2004.12.20

●ほねおりぞんの…

「yokochin Dual」、そりゃもう、快適そのものでした.動作はキビキビしているし、ヒートプレート温度は45℃でピターッと安定しているし、CPUに高負荷をかけてもビクともしないし.今まで7455を使ってきた時に比べると、まさに雲泥の差.ヒートプレートの温度計なんて全く必要なかったのです.さらに言えば、「爆風ファン」なんて必要なかったです.3.7Vで駆動されていて、45℃で安定していますから、「爆風モード」で動作することなんて皆無です.

でも、私も欲がありますから、試してみたんですよ、「FSB105」と「1.5GHz駆動」.で、どちらも全然ダメでした.もともと1.33GHzのCPUを使っているせいか、余裕が全く無いようなのです.でも私は「yokochin Dual」に非常に満足していました.ただ1つ、Xbenchで私の前に存在する「ぱっぷさん」、ではなく、わけのわからないゲルマン人.グラフィックのポイントだけが異常に高い.それだけで私の前にいる.なんか、不当なトリッキーなことをやっているに違いありません.大体おまえのCubeは本当にCubeの形をしているのか?

ということで、うつ病持ちの私は、「yokochin Dual」が完成した直後に「燃えつき症候群」にかかってしまったのですが、何とかゲルマン人を倒してみたいという気持ちが、私を普通の状態に戻してくれました.

ゲルマン人を倒すためにはさらなる動作クロックアップが必須です.それをするには、「FSB105」が最も手っ取り早い.でも、「FSB105」と「1.5GHz駆動」はノーマル状態ではダメでした.なら、駆動電圧を上げることで、クロックの高速化に耐えられるバス信号を出すことが出来るのではないか、と私は考えました.

5Vは5.5Vに、3.3Vは3.6Vに電圧を上げることで、信号の伝達が早くなり、「FSB105」や「1.5GHz駆動」ができる可能性があります.

で、電源ICのマニュアルを見ながら計算したのですが、電源基板のR4を27.79Ωに、R7を16.56Ωにすれば、5Vは5.5Vに、3.3Vは3.6Vにすることがわかりました.でも、そんな半端な抵抗は売っていません.会社の製品で、どうしてもここだけ精密抵抗が必要なんや〜、という話であれば、抵抗屋さんにお願いして、±1%の精密抵抗を作ってもらうのですが、自分の道楽のために、1リール3000個の精密抵抗を作ってもらうのはさすがに課長の許可が下りますまい.で、iMacジャンク基板に付いている抵抗の組み合わせで、必要な抵抗値が出来ないか考えてみました.ここからはパズルの世界です.4時間ほど考えて、答えが出ました.

47KΩの並列つなぎ+4.7KΩで28.2Ω、計算上では5.57V、33kΩの並列つなぎで16.5Ω、計算上では3.59V出力を得られることがわかりました.これは、求める理想に非常に近い電圧です.

ということで、駆動電圧を上げるために、またしても、電源カードの改造を開始しました.

光学ドライブの下に眠る2つの電源基板.右側が一般の電源供給用です.左側はCPUのコア電圧と、爆風ファンの電圧を制御しています.
電源基板移行キットから電源基板だけ取り出した状態です.「不要」とされて線だけ切られたフィルムコンデンサの配線が、まだ残っています.
このR4を変更することで、5Vの電圧を5.5Vにします.
このR7を変更することで、3.3Vの電圧を3.6Vにします.
R4変更後の様子です.半田付けへたくそですねぇ.
R7の変更後の様子です.
5V出力は5.5Vになっています.
3.3V出力は3.5Vくらいにしかなりませんでした.
15年前に友人が作ってくれた電源ユニットで、出力電圧の確認をしました.
ヒートプレートを取り付けた電源ユニットです.
本体に組み込みました.いつもそうですが、もう2度と外すつもりはないぞと思いながら、固定用のシリコン樹脂を塗ります.
平和な状態に復帰したCube君です.

で、「FSB105」や「1.5GHz駆動」がどうなったかですが、結局、どちらもダメでした.「ほねおりぞんのくたびれもうけ」の典型です.まぁ、しょうがないとしますか.私はやれるだけのことはやりました.これでだめなら、もうしょうがないですね.

1.4GHz Dualの7457で満足しておけということだと思います(充分満足です).

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