|
|
ジョルダン職業訓練技術学院プロジェクト
|
|

|
|
|
|
2002年8月のコラム
|
|

|
中東の水問題 (2)
|
|
|
先ごろトルコ政府は、イスラエルに対し年間5,000万トンの河川水を売却することを決めました。ただし、トルコも決して水が豊富というわけではなく、水問題
(Water Crisis)
は目前に迫っているとの認識があります。そのためダムの新規建設が計画されていますが、それには年間10億ドルが必要とされています。今回トルコ政府が水の売却を決めたのは、政治的な要素が大きかったようです。トルコ政府はこの10年で、巨額を投資しチグリス・ユーフラテス川に22のダムと19の水力発電所を建設してきました。そのため下流のシリアおよびイラクとは緊張が続いています。一方でトルコ政府は、国内における水の有効利用、特に農業用水の使い方について、より近代的な手法が必要だと国民に呼びかけています。チグリス・ユーフラテス川とナイル川の水利権については、流域周辺諸国間で現在もぎりぎりの折衝が続いています。中東の水問題はまさに一触即発の状態なのです。(by
I)
|
|

|
アラブの自動車教習
|
|
|
タクシーみたいに黄色い車で、屋根の上に四角錘の看板が載っている教習車は結構町の中で良く見かける。一応教習場があって発進・停車などの基礎練習の後路上走行となっているらしい。私たち日本人も、車を手に入れた直後には慣れない異国での運転なので指導を受けた事がある。すでにこの国での運転免許を取得した後だったので、いきなり路上。しかも教習車の出前訓練と言う贅沢で。市内を適当に回って安全確認した後は各自の車でもう1周して終了。実に合理的かつ教え方も良かったのに何故か現実のほとんどのドライバーはマナーが非常に悪い。面白いのは、アラブ人の婦人の場合は「教官には女性を指定」できると言う、アラブ独特の女性向き職種を発見できた事。(女性の職場進出は未だに難しいのが現実だから)(by
M)
|
|

|
歩道の意味
|
|
|
この国では歩道を歩くと危険な場合が多い。ど真ん中に大きな植木をボコボコ植えて伸し放しの葉っぱで通行困難な上前も見えず、電信柱のステー(支える為のワイヤー)が首の高さに走り、地面の段差のあるところも多く、足元には将来植木の予定らしき工事の穴ぼこが落とし穴のようにあちこち開いたままになっているから。それでも不思議とけが人が出ない理由は、当然みんな歩きやすい車道の方を歩くからです。しかし、これに一旦慣れると、車道を歩きながらの歩道は花壇のようで結構きれいに感じる事が出来るようになります。こんな私は日本で社会復帰できるのだろうか。(by
M)
|
|

|
下手ックソな散髪屋
|
|
|
大抵の散髪屋ではバリカンで芝生のように刈る事しかしないので、ハサミでのカットを要求するといつも大変な目に合う。私の髪はいつも長い目にするようにしているが、そんな注文の後、日本人の私の直毛を珍しそうにいじりまわしてからどこかへ消えて・・・を2度ほど繰り返していた。要するに、どうしたらよいものか考えあぐくんでいた感じ。彼の作戦はその後直ぐに解った。完全にオールバックに髪をとかし付け、突如後ろから事務バサミ(理髪用ではない!)で無造作に切ろうとし始めた。即座に「あんた! 今 後ろから前髪切ろとしたやろ! あ゛〜〜!?」彼もまた他と同様、長髪をカットする方法を全く知らなかったのである。しかたなく今回も又いつものように後ろだけ切ってもらい、あとは家に帰ってから自分で切る事になった。それでも料金の値引きは無い。(by
M)
|
|

|
ナショナルプロジェクト開始
|
|
|
今週、ジョルダン北部エリアでナショナルプロジェクトである職業訓練コースが始まりました。軍隊などでの基礎訓練(3ヶ月)を終えた1,358名が、イルビド地区のVTC訓練センターで様々な訓練コースに臨んでいます。このナショナルプロジェクトではジョルダンにある12県からそれぞれ1,000名ずつという計算で、合計12,000名に対し職業訓練を行う予定です(VTC担当は10,000名/6〜8ヶ月)。このうち2,000名は女性になります。総予算は1,930万JD(33億円)で、これには訓練生に支払う報奨金80JD/月(最低賃金と同額)も含まれます。ただし、毎月支給されるのはこの半額で、残りは訓練コースを修了したらまとめて支給されるそうです。近々、中部エリア、南部エリアのVTC訓練センターでも訓練生受け入れが始まるものと思われますが、今のところSTIMIにはそういった連絡はありません。"来週から50人受け入れろ"、などと突然言われたら困るのではないかと思いますが、STIMI側はいたって平静です。もう慣れっこ?。(by
I)
|
|

|
中東の水問題 (1)
|
|
|
このほど、シリアのゴラン・ダムからジョルダンのキングアブドゥッラー・ダムへ年間300万トンの水を供給するという合意がなされました。これは先週行われたジョルダンのアブーラギブ首相と、シリアのバシャル大統領の会談を受けて実現されたものです。ジョルダンでは年間11億8,500万トンの水が必要とされていますが、今年は8億5,000万トンしか確保できていません。シリアはこの4年間で緊急援助として1,300万トンの水をジョルダンに供給しています。特に渇水のひどかった1999年は給水量が800万トンになりました。300万トンはジョルダンが必要とする総量からすれば微々たる数字なので、ひょっとしたら新聞の誤植かもしれませんが、それでも確実にもらえるという合意を取り付けたことはとても重要なことなのでしょう。ただし給水の時期については未定だそうです。本当なら水が枯渇する夏季にほしいのでしょうが、それはシリアも同じです。ちなみに、エジプトのカイロでは1,350万人に対し毎日420万トンの飲料水が給水されています。300万トンという数字はやはり微々たるものだなぁと思います。(by
I)
|
|

