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ルーチン・メンテナンス
このセクションは定期的なインターバルにおいて注意が必要な給油とメインテナンスの仕方の詳細を説明します。
規則的なメンテナンスの重要性は決して大げさな事ではありません。TVRの走りの満足、ハイパフォーマンスは、メンテナンスから受ける配慮に大部分は依存します。したがって、このセクションの中で詳述された指示に対して注意深い配慮が払われ、提示された期間でサービスが行なわれることを推奨します。
毎日
エンジン
エンジンオイルレベルを確認します(図15)。車を水平にしておき、ディップスティックにてオイルレベルを確認します。ディップスティックを引き抜き、きれいな布で拭います。それを戻し、再び引き抜きます。
ディップスティックのオイルの下限で示されたマークがサンプ(オイルだまり)のレベルを示しています。もし必要ならば、オイルを給油口から足します(図16)。ディップスティックのフルマークよりも上にオイルレベルを上げてはいけません(図15)。(飛び出したオイルは捨てます)。その一方で、Fillマークよりも下のDanger区域にオイルレベルを絶対にしてはいけません。
注意ーほとんど全てのモーターオイルは添加剤を含んでおり、推奨されたブランドを混合することが許容可能である一方、それは望ましくありません。もし、他のオイルブランドに交換するのであれば、オイルを排出しオイル会社が要求する洗浄をしたときに行うべきです。


ラジエーターレベル
警告:冷却水が熱いときはシステムが加圧されているため、そのときにラジエーターキャップを外す事はとても危険です。ラジエーター・フィラーキャップを取り外し(図17)、もし必要なら、ラジエーターチューブの上まで冷却水を足します。カルシウムが冷却システム効率に影響するため、硬水にかわり軟水を使用するのに望ましいです。
毎週
タイアの空気圧
タイアの空気圧をチェックします。
It is important to maintain the correct tyre pressures both form
the operation of the vehicle and as it is now.
正確なタイヤ圧力を維持することは乗り物の操縦とas it is nowの両面から重要です。さらに不正確にタイヤを膨張させてもだめです。タイアが冷えているときに、またそれらが通常走る温度に到達していないときに、タイアの空気圧を調べます。
タイアの空気圧は、
フロント:22lb/im^2(1.55kg/cm^2)
リア :24lb/im^2(1.69kg/cm^2)
バッテリー 電解液レベル
バッテリーセルの電解液のレベルを調べます。もし必要であれば蒸留水でセパレーターがカバーされるまで満たします。
under no circumstances overfill above this level
このレベル以上に入れる状況のないように。
警告:水の中の不純物がプレートを傷つけて、バッテリー寿命を短くするため、バッテリーの補給には生水を使用しないでください。
ブレーキフルードレベル
油圧ブレーキのためのブレーキ・フルード・リザーバー(図18)はエンジン・コンポーネントのリア・スカットルに取り付けられています。リザーバーのフィラーキャップを取り外し、リザーバ−のフルードがシリンダーの示すレベルよりも下でないか確認します。
警告:ブレーキフルードが車体の塗装に付着しないように注意
クラッチ・フルード・レベル
エンジン・コンポーネントのリア・スカットルに位置するマスターシリンダーでクラッチは操作されています。マスターシリンダーに組付けられているリザーバータンクにブレーキフルードは貯められます。重要な事は、フルードがシリンダーに示されているレベルよりも下回らないことです。
警告:クラッチフルードが車体の塗装に付着しないように注意
3000マイル(5000KM)毎
ドライブシャフトのユニバーサルジョイントにグリースを注入
6000マイル(10000KM)毎
エンジン
注意:Under certain adverse conditions
which is conductive to oil dilution and sludge formation,a
more
frequent oil charging of
3000 miles is advised.
オイルの稀釈やスラッジの形成につながる、ある悪条件の下では、3000マイルより頻繁な給油を助言します。
考慮の条件は以下のとおりです:
1)都市部での低速走行に車が使われるとき
2)ゴー・アンド・ストップ走行。特に冷たい天候時
3)ホコリの多い地域
油が熱く、したがって自由に流れるとき、オイルの排出は走行の終わりに行なわれるべきです。
1.サンプのドレイン・プラグとオイルフィルターキャップを外し、オイルを流し去ります(図20)

2.オイルフィルターのセンターボルトを外します(図21)

