腎不全とつきあいながら   「脳出血版」D

   「ボクの朝」

 

 最近のボクは、透析のドライウエイト(透析が終わった時点での目標体重)も落ち着き、透析のない日と透析のある日(通い方も含めて)のパターンも定まって、まあまあ生活が安定してきているように思います。

 透析に行く日は、朝6時30分に起床し、まずはテレビのスイッチオン。そして「えいやっ!」っとベッドに端座まで一気に起きあがり、その時点でわがiマック(マック製のパソコン)が目の前。「おはよう」のスイッチオン。今や早くも古参機種になりつつあるわがiマックは、起動に時間がかかるので、その間に杖ついて流しへ、えっこらさよっこらさと行き、歯磨きひげ剃り洗顔タイム。耳には朝の情報番組のアナウンサーの声が、何気なく入り続けてる。

 まだまだ水は冷たい! 湯沸かし器があるので使えるのだけれど、なぜかひげ剃りのときしか使わない。歯磨きは水。そして、ひげを剃るときにお湯を使う。その後、顔を洗うときお湯を使えばいいものを、どうもそれでは眼も覚めきらない気がするやら納得いかないやらで水道水をシャワーモード(モードと言うほどしゃれたものではないが)にしてザーッ!っと出しておいて、顔の方からバシャバシャと行くのであります。

 「ヒュエーッ!」とか「アーッ!」などと、わけの分からない悲鳴なのやら奇声なのやらをあげつつ、完全に目覚めるのです。と、タオルを引っこ抜き、顔をふきつつふすまをちょっと開け、テレビの時間に目をやると、時刻は7時プラマイ5分(かなりよい精度)。

 

   「ヘルパーさん到着!!」

 

 いったんベッドに戻って、タオルで顔をふきふきネットをつないで、新聞なんぞをのぞいたり、メールをチェックしたりしていると、ゴンゴンとノックする音が鳴る。

 「おはよーございまーす」と、本日最初のヘルパーさん。朝ご飯の準備をお願いしつつ、着替えを出してもらい、食事作成中にボクはゆっくり着替えてる。

 着替えの作業などというのは、調子がよければ一通り自分でできちゃうが、体調の芳しくないときなどは、ちょっと手を貸してもらうだけでも大助かり。袖をたぐってもらうなど・・・

 やがて朝食ができあがり、ブレックファーストタイムです。食欲は旺盛で、ぺろりと平らげ朝の薬を飲んで、あとは透析に行く時間までボクはゆったり、ヘルパーさんは、朝食の後かたづけ、ゴミ出し、洗濯物が乾いていればたたんでしまってもらっとくという感じです。

 そしていざ、透析に出発のときを迎え、電気・テレビ・パソコン・ポカポカマット・留守電…とお出かけ前チェック。「ヨッコラショ」っと立ち上がり、えっちらおっちら玄関へ。ヘルパーさんはボクの近くにいてくれます。

 黒いジャンパーを引っかけ、チャックは介助してもらい、靴は装具をつけているので、茶色くてソフトな、いわゆる「リハビリシューズ」です。そして部屋を後にして、1階のくせに4段ある階段を慎重に降りて、バスの止まる場所まで超スロー歩行。

 「さぶいねーっ」などとほざきつつ、バスとの待ち合わせ場所まで歩く。転倒という事態は幸い今のところないですが、おっとっと・・・という事態は何度か経験あり。ヘルパーさんがひょいと支えてくれてセーフ!で助かっています。

 バスが来て「そんじゃ、あとヨロシク!(戸締まり用心火の用心)」と言ってバスに乗り込み透析へ行く。

 というのが、だいたいの透析日の朝のボクです。

 

   「本格復帰に向けて」

 

 最近は透析のない水曜日に「仮想勤務(勝手にそう名付けた)」と称して、からだ慣らし、感覚慣らしも兼ねてヒューマンの事務所に朝から顔を出し、事務局会議なんぞに出ていたりして、さらに生活の質の向上を企んでいるところであります。

 春の気配がちらりほらりと感じられるようになってきた今日この頃、花粉症などというものにとりつかれている人も少なくないのではないでしょうか?

 実はボクもそんな一人であります。けど、こんなにしっかり花粉症なのは今年が初めてです。28歳のときから花粉症を自覚していますが、それから昨年(33歳)まではせいぜい眼がかゆい程度でした。ところが今年は花粉症人のご多分にもれず、鼻がムズイ! ティッシュの消費が目に見えて多い! これは障害のみならず、花粉症もバージョンアップかいな?などと思っているのであります。

 この春が来ている証拠とも言える現象とともに、職場の方にも本格復帰に向けて動いていきたいと思っています。

 「MOVEMENT」というテーマを胸に よーし、ここからここから行くよー! おうっ!

 

 

          HOME