|
新学期
|
|
|
こちらは9月から学校の新学期(新学年)が始まります。入学準備のためでしょう、スーパーマーケットの一角にも文房具が山のように積まれていました。色鉛筆、絵の具、筆箱、リュックサックなどに加え、世界地図などもありました。こちらの世界地図の特徴は、ずばりイスラエルがないことです。当然ながらそこにはパレスチナと記されています。こういった地図を見るにつけ、複雑な感情がこみ上げてきます。和平の道は遠いなぁとため息が出てしまいます。余談ですが、こちらにはなかなか良いノートがありません。日本の
"大学ノート"
のシンプルかつクオリティーの高さには到底及びません。今日見たスーパーの文房具コーナーでも、スプリングで綴じられたかなり厚めのノートしかありませんでした。紙質もあまり良くありません。ノートが良いから仕事や勉強がはかどるとも限りませんが、少なくとも私は大学ノートと文房具一式を日本から持参しました。それにしても日本は文房具大国ですね。日本人のこだわりの精神のたまものだと思います。(by
I)
|
|

|
新築の家でもやっぱりトラブル(3)
|
|
|
壁が割れてくる。 ・・・地面を掘って地下一階から積み木のように石を積み上げて作る家の為、どの家も強度に問題を抱えている。さらに不等沈下でも起こしたのか、それとも急激な乾燥からか一年も経たないこのビルの内壁に早くもヒビ割れが走り始めた。タイルの場合、不用意に擦ると手を切るから怖い。地下駐車場にも一部ひびが入り、地下水が染み出している。閉まらないドア(もう一度) 完璧に治したはずのドアが、半年後にはドアが傾いてきた。その為ドアの鍵が閉まらなくなった。ドアの蝶番を大工がひん曲げて行ったからのような気がするが,取り付け工事も悪いが木の材質も悪い。当たりの悪くなった所を数ミリ削り落すと直った。しかしこれで傾きが直った訳ではない。(by
M)
|
|

|
新築の家でもやっぱりトラブル(2)
|
|
|
閉まらないドア。ドアがしっかり閉まらないので、大工を呼んでもらったが、ゆがんでいるドアの蝶番にドライバー挟んでひん曲げてムリに合わしクサッタ! 即座に出入り禁止とし、次の大工を呼んでもらった。次の彼はカンナを持っていた。以前のは工具箱一つ持って無かったからレベルはかなり上がったようだ。ひん曲がったドアの当たり過ぎる部分めがけて、当たるを幸い仇の様に削りまくるわケズリまくるワ。見る見る戸当たり部はデコボコのガッタガタ。大工と言えども直線に削るのは高等ワザらしく曲尺など彼は初めから持ち合わせていない。見る見るドアがガタガタになるので止めて帰ってもらった。後は自分で戸当たり用のクッションを買ってピッタリと自分で合わせる。数ミリ以上狂った所はドア金具(特にキャッチャ−)を外して不要部を切断・・・・それから・・・と日曜大工は毎週続いた。(by
M)
|
|

|
新築の家でもやっぱりトラブル(1)
|
|
|
今年からトラブルを嫌って新築の家に引っ越しているが、意外なトラブルが続いている。先ず、水が止まる。 お風呂の水がだんだん出なくなってしまった。調べると出口のストレーナ(先端の網の部分でプライヤー等で廻して外す)に石が溜まっていた。水道管工事がずさんな事が一番の理由だが、初めの数ヶ月はしょっちゅう水が止まる度に分解して掃除していた。次に、使えない洗面。洗面の排水口にバルブが付いている。これで水を止めたり流し去ったりする訳だが、これが開きっ放しか閉まり放しになったままで、業者が来て何度も修理させたが直らない。「そのうちゴムパッキンが水でふやけるから自然に治る・・・・」等とボケかましてたので、「2度と来ないように」言って帰ってもらった。(by
M)
|
|

|
UNRWA指導員に対する技術移転
|
|
|
UNRWAのK専門家が実施するTMC(Training
Management
Cycle)セミナー(8/19〜22)が、アンマンで開催されたので見学させてもらいました。開講式では日本大使も出席され、困難な状況下にもかかわらず、各地から研修に参加した指導員達に激励の言葉を送られていました。参加者は、アンマン、ガザ、ヨルダン川西岸、シリア、レバノンの各地域にあるUNRWA職業訓練センターの幹部・中堅指導員です。特にガザや西岸地区の指導員は、この研修に参加するためにエジプトやヨルダン国境を陸路で越えなければならず大変だったようです。検問所には常に2,000〜3,000人の人たちが待っているため、検問の順番が来るまでに2晩も3晩も検問所近くで野宿しなければならなかったそうです。帰りも同じ状況であることから、皆不安を隠し切れない様子でした。各地に点在するUNRWA職業訓練センターの指導員を対象とした技術移転を十分に実施するためには、解決しなければならない多くの問題があることを再確認すると同時に、困難な状況を克服して参加しているにもかかわらず、熱心に受講していた指導員達の意気込みに頭が下がる思いでした。(by
K)
|
|

|
エクソシスト
|
|
|
エクソシストといえばあの有名な映画を思い出しますが、ここジョルダンでも、エクソシストの呪術的治療により命をおとした少女の話が新聞に載りました。ザルカに住む18才のマリヤムは、胃を患っていました。家族が地元の
"シェイク (Witch Doctor=呪術師 を尊称でこう呼ぶ)"
のもとに彼女を運び込むと、患部に巣くうジンを追い出すためと、シェイクはお香を焚き彼女のお腹を何度も強く蹴りました。うめくマリヤムを見かねた家族はすぐに彼女を病院に連れて行きましたが、治療の甲斐なく絶命したそうです。ジョルダンでは毎年数人が同様の事故で命を落としているそうです。ザルカのシェイクの他にもジョルダンには有名なシェイハ(シェイクの女性形)がおり、病気の原因や遺失物の場所などを見事に言い当てるそうです。シェイクたちはジンの力を借りて不思議な力を発揮しますが、けっして未来の予知・予言はしません。未来を知ることはアッラーの怒りにふれるため、できないのだそうです。(by
I)
|
|