3.ケースとフィルター・エレメントとラバー・シール・リングを外します
4.ケースをガソリンで洗い、乾かします
5.新しいシール・リングとエレメントを付け、清掃されたケースに置きます
6.ゲーシングをケースハウジングに提供し、センターボルトに位置を決めます
7.ボルトを締めます
8.サンプ・ドレイン・プラグを戻し、閉めます
9.フィラーキャップをガソリンで洗います
10.乾かし、きれいなエンジンオイルに浸します。余分なオイルを振り落とします
11.許可されたオイルを正しいレベルまで満たします
12.フィラーキャップを元に戻します。エンジンをスタートさせ、オイルの漏れがないか確認します
ディストリビューター ポイント
1.ディストリビューターキャップとローターを外します
2.アジャスティング・スクリューをゆるめコンタクト・ブレーカー・アーム・ヒールをカムの一番高い所に確実に動かします(図22)

3.コンタクトポイントのクリアランスを0.025in.(0.64mm)に動かして固定します
4.アジャストスクリューを閉め、ギャプを再チェックします
ノート:もし、コンタクト・ブレーカー・ポイントが焼けていたら交換キットを使用します
燃料フィルター
1.燃料ポンプ上のクランプナットを緩めます(図23)
2.ガラス容器を取り外し、沈殿物をポンプ本体やフィルタースクリーンからガソリンを使用して清掃します
3.ガスケットを確認します
4.フィルタースクリーンとガラス容器を元に戻します
5.クランプナットを締めます
バルブ・クリアランス
注意:エンジンが暖まっているときにバルブ・クリアランスを計ります
1.ロッカー・カバー・リテーナー・ねじ、エアフィルター、スロットル・リターン・スプリングを取り外します
2.ロッカーカバーを取り外します(図24)

3.スパークプラグの接続を外し、取り外します
4.バルブ1(排気)とバルブ6(吸気)が開くまでエンジンを回転させます(図25)。バルブ3(吸気)を0.012in.(0.31mm)そしてバルブ8(排気)を0.022in.(0.58mm)に調整します

5.バルブ3とバルブ8が開くまでエンジンを回転させます。バルブ1(排気)そしてバルブ6(吸気)のそれぞれのクリアランスを確認します
6.バルブ2とバルブ4が開くまでエンジンを回転させます。バルブ5(排気)そしてバルブ7(吸気)のそれぞれのクリアランスを確認します
7.バルブ6とバルブ7が開くまでエンジンを回転させます。バルブ2(吸気)そしてバルブ4(排気)のそれぞれのクリアランスを確認します(図26)
調整は以下のようにします
1)ロックナットを緩めます
2)隙間ゲージをバルブヘッドとロッカーヘッドの間に挿入します
3)アジャスト・スクリューを(隙間ゲージの出し入れの感触が)
スムーズになるまで回します
4)ロックナットを締め、クリアランスを再確認します
8.上記の調整をたどり、全てのネジがきちんと締まっているかロッカーカバーがきちんと収まっているか再確認します
スパークプラグ
1.スパークプラグのギャップが0.023in.(0.58mm)なのを確認します
2.プラグがきれいかどうか確認し、エンジンの所定の位置に戻します
3.スパークプラグのコードを再接続し、ローターアームとシストリビューター・キャップを戻します
4.エンジンをかけ、ロッカーカバーの周囲にオイルの漏れがないか確認します
5.エンジンを止め、ファンベルトのテンションを確認します(図27)。ジェネレータとウォーター・ポンプ・プーリーの中間で約1/2in.,(13mm)たわむようにします

調整は以下のようにします
1)フロントとリアの下側マウントボルトを緩めます(図28)
2)アジャストボルトを緩めます
3)ジェネレータを正規のテンションになるまで動かします
4)ボルトを締めます
6.アメリカの車のみ。サーモアクター(thermactor)ドライブ・ベルトのテンションを確認します(図29)。ファン・プーリーとドライブ・プーリーの中間で約1/2in.,(13mm)たわむようにします。

調整するには以下のようにします
1)マウントボルトとナットを緩めます(図30)
2)エンジンのアジャスト・アーム・マウンティング・ボルトを緩めます
3)サーモアクター(thermactor)のアジャスト・アーム・ボルトを緩めます
4)サーモアクター(thermactor)を正規のテンションになるまで動かします
5)ボルトを締める
キャブレター・スロー系・調整
1.エンジンが通常操作での水温になっているとき、目的のアイドリング回転に向けてスロー系のネジを調整します(図31)

