これに反して、非定型欠神はこれのみが単独で起きることは珍しく、転倒発作などの重症なてんかん発作に付随することが多いようです。
脳波ではしばしば棘徐波が見られますが、定型欠神の時のような形の整った3Hz棘徐波ではなく、2-4Hzの帯域を持った不規則な波形が一般的です。
非定型欠神の症状も定型欠神に類似していますが、そのほかの大きな発作の合間に、ときどき患者さんが数秒間ぼうっとすることが多く、脳波所見と合わせれば、両者を区別することは容易です。
非定型欠神に転倒発作や全身けいれんなどを伴うときは、小児では、精神運動発達の遅滞につながることがあります。
抗てんかん薬で発作がコントロールされないときは、外科的治療を考慮すべきです。
手術の時機を逸して、あまりに大脳機能の荒廃が進行すると、手術をしても大脳機能の回復が余り期待できなくなります。