|
ジン
|
|
|
イスラム教では、人間の霊魂が死後に現世を徘徊する、いわゆる幽霊の存在は否定されています。しかし、人間と同様、アッラーにより創造された思考力ある生物として
"ジン"
の存在は広く信じられています。精霊、霊鬼などとも訳されるジンは、アラブの俗信として古くからその存在が認められており、コーランの中でも多様な記述を見ることができます。ジンは普段は不可視ですが、変幻自在にその姿を変え、奇怪な動物の姿、特に蛇の形をとって人前に姿を現すことが多いとされます。知力・体力ともに人間より優れ、悪性のものから善性のものまで様々なジンが存在しますが、善性のジン(イスラム教徒!)に啓発された人間は、詩人、占い師、説教師など、ムスリム社会にとって益をもたらすと考えられてきました。長く空けておいた家にはジンが住みつくという考え方も根強く、STIMIのスタッフでも長旅からの帰宅時には必ず玄関で
"アッサラーム・アレイコム"
と言ってから中に入るという人がいました。こうするとジンが家を出ていくのだそうです。なお、流れ星は悪いジンに対してアッラーが下した天罰の一撃だそうです。(by
I)
|
|

|
空港にて (2)
|
|
|
夕方、クイーンアリア国際空港に到着し入国審査のカウンターに急ぐと、その日はいつになく混んでいました。10個ある窓口がすべて開き、それぞれに20〜30人ほど並んでいます。こんな時はどの列に並ぶか大いに迷うところです。人数の少ない列でも、よく見ると手に家族のパスポートを10冊近く持った人もいるので要注意です。その日は、なぜかトランジットの札を持って入国審査に並んでいる人がたくさんいました。係員も途中でそれに気がつき皆に注意をうながすと、私の列からも10人ほど抜けていきました。この空港にはジョルダン人専用の入国審査窓口がありません。私の前のジョルダン人は外国人よりも入念な審査を受けていて、この国の複雑な事情をかいま見た思いでした。入国審査が終わると、エスカレーターの手前に入国スタンプの確認をする係員がいます。係員が1人のパスポートをなかなか放さないため、狭い通路はたちまち人であふれてきました。聞き耳を立てていると、どうやらその女性はあまりの混雑に嫌気がさして、入国審査を素通りしてしまったようです。アラブだなぁ、としみじみ思いました。(by
I)
|
|

|
アメリカ嫌い
|
|
|
STIMIでジョルダン人と世間話をしていると、知らないうちに
"悪いのはすべてアメリカ"、というオチになってしまうことが度々あります。パレスチナ問題はもちろん、世界の地域紛争からはては日本の景気が悪いのも、すべてアメリカが仕組んだこと、となぜか結論づけられてしまうのです。日本の景気が悪いのは日本人のせいだと思うし今はアメリカ抜きでは経済が成り立たないよ、などと言おうものなら、やはりそれもアメリカの陰謀であると断言されてしまいます。アメリカ嫌いは何もジョルダンだけでなく、中東諸国に共通した国民感情のようです。政治的にはアメリカと深い結びつきのある国がほとんどですが、一般庶民の間ではイラクのクウェート侵攻やルクソールのテロ事件、さらには昨年のアメリカ同時多発テロも、背後にはアメリカの陰謀があったと今でも真顔で語られます。最近の一番の話題は、アメリカ本土に資産を持つアラブ系の人たちが、アメリカ政府による資産凍結を恐れ、銀行預金などを次々と国外に移しているというニュースです。すでに2千億ドルが国外に送金されたということですが、はたして真実は・・・。(by
I)
|
|

|
電球がバリバリ切れる
|
|
|
これは前の家でも同じ。引っ越して4〜5ヶ月の間に10個位ポンポン切れた。もともと粗悪な製品の上、電圧の変動が大きいからと思われる。早ければ数ヶ月で再び切れたこともある。家には予備の電球(6種類)と(ソケットの形状だけでもいろんな国の規格の物が5〜6種類位あるので)各種電源アダプターの買い置きが山のように用意してある。ひょっとしてここの電気屋より多いかも?(by
M)
|
|

|
横断者の恐怖
|
|
|
車で走っていると、横断しようとする歩行者は皆「当たり屋」みたいににじり寄ってくる。運転している方が怖いので、ついスピードを落としてしまうので余計、こちらの車に擦り付くように近づかれる。このタイミングが未だにうまく飲み込めないでいる。歩行者側の要領は、「一定速度で歩く」と言う事らしい。だから危なく見えても、大いに迷惑でも決して走って横断する事は無い。そして車の直後をすり抜ける。そうでもしないと、止まってくれるような車はないからです。それでも横断歩道自体が非常に少なく、まして歩道橋はほとんど無い。「人の頭の上を歩かせたくないからでは?」等の説もあるが、モスク(教会)への横断歩道橋が在ったところを見ると宗教との関連は無いと思われる。結局、事故は多くとも単に「誰も必要性を感じないだけ」のようだ。(by
M)
|
|

|
エンジニア
|
|
|
知人の息子さんが今年のタウジヒに合格し、大学進学が決まりました。知人は
"息子がエンジニアになった"、と大層な喜びようです。日本人ならここで
"おや?"
と思うでしょう。大学に入っただけで何がエンジニアかと、思わず言いたくなります。このひと言をぐっとこらえ、知人にはとりあえずおめでとうを言いました。VTCでも名刺を持っているのは幹部などごく一部ですが、理系の大学を出ている場合
"Eng. (エンジニア)" という肩書きがついています。中には "BSc
(学士)"
を付けている名刺もあって、さすがにマスターくらいでないと名刺に書くには格好悪いかなとも思います。確かに理系の大学に進むのは狭き門ですが、知人の息子さんもここで天狗にならず、謙虚に勉強してほしいと思います。聞けば
"タウジヒ燃え尽き症候群" なるものがあるそうですから。(by
I)
|
|

