 0 7 0 7

前日に準決勝進出チームが3チーム(シーガルズ、オンスカイ、シルバースター)決まり、最後の準決勝進出をかけた予選ブロック最大の注目カードとなった。
2年前のパールボウルトーナメントではディアーズに7-10で破れているだけに借りを返したいところ。

雨天が心配されたが、午前中から晴れ間も時々見え、絶好のコンディションでスタート。
ディアーズのキックオフで試合が開始された。

まずはフロンティアーズ攻撃が相手陣に攻め込む。QB#16月野からWR#88河瀬、#80米山へパス、RB#20森本のランがテンポよくゲインし、一気に相手陣まで攻め込む。しかし、ディアーズもしぶとく守りQB月野の失投を見逃さず、相手DB#26鹿島がインターセプトで得点させず第1Qは0-0。
ディアーズ攻撃はランを中心にランフェイクのパスを織り交ぜゲインを狙うが、フロンティアーズLB#45鈴木を中心とした攻撃的な守備が堅く攻め込めない。

第2Qに入りフロンティアーズがWR#80米山、#84久保田へのパスで相手陣へ入り、最後はRB#28進士へのスクリーンパスからのゲインでタッチダウン。均衡を破った。

その後もフロンティアーズ攻撃が攻め込むもののエンドゾーン内でのDB#24佐野のインターセプトでディアーズもしぶとく守り、そのまま前半を7-0のフロンティアーズリードで折り返す。
前半はフロンティアーズが優勢で守備はディアーズの攻撃を全て4thダウンのパントに抑える完璧の出来。殆どディアーズ陣内でのプレイであった。攻撃も殆どのシリーズをディアーズ陣までドライブするが、1度のFG失敗。2度のインターセプトを喫し、1TDに抑えられたのは痛かった。

後半はフロンティアーズのキックオフで再開。
勝負どころでのRB森本のランなどでゲインし、早々にFGをK#17長谷が決め、追加点を挙げ10-0とする。

しかし、ここからディアーズに反撃される。
10プレイ以上連続してプレイを続けジワジワと攻め込まれる。なんとか粘るものの、最後は相手RB#11曽根がねじ込まれTDを許し、10-7と追い上げられる。
続いてのシリーズもフロンティアーズ攻撃はパントに追い込まれ、ディアーズ攻撃に攻め込まれフロンティアーズ陣内へ。
フロンティアーズはLBが早い出足で守るものの要所でのパスが止められない。
しかし、何とか粘りディアーズを4thダウンの攻撃まで追い込む。

ここでディアーズの選択はパス。

フロンティアーズはLB#23山口らがプレッシャーをかけ、相手QB#10尾崎をQBサックに抑え、守りきった。
勢いにのるフロンティアーズはここでQB月野からWR#86清水へパスを決め、そのまま清水はエンドゾーンを走りぬき、47ヤードのタッチダウン。膠着状態を破った。

その後、ディアーズの追い上げもフロンティアーズDB#26植木のインターセプトで切り抜け、更にFGの3点も追加し、フロンティアーズが20-7で激闘を締めくくった。

攻撃はQB月野のパスが冴え、WR清水、河瀬、金田らのランアフターキャッチでゲインを重ねることができた。また、RB進士の躍動感あふれる走りに加え、3rdダウンショートなどではベテランRB森本が決めるなど、若手とベテラン陣が良くかみ合っていた。

守備ではLB鈴木、青木らのアグレッシブなブリッツも効果的で相手QBにプレッシャーをかけ続けた。また、ロングゲインを一度も許さなかったのは全員が最後までボールキャリアーに集まり続けた成果である。

また、Xリーグを代表する攻守ラインユニットを持つディアーズに対し、辛抱強く戦った攻守ラインメンも賞賛に値するだろう。

攻守蹴の全てにおいてフロンティアーズはディアーズを上回ることができたが、相手陣まで攻め込んでおいてはいるが得点を挙げられないなど、相手陣に攻め込んでの攻撃面は課題を残したので次戦に向けて修正したい。

