「ドッジボール」という青春
本日は5時半起床で高松へ取材のため出張。松山市生石小学校のドッジボール部を追っかけていました。普通のスポーツ取材だと思っていたら・・・意外なところに面白く悲しいドキュメントが待っているものです。
生石小は、昨年まで12年連続で全国大会に進出し、全国でも有数のドッジボール先進校。なのでとにかく、愛媛県、ひいては四国4県の小学生ドッジボール界では、「生石を倒す」ことを目標に1年間練習に明け暮れるんだそうです。
今日行われたのは、四国4県の代表32校が集まり、全国大会に進出する2校を選出する四国大会。4校ずつの8ブロックに分かれ予選トーナメントを行い、各ブロック勝ち点1位の1校、計8校による決勝トーナメントで、決勝進出2校が全国大会へ…というルールです。
まず、"ドッジボール"という競技そのものがとても面白い!!みんな、昔小学校の昼休みに絶対やってたでしょ?あれです。あれなんですけど、競技だけあってとてもルールが厳格。ラインを踏んだりボ−ルがちょっとでもラインに入っても、相手ボールになります。顔面ヒットは試合が一時中断。審判も主審線審あわせて6名体制でジャッジします。ちなみに12人制。男女混合のチームが大半です。試合時間はなんと5分(予選は1セット、決勝トーナメントは3セット制で2セット先取したチームの勝利)。非常にスピーディーです。
スポーツには、それぞれのチーム・選手にドラマがある、と言いますが、このドッジにもそれが当てはまっていました。彼らは小学校高学年の数年間を、すべてここにぶつけているんだそうです。放課後はとにかく練習、練習。毎年毎年、春の四国大会に向け、生石小チームは「全国大会進出」を、四国の各チームは「打倒生石」をそれぞれ目標に、ドッジに情熱を傾けていました。それは監督・コーチ・ご父兄など、チームを支える大人たちも一緒。たかだかスポーツと侮ることなかれ、彼らの力のいれ込み方は、本当に半端ではありません。一生懸命指導し、一生懸命支え・応援し、そして一生懸命戦う。各者各様に、目標に向かって熱く一点に向かう姿に、本当に感動を覚えました。
結果から言うと、生石小は残念ながら準決勝で敗退し、全国大会には行けませんでした(3位決定戦にも敗れ、結果四国4位)。準決勝1セット目は9-8と一人差で辛くも勝ったのですが、2セット目を同点延長のサドンデスで落とし、そのショックが尾を引いたのか、3セット目もおとして敗退となりました。全ての試合が終わって、監督が選手みんなを集めてかけた言葉が忘れられません。「お前たちは今まで努力してきたんだ。その努力を忘れるな。今日の負けに負けるヤツはオレが許さん」・・・小学生にかける言葉とはとうてい思えませんが、しかし彼らはそれを理解するだけの精神力をこの監督にたたき込まれているんです、わずか11〜2才にして。そこまで育て上げた監督やご父兄、そして成長した彼らの姿が、目に焼き付いて離れませんでした。最後に、この試合でチームを引退する6年生一人一人に握手を求める監督・・・みんな泣いていました。撮影という傍観者でなければならない自分も、(本当はいけないんですが)感動で涙が流れそうになってしまいました。
実はまだまだほかにもいろんなところで様々なドキュメントが繰り広げられていたのですが、これはとてもじゃないけど書ききれないボリューム(ここまででもいい加減長い(-_-^)なので割愛せざるを得ません。ただ「一生懸命物事に打ち込む熱い気持ち」を忘れたくない、という自戒も込めて長文とさせていただきました。この模様は来週3/8のニュースで放送予定です。ぜひご覧下さい。
Posted: 日 - 2月 29, 2004 at 12:39 午前