|
交通事故
|
|
|
夜11時25分、洗面所で歯を磨いていたら、"ドンッ、キュ〜〜、ガシャン!"、という聞き慣れた音が聞こえてきました。急いでベランダに出ると、案の定、家の前の大通りで交通事故が起きていました。どうやら乗用車がミニバスに接触し、その勢いでハンドルを誤って中央分離帯に突っ込んだようです。すぐに車が10台ほど止まり、事故車に駆け寄る人、交通整理を始める人、どこかに携帯で電話をかける人と、いろいろな行動が見られました。すぐ近くにいたのか、2分もしないうちに白バイが駆けつけました。さらに3分後にはもう1台の白バイが到着。事故車2台から人が出てきて、警官2人に対し状況説明を始めました。ここまではとにかく手際が良いのひと言です。その後は延々と現場検証を行っていたようで、どちらが悪かったのかなかなか決着がつかなかったのかもしれません。警官2人は事故車の手前10メートルくらいのところで、道路の真ん中に立ち地面を指さしながらあれこれと考えている様子です。スピードを出して通り過ぎる車から、邪魔だと言わんばかりに派手にクラクションを鳴らされ、両手を振り上げて怒っている姿は少し可哀想でした。0時30分、見るのに飽きたので部屋に入って寝ました。(by
I)
|
|

|
色のイメージ
|
|
|
1年前、このホームページを開設するにあたってまずSTIMI学院長に聞いたのは、トップページの色でした。アラブ人がぱっと見て好意的に感ずる色は何なのか知りたかったのです。学院長は少し考えた後、"青、かなぁ・・・"、と少し自信なさそうに答えてくれました。実際、白と青は世界でもっとも愛される色だそうです。もちろん、青にもいろいろあって、例えばアメリカ人は青と藍色を区別せず、虹は6色と考える人が多いそうです。文化によって差異はあるでしょうが、一般的には赤や黄色の暖色系は
"元気、情熱、明るさ"、青や緑の寒色系は
"理性、清潔、フレッシュ"、などを意味すると言われます。しかし日本人が緑色を平和や生命の象徴として好むのにくらべ、
アメリカでは緑色に人工的とか冷たい人間というマイナスイメージを抱くことも多いそうです。ちなみに、ジョルダン人の子供が描いた絵を見たら、太陽は黄色でした。"そりゃそうだ"、と感心した覚えがあります。"真っ赤に燃〜えた〜、太陽だ〜から〜"、という歌は日本だけかな?。(by
I)
|
|

|
幸せの形
|
|
|
これまでの経験から、アラブ人とは
"一に宗教、二に家族、三四がなくて五に仕事"、といった人々ではないかと思います。彼らの幸せの形は単純明快です。家族と接する時間を削り、労働時間を2倍にして給料も2倍にしようとは、おそらく誰も思いません。どちらかと言えば、同じ給料ならできるだけ仕事はしたくないという傾向も見られます。STIMIのスタッフは皆一様に日本という国と日本人を尊敬してくれています。アジアの小国が世界経済をリードするまでになったのですから、"同じアジア人"
として日本を見習いたいと言うのです。しかし、経済的繁栄の裏にかくされた劣悪な労働事情や生活事情(午前様、接待、リストラ、過労死、ウサギ小屋、物価高騰などなど)を話すと、皆腰が引けてしまいます。なぜそこまでするのかと、真顔で質問されます。そこに疑問を持つか持たないかが
"分かれ目"
だとは思うのですが、それ以上はいつも会話がかみ合いません。これまで日本からジョルダンに多くのODA資金・支援が投入されましたが、果たして日本はジョルダンに幸福な未来を提示することはできたのでしょうか。(by
I)
|
|

|
電池が直ぐに切れる?
|
|
|
家には新しく買った掛け時計が4台あるがよく止まってしまう。この10ヶ月位の間に電池の取替え8回。その内一台はすでに絶命。電池は全て×国製のものだったが、内部の化学変化の影響で変形していた。液漏れしなかっただけ良かったと思っておこう。家にあるリモコン8個のそのほとんどがすでに電池交換している。その他、この国では電圧の変化が大きい為、電気関連のトラブルは非常に多い。ラジオのトランスはつないだ時から使用不能、ビデオのバッテリーに至っては充電器まで死んだ。変り種としては、日本から持ち込んだフロッピー・データの4割が読み込み不能となってしまった。乾燥地域のための静電気の影響と見られる。(by
M)
|
|

|
Jordanではワックス不要?
|
|
|
この国での洗車に、ワックスを使っているのを未だ見た事はない。知り合いに聞いても誰も使っていないと言う。バケツの水と雑巾だけ。めったに売っていないワックスを買って使用してみたが、品質が悪かったので日本から取り寄せている。しかし不思議な事に、強烈な紫外線のこの国で、ワックス無しなのに塗料の劣化等見た事も無い。おまけにウォッシャー液も不要。水に中性洗剤をほんの少し混ぜれば「ノープロブレム。アイアム ×× !?」。(注:洗浄効果が出るほど入れると泡切れが悪いので超危険)(by
M)
|
|

|
Jordan国旗の色の由来
|
|
|
Jordan人に聞いてみると意外な事にいろんな答えが返ってくるので不思議に思って調べてみました。例えば緑色の意味に注目すると、ほとんどのイスラムの国が採用しているにもかかわらず、その意味は異なる。イスラムの聖なる色と言うのが多いが、勇気や繁栄を意味する事で共通する国がスーダン、クエート、パキスタン等が上がってくる。しかしシリア、アラブ首長国連邦、オマーン等ではみどりは豊かな森林と農耕地を意味する。リビアなどは緑一色でこれぞイスラムのシンボルと言う。このようにイスラム圏全体では、同じ色でもいくつかの異なる意味を持っている事が解かったが、彼らにとってはその境目はあまり関心が無かったのかもしれない。さて、Jordan国旗の本当の意味は、赤はマホメット、他の三色はイスラム王朝の色、白い星はコーランの一節を示すそうだ。(by
M)
|
|

|
キングフセインブリッジ
|
|
|
ジョルダンとパレスチナの国境線となっているジョルダン川に、キングフセインブリッジは架けられています。国境の川と言っても、実際ジョルダン川の水はもうかなり少なくなっていて、ほんの小川程度の川幅しかありません。パレスチナとイスラエルの紛争激化以来この橋はずっと閉鎖されていましたが、久しぶりに通行許可のアナウンスがありました。ジョルダン治安当局の発表として現地英字紙に載った記事は、"本日キングフセインブリッジ通行可。8am〜2pm:一般及びトラック、2pm〜8pm:外交官及び人道目的"、というそっけないものでした。小さな記事でしたが、この朝刊を読んで人々は橋に殺到したはずです。ジョルダンとパレスチナのまさに架け橋として、日本の協力によって改修されたキングフセインブリッジですが、時代の波に翻弄されているようです。(by
I)
|
|