これでフロンティアーズは3年ぶりにパールボウルトーナメント準決勝進出を決め、5月27日に決勝進出をかけて、アサヒビールシルバースターと対戦する。

文章:富士通フロンティアーズ

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コーチ・選手のコメント

LB #5 青木悠二選手
前の試合と違って、厳しい試合になることは分かっていましたが、チーム一丸となって、集中力を切ることなく、最後までプレーできたことが、1番よかった点です。ディフェンス、オフェンス、スペシャルチームみんながお互いを信じ合い、チームを信じてプレーできたことが勝利に繋がったのではないでしょうか。この次も同じような気持ちで頑張りたい。私個人としては、昨年までのDBからLBに変わったこともあり、「とにかく思いっきりやろう!」という気持ちを持って、試合に挑みました。悪いところもありましたが、周りの選手が声をかけてくれたことで、良い面も出せたと思います。ただ大学の頃に少しだけやったことがあるので、LBに対する戸惑いはありませんでした。次の試合の出場も、まずはチーム内で勝ち残れるように頑張り、勝利の喜びを分かち合いたい。

LB #13 平井基之選手
一戦目はケガで出られなくて、約1週間しか練習しない状態で二戦目に入ってしまったので、今日の出来に点数をつけるとしたら、30、40点ですね。やはりミスも多かったので。もちろん良いところもあったので、次の試合までには、さらにレベルを上げて、もっといいプレーをしたいです。
次回対戦するアサヒビールシルバースターは、昨年のトーナメントで負けているのですが、今の波に乗っているチームなら、勢いで勝てると思います。ファンのみなさんの期待に応えられるように頑張りますので応援よろしくお願いします。

WR #88 河瀬聡選手
キャッチ後、一発で持っていけなかったのは、まだ自分の甘い部分だと思います。ただ、ボールを全部取る、地味だけど少しずつでもゲインするといった、最低限の仕事はできました。できること(やるべきこと)はたくさんあるので、次の試合に向けて頑張りたいです。
自分自身の目標として「去年とチームを変えよう!」ということを掲げています。去年は波はできつつあったものの、落ちたら落ちるだけでした。今年はメンタル的にも強いチームにしたいと考えていて、みんなの意識改革ができればと思います。また、「もっともっとできる」といった満足しない気持ちが持てるようにしたいです。チーム全体としては、もっとバカになって、前に出ていこうとしています。
準決勝に進みましたが、日本一になれなければ、意味がありません。とにかく一番を目指したいです。

LB #45 鈴木將一郎選手
毎年ファイナルに行く鹿島に好ゲームができ、勝てたことで、チームが成長できました。今チームが前進している状態にあるので、次の試合もいい感じでいけると思います。
今日はQBに対してプレッシャーをかけていこうという意図で、ディフェンスがプレーできたのはよかったです。相手のオフェンスが地道にコツコツくるタイプなので、それに対して、うちが最初にアドバンテージを取れた状態で、最後まで試合を進めることができたので、オフェンスにもいいリズムを持って行けました。
次もみんなで絶対に勝つと信じています。

OL #77 東城選手
個人的には、レッドゾーン(相手陣深く)に入ったときに、オフェンスが攻め切れなかった部分があるので、そういうときにオフェンス全体をまとめる気持ちがもう少し必要だったと感じています。前回と同じ課題が残ってしまいました。ただ、チーム全体としては、良いときも悪いときも全員で乗り越えることができたのでよかったです。
入社した年にパールボウル制覇して以来の次のステップなので、準決勝に進めたことは嬉しいですね。いまチーム全員でやろう!という気持ちがあるので、やっていて楽しいですし、上に進むだけの力があるチームだと思います。
今年は「フロンティアーズ愛」というスローガンの下、プレーしています。フィールド上でチームへの愛を表現できるのは、自分たちだけですが、ファン、コーチ、マネージャーなどの支えなしでは勝つことはできません。ぜひみなさんも「愛」をもって、応援し続けてもらえると嬉しいです。

インタビュー:長富 怜子