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試合後、整列した選手に浴びせられたブーイング。それは何を持って良しとするのかが曖昧な試合にありがちな反応。
監督は、選手は、協会は、サポーターは何を求めてこの試合に臨んだのか?王国をねじ伏せるようなホームチームの圧倒的な勝利か、それとも数日前の韓国のように守りに徹してでも得る勝利か?試合は結局0-2で敗北。あいにくだがフットボールはそれほど甘くはない。
失点は全てミスだった。前半12分、名波が中盤でルーズボールを何を思ったか後ろ向きのまま自らボールを浮かして処理しようとする。ブラジルのコンセイソンがこの軽率なプレーを見逃すはずがない。すかさず体を当ててインターセプト。ボールを受けた元ヴェルディ・アモローゾはこのままトップスピードで30mをドリブル(まさに超高速!!)。待ちかまえていた秋田はゴール前に走り込んだジュニオールとどっちをケアしようか一瞬迷い、結果的にぶっちぎられてしまう。アモローゾのシュートは角度的に難しい位置だったがボールは逆サイドのネットに正確に突き刺さった。必死で追いかけた名波がゴールポストを蹴って悔しがっても後の祭りだ。
追加点は後半2分、ブラジル・リバウドの右コーナーキックから。これを初代表のGK下田がかぶってしまい、ファーサイド・フリーのエメルソンにヘッドで決められた。下田は他の場面では超決定機をセーブしたりして初出場にしては落ち着いたプレーをしていただけに、まさに痛恨のミスだった。(GKだけはブラジルより上だったのでは?)
しかし何もかもが悪かったわけではない。ブラジルから本気のマークを受け何度も倒されながらも、中田は正確で決定的なパスを何本も通し、さすがとうならせるプレーを披露した。また積極的にシュートも狙っていた。
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右サイドを担った伊東も、話題のフェリペの攻撃を押さえ込んだだけでなく、中田とのコンビプレーで右サイドを駆け上がり正確なクロスをあげ(28分、40分、54分)十分にその能力をアピールした。
惜しかったのは前半ロスタイムの決定機。相馬のアーリクロスを中山が体をはってボールに飛び込む(中山は反転して肩から落下!)。こぼれ玉に走り込んだ中田がフリーで放ったシュートは大きくゴールマウスの彼方に消えていった。これが決まっていれば前半1-1となり後半のゲーム展開が大きく変わったと思われるだけに惜しいシーンだった。
前半守備に大忙しだった日本の状況を考えると、ほとんどの時間消えていた城を責めるわけにはいかないかもしれない。しかし交代で入った呂比須の存在感を見るとその起用には懐疑的にならざるを得ない。
ほんの8分しか時間を与えられなかった柳沢の起用はもっと問題だ。この試合の意味はまさにここに求めるべきではなかったのか?!「新しい選手の実戦配置と経験。」下田の起用に異を唱える人は多くはいまい。柳沢や奥、安藤や三浦が最強の敵を相手にどこまでやれるのか。中途半端な勝利への期待のおかげでその成果さえ台無しにしてしまったのは残念でならない。
日本の中盤での守備がブラジルの個人技にまったく通用しなかったのも忘れてはならない事実。数的プレス戦術がリバウドのドリブルに何度引き裂かれたことか。そして全体の印象としてイタリアでもまれている中田と他の日本選手の成長グラフの角度に明らかに差があるような気がした。新しい選手の出番が少なかった事による単なる先入観であることを祈りたい.......
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