|
アラブの失業率
|
|
|
ジョルダンの景気もなかなか持ち直さないようで、STIMIでも
"出稼ぎに出たい"
とこぼす人が多くなってきたように思います。ただし、昨今はアラビア湾岸産油国も、若年層の人口激増や国営企業の民営化によるリストラといった問題を抱えており、外国人労働者の募集はだいぶ減ってきています。また出稼ぎに出られても、その給料は一昔前ほど好条件ではなくなっているそうです。最近の現地英字紙によれば、やはり中東全体で、失業率悪化の問題は最重要課題となっているそうです。アラブ連盟加盟22ヶ国の総人口のうち、35%にあたる1億人が労働人口と見なされていますが、失業率は推定で14〜20%に上ると考えられています。この労働人口も2010年には1億2,300万人にふくれあがると計算されているので(新たに15才に達する人口を追加)、中東全体で毎年300万人分の雇用創出を行わなければなりません。特にスーダン、イエメン、モーリタニアは高失業率に悩んでいるそうです。また、伝統的価値観によって女性の雇用機会が奪われていることも事実で、ある国では女性の失業率が男性の2倍に達すると見られています。(by
I)
|
|

|
床屋
|
|
|
久しぶりに床屋に行きました。ホテルのアーケードにあるちょっと小綺麗なお店で、散髪代は5JD
(850円)とこちらにしては高いのですが、着任以来なんとなくずっと同じ店に通っています。店に入って最初は自分1人でしたが、すぐに他の2つの席も散髪客で埋まりました。目を閉じながら会話を聞いていると、どうもサウジアラビアから来ている避暑客のようです。隣のホテルに長逗留しているのでしょうか。彼らはこちらに気が付くと、口々に
"この人は日本人?"
などと店主に聞いています。さらに、"この日本人寝ているよ"、などと言っています。散髪中は目を閉じるよなぁ、と思いつつ、少し目を開け彼らを見てみると、2人とも見事に正面の鏡を見入っていました。それはもう、こちらが恥ずかしくなるくらい、自信を持って自分の姿を見ていたのです。散髪中、"目を開ける派"
か "目を閉じる派" かと言われたら私は絶対 "閉じる派"
なのですが、これって国民性とか関係あるのでしょうか。(by
I)
|
|

|
水道の温度
|
|
|
焼入れと言う作業があって、焼けた金属を水や油の中で急冷する事により硬化させるのだが、我が科にはこの油を一定温度に保とうとする優れた装置がある。ヒーターで加熱する分には良いのだが、オイルの中にある放熱器の中へ流す冷却水に問題があった。と言っても単に水道水を流し続けるだけで良いのだが、我が社の夏場の水道は40度を越えている。何故かと言うと、水道は週に一度しか供給してこないので、どのご家庭でも屋上などに水タンクを設けて、これに溜めた水で次の週までしのぐ。従って炎天下の水タンクは非常に熱くなる。この水で50度程度の油の温度を40度を超える水で冷やしてもほとんど効果が無い訳です。仕方なく飲料用の冷却水(これでやっと普通の温度)を引いてきて使う事にした。(by
M)
|
|

|
ガスストーブにホースは不要
|
|
|
Jordanには都市ガスがない。従って台所のレンジは勿論、レストランまでプロパンガスが幅広く使用されている。ガスストーブも同じ。仕組みは簡単で、ストーブ内部の下半分の所にプロパンガスポンベがそのまんま入れられている。脚にはキャスターが付いているのでどこにでも楽に移動できます。ちなみにガス漏れ検査の方法はライターの火であぶってみて燃え上がらなければOKとなる。しかしOKで無かった場合を語る人は何故か誰も居ない。我が家のガス点検の時もそれをしようとしたので、怖いから「石鹸水くらい使ったら?」と、つい言ってしまった。お陰で後は全部自分でする羽目になった。良かったのか悪かったのか?(by
M)
|
|

|
電気系統の故障
|
|
|
熱処理装置の感熱センサー(2組の熱電対)が故障した為装置が作動不能となった。ある種の方法で、片方のみ作動していない事が確認されたので、早速取り替えた後、詳しく原因を確認してみた所・・・・「ん?」 自分は近視で乱視で老眼の3重苦なので初めは良く見えなかったのだが、どう見ても小さなボルトが2個不足している。組み立てにくい所だったので省略して捨てたらしい。そんな事すると信号が取れなくなるのは誰の目でも直ぐに解るハズだが? Jordan人が修理を試みた証拠に、セラミックの基盤が割れてしまうまで体力の限りアホほどの極超大バカ力でねじを締めこみ、そしてつぶれていた。そこで独り言「・・・又やりやがったな・・・」(以前にも何度かあった)(by
M)
|
|

|
魔界のペトラ
|
|
|
長い間、戸棚にしまいっぱなしのビデオがあるのを思い出したので、引っ張り出して見てみました。その中に「モータル・コンバット2」というビデオがあり、何気なく見ていると、どうも見たことのある風景が映っているのです。あわてて巻き戻してよく見てみると、それは間違いなく「ペトラ」や「ジェラシュ」ではありませんか。「アラビアのロレンス」が「ワディ・ラム」で撮影され、「インディー・ジョーンズ(最後の聖戦)」が「ペトラ」で撮影されたことは知っていましたが、そのほかにもジョルダンで撮影された映画があったとは知りませんでした。内容は、人間界の征服をめざす魔界の悪魔達と、それを守ろうとする人間達との戦いを描いたものですが、人間界のシーンはタイ国の「アユタヤ」で、また魔界のシーンは「ペトラ」や「ジェラシュ」で撮影されたようです。あまりにもぴったりなロケ地の選択に、思わず拍手してしまいました。(by
K)
|
|

