潮騒とうみねこの島

高温現像

ISO1600の世界

自分らしさを求めて

初めて飛び込んだ写真の世界に、僕は夢中になった。すべてが新鮮で刺激的だった。フィルムの現像は失敗続きだったが、色んなフィルム、現像液、現像方法を試してみた。その中でコダック・トライXをパンドールを使って40度で20分現像する方法を習得した。
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それは、かなりやっかいな代物で、まずはムラになりやすく、一歩間違うとポジに反転してソラリゼーションを起こした。粒子は急な温度変化に敏感でレチュキレーションを起こし縮緬ジワのようにくっ付いてしまい、何より高温で緩くなった膜面はすぐに剥がれてしまう。

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プリントが出来ない。

真っ黒に濃度がのったネガには途方に暮れた。長時間露光するとネガは電球の熱でカーリングを起こし、レンズを開放値近くまで開けると周辺のピントが合わなくなる。結局ガラスキャリアーを使い、レンズを絞って露光するので、周辺部の焼き込みを加えると10分・20分という露光時間が当たり前になってしまった。
左の写真は初めて現像に満足のいった旧平井大橋の写真。右はそれから2年後、第1回日本ハングライダー大会(長野県ヤナバスキー場)でのビックバード。粗粒子にこだわった情熱はわずか2年で消えた。就職した僕を待っていたのは、商品撮影の世界だった。

飛島 加茂の海

PA070055.JPG写真は同ホームページのモノを使用。
その節はお世話になりました。
沢口旅館ホームページ。
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