2.回転数を調整するスクリューをエンジンが苦しげ(イレギュラーででこぼこした回転という意味)になるまで緩めます
3.その後、エンジン回転を再度調節するまで、適切なエンジンアイドル回転を得るためにスロー系ネジをを回転させます
4.納得するエンジン・アイドル回転が得られるまで上記の操作を繰り返す。ガイドとしてエンジン回転は600~750rpmの間であること。
エアフィルター
エアフィルターは紙のエレメントタイプです。清掃は以下の通りです
1.トップカバーを外します(図32)

2.エレメントを取り外します
3.エレメントを交換します
4.カバーを取り付けネジを締めます
注意:紙エレメントは、車の使用状況にあわせて定期的に交換されるべきです。
バッテリー
バッテリーの点検。バッテリーは以下のような一般的な点検をするべきです。
1.バッテリーの外側がきれいで亀裂のないように、特にターミナルのまわりの腐食のないように確保されている事
2..バッテリーの比重を比重計を使用して検査する。もし、比重計のレベルが1/4in.(0.7mm)より少ない場合、蒸留水をバッテリーに補給しなくてはならない。また少なくとも検査の1時間前に充電しておきます
3.スケールフロートをマークするために液体比重計に電解質を十分に与えます。全てのセルに繰り返します
4.以下の表は華氏60度(摂氏60度)での比重系とバッテリーのコンディションの関係です
比重バッテリーコンディション
1.280フルチャージ
1.24075%チャージ
1.20050%チャージ
1.16025%チャージ
1.120放電
注意:もし電解質の温度が華氏60度(摂氏60度)から様々だった場合、以下より読み取り調整します
華氏60度(摂氏60度)より上では、毎・華氏10度(摂氏5.5度)に対して毎・0.004追加する。逆に華氏60度より下の温度では同じ量を引いてください。
5.もしあるセルが残りのセルより約0.030下の場合、それはおそらく不調です。延長充電はそれを復活させるかもしれません。もし、数値が不揃いで、他のセルより0.05低い場合はそのバッテリーはこのさき使えません。数値が低いにも関わらず、もしかなり一定に読める場合、そのバッテリーはおそらく大丈夫で、再充電を行います。この章は、バッテリー・ターミナルにワセリンを薄く塗っておくことをアドバイスします。
クラッチペダルの遊び
ペダルのパッドからクラッチの手応えがあるまでおおよそ1/2in.(13mm)の遊びが必要です。もし、これの調整が正しくない場合、クラッチの早期摩耗か、他のトラブルが残ります。

ギアボックスのオイルレベル
車が水平になっているときにギアボックスのオイル量を調べます。ギアボックスのオイルを調べるには以下の手順です。
1.オイルフィラー兼プラグを取り外します
2.オイルフィラープラグのネジの下部までオイルがあるか確かめます
3.オイルフィラー/プラグを元に戻します

ディファレンシャル
車が水平になっているときにディファレンシャルのオイル量を調べます。オイルフィラー兼プラグを取り外し、オイルフィラープラグのネジの下部までオイルがあるか確かめます。

ブレーキ
油圧ブレーキはフロントに、ドラムブレーキはリアに装着されています。ブレーキペダルで与えられた圧力は油圧システムを通してブレーキを操作します。ハンドブレーキはケーブルによってつながれており、リアブレーキのバックプレートに組み込まれているリバースのための機構を補償しています。ハンドブレーキは油圧システムとは独立してリアブレーキのみの操作に用いられます。
フロントブレーキの調整
車に装着されているディスクブレーキはセルフ・アジャスティングになっています。シューの交換はパッドの厚さが 0.125in.(3mm)以下のときに行われるべきです。
パッドの交換(図36)
1.自動車の正面をジャッキアップし、フロントホイールを取り外してください
2.保持するピンを取り外し、パッド・リテーナーを取り出します
3.キャリパーからパッドを引き抜きます。
4.ピストンをキャリパーへ押し戻し、新しいパッドを取り付けます
5.パッド・リテーナーを取り付け直し、リテーナー・ピンを確実に装着してください
6.フットペダルに手応えがあるまで踏み込みます

リアブレーキ
オイルとグリースで汚れているブレーキシューはブレーキの効き目を損ないます。ブレーキが効くためには、ドラムとパッキング・プレートが完全にガソリンで洗われてきれいであり、ブレーキシューが新しくなくてはなりません。シューを交換するとき、シューの背後のプル・オフ・スプリングを図37のように正しい穴に引っ掛けなくてはなりません。