|
女性の名前
|
|
|
ジョルダン人女性(ムスリマ)の名前としてどんなものがあるか、これまで特に気にしていなかったのですが、最近、新聞にタウジヒ合格者リストが出ていたので、いくつかポピュラーなものをあげてみます(全員18〜20才)。まずリストをぱっと見て目立ったのは
"ヌール"
でした。光という意味を持つこの名前は、今でも国民に人気のある、前国王の4人目の奥さんの名前でもあります。あとは順不同ですが、ラニア、ハラ、ムナ、ラナ、サーラ、ラシャ、アラ、ヘバ、ディマ、ディナ、ハダ、ラバ、メースなど、短めの名前が目立ちました。あとは定番のファーティマ(預言者の奥さんとして高名)、ライラ(夜)、サバーハ(朝)、ヤスミン(ジャスミン)、ゼーナ(良い)、アミーラ(プリンセス)、イマーン(信仰)、サウサン(ユリ)なども、何人もいました。女性の顔立ちはスペインやイタリアなどちょっと濃い感じのヨーロッパ人とあまり見分けがつきませんから、もう少しヨーロッパ風の名前があるかと思いましたが、そういうものはありませんでした。やはり日本人でも
"佐藤スーザン"、"田中マーガレット"
などと聞くと少し気恥ずかしさを覚えますから、ジョルダン人もきっとそうなのでしょう。また、今後は、現国王のお妃の名前であるラニアがヌールを抜くかもしれません。(by
I)
|
|

|
空港にて (1)
|
|
|
日本からの出張者を出迎えに、クイーンアリア国際空港に行きました。ターミナルに入ってフライトの到着予定時刻を確認すると、お目当てのフライトは
"19:25 On Time"
と表示されています。しかし掲示板には、19:00から19:45にかけて、ローマ、パリ、アムステルダムなどから9本のフライトが到着予定となっていました。どおりで、出迎えの人でごった返しているわけです。その後のフライトは21:30、23:30、00:01と3本のみでしたから、もう少し到着時間を分散したら良いのにと思いました。荷物チェックを終えて出てくる旅客を見ていたとき、一緒に行った運転手がある一団を指さし、"あれはシークレットポリスだぞ"、と教えてくれました。その男性4人組はそろって長身、角刈り、かちっとしたスーツ、眼光が鋭くただ者ではない雰囲気を漂わせています。そして同じアタッシュケースを右手に携えていました。20分ほどすると、また先ほどのような男性2人組が出てきました。長身、角刈り、スーツ、アタッシュケース、ただ者ではない・・・。"あれもシークレットポリスだよね"、とそう言うと、運転手は満足そうにうなずいていました。なんだか全然シークレットじゃないような・・・。(by
I)
|
|

|
女性の就業
|
|
|
労働省ムザーヒム大臣(前VTC総裁)によれば、ジョルダン人女性で就業している者は14%だそうです。最近、労働省では、女性の就業率アップ、児童の就労防止、若者の失業率改善、官民の連携という4つの課題について対策室が設けられました。この対策室にはアメリカ(USAID)の技術協力が入っており、専門家が派遣されています。ムザーヒム大臣のアドバイザーは、女性は家庭に入るか仕事に就くかという選択肢を持つ権利があり、そして家庭に入った場合、家族はそのことに敬意を表するべきであると強調しています。また、これまで女性の職業訓練といえば裁縫や手工芸品製作など伝統的なものがほとんどでしたが、これからはIT訓練も加えていくそうです。特にホームページデザインは良い選択肢になるだろうとのことでした。ちなみに、昨年はジョルダン政府職員募集に12万人以上が応募し、そのうち64%は女性だったそうです。採用されたのは6,803人で、男女の比率は半々だそうです。(by
I)
|
|

|
ニアデス
|
|
|
STIMIスタッフから聞いた話です。もう10年以上前になりますが、彼が軍隊にいたとき、同僚の兄弟が亡くなったそうです。数日後、彼が同僚の家にお悔やみを言いに行ったところ、なぜか家の中の雰囲気がとてもにぎやかでした。事情を聞くと、遺体を墓地に運んでいる途中、車がガタンと強く揺れた瞬間、お棺の中で当人が息を吹き返したのだそうです。病院では心停止のため死亡と判断されたそうですが、単に仮死状態だったわけです。こんな風に死人が生き返った話はけっこうあるよ、と彼はさらりと言っていましたが、よく考えると怖いですね。イスラム教徒の場合、病院で死亡が確認されるとその日のうちか遅くとも翌日の昼には埋葬するそうです。埋葬直前に生き返った話があるなら、同じだけ、埋葬後に息を吹き返していることも考えられるわけで・・・。(by
I)
|
|

|
週6日制
|
|
|
職業訓練公社(VTC)本部と所管の訓練施設すべてが、8月1日より週6日制になりました。これまでは金・土曜日が休みでしたが、これからは土曜日も勤務日となり、これに伴って職員の給料も40%アップします。これは8月末からナショナルプロジェクト(1万人訓練)が始まることを受けての措置なので、通常の養成訓練は基本的にはこれまで通りの週5日で行われます。ただし、STIMIの場合はおそらく1、2グループ(15〜30名程度)しかナショナルプロジェクトの訓練生を受け入れないだろうとの予測から、10月1日から始まる養成訓練第4期生については、週6日でやることも考えているそうです。第4期生の年間訓練計画はすでにできあがっていますが、全体の訓練時間を増やす、あるいは1日の時間を減らすなどの計画変更作業はそう容易なことではありません。つくづく思いますが、なんと先の予測がしにくい国なのでしょうか。とにかく物事の決定が遅く、そして唐突です。これではまともな計画表など誰も作ろうとは思わないでしょう。こんな時、一体何をどこから変えていけば良いのやら・・・。(by
I)
|
|

|
お米
|
|
|
ジョルダンのスーパーマーケットでは、各国からの輸入米がずらりと並んでいます。紀元前3世紀からお米を食べていると言われている日本人は、炊くと粘りのでるジャポニカ種を主食としていますが、世界的にはインディカ種(長粒米)の生産量が圧倒的に多いそうです。その実情を反映して、こちらでもお米の棚にはバスマティライスなどのインディカ種が多く、また価格もジャポニカ種にくらべ2、3倍します。今日、スーパーにお米を買いに行くと、オーストラリア米のインディカ種がふたつありました。そのうちひとつはジャスミンライスと銘打たれ、思わず心惹かれて買い物かごに入れてしまいました。早速家にもどって袋を開けてみると、まず日本のお米に比べ香りが違います。少なくとも、日本のお米は炊く前はほとんどぬかのにおいしかしません(安いのだから?)。もちろん炊きあがるとすばらしく良い香りを発するわけですが、ご飯ではなく単にお米として両方を比べると、あきらかにジャスミンライスの方が食欲をそそります。お鍋で適当に炊いてみましたが、香ばしくさらりとした口当たりは、かなりおいしいと思いました。ちょっとくせになりそうです。(by
I)
|
|

|
イスラエル・ボイコット
|
|
|
リヤド発AFP通信によれば、サウジアラビア当局はこの10ヶ月で190の業者を、イスラエル製品を国内に輸入したという理由からブラックリストに載せたそうです。リストアップされた業者はキプロスのものが72社、ジョルダンが70社と、この二国で大半を占めます。サウジアラビア当局は、2000年9月末のパレスチナにおけるインティファーダ(蜂起)発生以来、イスラエル・ボイコット(イスラエル製品の不買、ユダヤ資本の追放)を強化してきました。そう言えばサウジアラビアにいたとき、モンブランの万年筆が国内で売られていないのは、例の万年雪のマークがユダヤの六芒星に似ているからだという、まことしやかなうわさが流れていました。コカコーラやマクドナルドが入ったのもようやく90年代になってからです。(by
I)
|
|

|
電子辞書のメリットとデメリット
|
|
|
この国にも日本製のアラビック版電子辞書が売られている。値段では中国製には大幅に負けるものの、性能は高い定評があったので少しは救われる。日本研修に行く機械科2人の指導員に、辞書を持たせてやろうと言う話になった時、「書き込めて、一覧性が高く関連知識が得やすく暗記しやすい」普通の辞書と、「高い上に絵も図も無く電池が無くなると使えない」電子辞書とどちらが良いか迷う事となった。面白い事に、彼らは両方の良さをあまり良く知らなかった。私は、発音記号の読めない彼らの為に、発音機能つきのポケットサイズの電子辞書を買って、検索の仕方を教えてやった。文明が文化に追いついていない現象を見た思いがした。(by
M)
|
|

|
アラブでの若い異性との出会い方
|
|
|
女性は顔まで隠し、男女の住み分けが厳しいそんなアラブの国での若い男女の出会いはどうするのか? 長い間興味ある疑問だった。戒律の厳しいアラブ国の場合なら当然のように親が相手を決めるらしいが、比較的開かれたこのJordanにおいては、地方でこそあまり変わらないにしても、大都会?アンマン辺りでは新世代の変革を感じられた。その一つが職場結婚。 女性の進出が比較的大きなこの国ならではの現象かもしれないが、偶然にも私の科の若いカウンターパートが1週間前、以前の職場で一目ぼれした彼女と目出度く結婚の運びとなった。他に“解放区”的存在もある事が解った。大学構内においてはかなり自由な交際が認められているらしい。その他の可能性としては、友人の兄弟、姉妹を紹介しあう事があるそうな。 しかしそんな事よりも、嫁を迎えるには大そうな費用を伴うので、先ず一定以上の経済力を必要とするのが大問題となるようだ。女の場合、第二、第三夫人と、結婚のチャンスも多いが、男の場合経済力がないとその可能性自体が低くなってしまう。金が無くても結婚できる日本男児は幸福か、はたまた不幸の始まりか? 論議を呼んで欲しい(イヤか?)(by
M)
|
|

|
湾岸諸国への出稼ぎ
|
|
|
この国の公務員は、外国への出稼ぎを奨励している。従って腕に自身のあるエンジニアはチャンス在る毎に我が職場を休職して出て行ってしまう。 それも5倍以上の高級待遇で。出稼ぎの売り込みには、結構(ホラを)吹きまくっているようで、断片的な情報だけでも「本当?」と言いたくなる位目一杯自画自賛がある。そんな事はアラビックトークとして全く問題ないとしても我々にとって大変不具合な事は、技術移転の最中でもJordan側が平気で出稼ぎ許可をポンポン出してしまう事で、その為その部分が振り出しに戻ってしまう。しかも何を考えたかその部分へ飛び切りの未経験者をあてがってきた。その新任の担当者が来た時の最初の私への質問は、今も忘れもしない「研修として日本へ行かしてくれるか?」であり、私は0.1秒で「絶対にない!」と確信を持って応えられた。(by
M)
|
|

|
C/P日本研修カリキュラム
|
|
|
今思い起こすに、機械科から2名のJordan人を日本へ派遣する事になった時の事。ところがそのうちの一人は「感情面で問題を起こすかも知れない・・・」等と言う意味を遠まわしに伝えてきた。やはり日本でもモロに「この人物危険に付き・・・・・」等と失礼な事は言えないのと同様、長い時間、歯に物が挟まったような会話が続いた後、以前の経験も踏まえて(すでにモロに問題を起こしたのが過去に居た!)日本でのカリキュラムで工夫するべしと言う話になってきた。結局、あまり孤独にならないよう気の合ったこの二人で合同授業を受ける時間を増やすようなカリキュラムを考えて日本へ送付依頼していた。 結果としては、偶然別のJordan人と3人で和気あいあいと学ぶ機会が多かったのが幸いしたようで、実に平和かつ実り多い結果となりホット胸をなでおろす事が出来た。・・・・心配して損した。しかし二人のあだ名「こち亀の両さん」と「髭ダルマ」が見る影も無くやせ衰えて帰ってきたので、ちょっと可哀想。今回想する当時のマル秘物語。(by
M)
|
|