調整
過度なフットブレーキもしくはハンドブレーキのトラベル(踏み込み量)は、リアブレーキの調整が必要な事を示しています。両方のリアブレーキには、図38のバッキング・プレートのリアにアジャスターが配備されています。ブレーキシューを調節するためには、シューがドラムに対して固く締まるまでアジャスターを時計回り(右)に回してください。次に、ドラムを自由に回転することができるまで、1ノッチづつアジャスターを緩めます。
注意:デフおよび車軸オイルのアクションによって引き起こされた後輪に一定の抵抗があり、ブレーキ抵抗とこれを混同してはいけません。
ハンドブレーキの調整
リアブレーキ・シューの調整後、ハンドブレーキの再調整を行います。もしケーブルのゆるみが残っていたら、ハンドブレーキケーブルを再調整します。張りすぎないようにしてください(ワークショップマニュアルを見るか、TVRディーラーで見てもらってください)。
油圧システムのエア抜き
油圧システムは、パイプの連結を外したりペダルがスポンジーになったとき、エア抜きが求められており、図39にあるようにそれぞれのホイールシリンダーにエア・ブリードがついています。

1.ブレーキのエア抜きの前にハンドブレーキをかけます
2.マスターシリンダーのリザーバーのブレーキ液はレベルより確実に上にあるようにします
3.ブリード・ニップルをきれいに拭い、小さな径で短い長さのチューブを取り付けます
4.ブリード・ニップルを半分緩めます
注意:エア抜きの最中はリザーバーのレベルは急に下がります。レベルを半分以下にしないよう、大気に触れないよう容器に入ったブレーキ液を定期的に確実に補充します。補充が完了したら直ちに、沸点を下げないように残ったブレーキ液の容器を密閉します。
5.素早く連続的にペダルを、以下のように長くもしくは短く操作します
1)2〜3回短く素早くストロークさせてからペダルをフルに踏み込みます。次に、ペダルが自然に戻るのに任せます(足は離します)
2)ガラス容器にブレーキ液が排出されるのを観察し、全てのエアが抜けたらエア抜きは完了です
3)ブリード・スクリューを確実に締め、ニップルからチューブを外します
4)マスターシリンダーをブレーキ液で満たし、ブレーキシューを調整し、走行テストをします
ステアリング・ユニット
スタアリング・ユニットの給油は以下の通りに進めます。
1.ステアリング・グリース・ニップルにグリースガンを取り付け、5回ストロークします(図40)。
注意:注油のし過ぎはラバーにダメージを引き起こします

フロント・ハブ
車の前側をジャッキアップします
1.フロントホイールの一つを外します(図10)
2.ブレーキ配管の接続を外し、キャリパーを取り付けるボルトを緩め、キャリパーをディスクから取り外し、ブレーキの配管を取り付けるのに便利なポイントで縛ります。キャリパーとバーチカル・リンクの間に取り付けてあったシムの数を控えておきます
3.図42を参照し、グリース・キャップ(1)をこじ開けます。スプリット・ピン(2)を取り外します。溝付きボルト(3)を緩め、Oワッシャー(4)を取り外し、アッセンブリーをスタブ・アクセルから引き抜きます

4.ハブベアリングから全てのグリースを洗い流します
5.よく回転するようにグリースをハブとベアリングにつめ、再度組み込みます
6.ハブを回転させ、手応えがあるまでナットを締めたのち、ナットを半回転ゆるめ、新しいスプリット・ピンを取り付けます
7.ブレーキキャリパーユニットを再度取り付け、分解の最中に取り外してあったらシムを組み付けます
8.タイアを取り付け、ジャッキを戻し、反対側のホイールハブに同じ事を繰り返します
リア・ハブ(図43)
1.排出口からグリースが飛び出すまで、グリースガンで供給します。
2.同じ事をもう片側のリアハブに行います

点火時期のチェック
警告:サームアクターユニットが取り付けられている車は(米国のみ)、イグニッションの調整やバルブタイミングの調整を試みないように。FORDかTVRディーラーにて行ってください。
サーモアクターユニットのない車向け
ディストリビューター・クランプ・ボルトをゆるめる(図44)。エンジンをクランクシャフトプーリーのマーク(図45)とエンジンブロックの投射角が8度のB.T.D.Cの設定になるまで時計回り方向に回す。

ボディーワークとサスペンション
1.給油チャートが示すグリースニップルに給油します
2.ドアヒンジにエンジンオイルを薄く塗ります
3.ドアロックとボンネットロックのメカとヒンジにグリースを供給します
4.ハンドブレーキ・ラチェットにグリースを少量与えます

5.ウインド・スクリーンの巻き上げアームのスプリングに少量オイルを与えます
6.アクセルのリンケージに少量のオイルを給油します
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