|
灼熱のアカバ
|
|
|
週末、アカバに行ってきました。アンマンにも熱波が押し寄せているこの時期に、何を好きこのんでアカバなんぞに行くのかと、出発前はSTIMIスタッフにさんざん言われましたが、そんな忠告は軽く聞き流し、意気揚々とアンマンを車で出発しました。STIMIも自宅もエアコンがないので、車の中は唯一冷房の効いた快適空間です。長距離ドライブも苦にならないどころか、夕方アカバの海が見えてきた時は残念に思ったくらいです。車窓から見る港町のアカバはなんだか涼しげです。"来て良かった"、と心から思いました。しかし、その後は厳しい現実が待っていました。ホテルの駐車場に車を止めドアを開けた途端、いきなり熱風に襲われたのです。なんだこれは!?、と一瞬たじろぎ思わずドアを閉じました。ひと呼吸置いてもう一度ドアを開けると、やはり熱々の突風が吹き荒れています。自分の理解(これまでの人生経験)を越えたことに突然遭遇した結果、私はこの熱風の中で大笑いしてしまいました。この熱さはもう冗談だとしか思えなかったのです。この日、アカバは夕方5時で51度あったそうです。恐るべしアカバ!。(by
I)
|
|

|
難しすぎる?
|
|
|
今年のタウジヒ合格者のうち、90ポイント以上をマークした者はわずか2,150人だったそうです(100ポイント中)。昨年は7,000人いたと言いますから、今年の試験問題がいかに難しかったかがうかがい知れます。同様に、80〜90ポイントをマークした者も12,000人しかいませんでした。タウジヒ発表と同時に行われた教育大臣の記者会見では、これら成績優秀者に対して大学進学が約束されたそうです。STIMIスタッフの息子さんは85ポイントをマークしたそうで、これで理系に進めると喜んでいました。全体の合格率は48.5%で、これは例年並みだったそうです。政府はもっと若者が職業訓練校に進むことを望んでいるようにも思いますが、いずれにしても、ここジョルダンでは大学を出ることがまだまだ特別な付加価値を持っています。(by
I)
|
|

|
公立大学は狭き門
|
|
|
7月31日は、6月中旬に行われた大学合格資格試験(TAWJIHI)の合格発表日でしたが、65点以上の合格者は、次のステップとして「公立大学」への入学願書を提出することになります(受付期間:8月4日〜11日)。ちなみに、ジョルダン国内にある8つの公立大学の、今年の定員数はそれぞれ次のようになっています。(1)ジョルダン大学(3,025)、(2)ヤルムーク大学(1,800)、(3)ムタ大学(2,540)、(4)ハシミテ大学(3,900)、(5)ジョルダン科学技術大学(2,315)、(6)アル・フセイン大学(1,150)、(7)バルカ応用大学(2,455)、(8)アルベイト大学(800)。つまり、約10万人の受験者のうち半分である5万人が合格できたとしても、公立大学の定員数は、前述のように総計18,000人程度であり、さらに割当制度(親の職業や居住地等で優遇制度がある)を考えれば、公立大学への入学はやはり狭き門ということになりそうです。(by
K)
|
|

|
入国制限
|
|
|
ジョルダン政府としては、国内に今以上のパレスチナ人があふれてしまうと内政にも影響が出かねないことからか、西岸からのパレスチナ人の入国をかなり厳しく制限しています。ジョルダン政府の招待か、あるいは人道目的でなければ入国は一切不可能な状況だそうです。知人の親戚が、アンマンで行われる兄弟の結婚式に出席しようといろいろ試みましたが、正攻法ではうまくいきませんでした。最終的にとった手段は、なんと急病人として救急車に乗ることでした。さすがに、病人の緊急移送は入国が認められます。なんだかスパイ大作戦のような話ですが、こんなことをしなければならない現状こそが異常なのだと思います。国境とは、いったい何なのでしょうか・・・。(by
I)
|
|

|
パレスチナ支援
|
|
|
2000年9月末に発生したインティファーダ(蜂起)以来、パレスチナに対するイスラエルの弾圧は日ごとに激しさを増しています。物流が遮断されて久しく、現在パレスチナ経済は4分の1程度しか機能していないため、失業率も65%を越えているそうです。パレスチナ支援を行う必要性はあるのに、パレスチナの地はあまりに危険でドナーもなかなか手を出しづらい状況です。そこで、ジョルダンがパレスチナ支援の基地としてクローズアップされています。日本もそういったことを始めようとしているドナーのひとつですが、ドイツも最初の一歩を踏み出しています。今日、GTZ(ドイツ国際協力事業団)から電話があり、来週STIMIを見たいと連絡を受けました。GTZは来週本国から人を派遣し、ジョルダンを基地としたパレスチナに対する職業訓練支援の可能性を調査するそうです。以前にもGTZ関係者がSTIMIを訪問しており、本国にもその情報は伝わっていたようです。それはそれでうれしいのですが、STIMIの今後についていろいろなドナーの思惑が交錯してしまいそうで、若干不安になりつつある今日この頃です。(by
I)
|
|

|
タウジヒ発表
|
|
|
先月行われた大学入学資格(タウジヒ)試験の結果が、7月31日夕方6時に発表されるということで、今日(31日)はSTIMIのスタッフも朝から落ち着かない様子でした。自分の子供が受験した人はもちろん、親戚の子供についてもかなり気を使うようです。受験者10万人のうち合格はほぼ半数と狭き門です。今は夜9時を回りましたが、クラクションを鳴らしながら車が何台か通っていきました。鉄砲を撃つ音も時々聞こえてきます。彼らは合格したのでしょうか。今年はタウジヒの合否が10以上のウェブサイトでわかるようになっていますが、そのうちけっこうな数がアクセス不能でした。アクセスが殺到してサーバーがダウンしているのかもしれません。話はそれますが、こちらの人はお祝いの時、車のクラクションを
"プープープププー"
というリズムで鳴らします。なぜかエジプト人もまったく同じリズムでした。もしかしたらアラブではこのリズムがお祝いにふさわしいのかもしれませんが、個人的には、このリズムはとても間抜けな感じがして、なんだか無性に腹がたってしまいます(←エジプト後遺症です・・・)。(by
I)
|
|
|
|