『娘・美樹を絶対に死なせない!(平 宣子著)』では、娘の美樹さんが19歳の時に急性骨髄性白血病にかかり、苦しい治療後24歳で再発、その後も何度も再発、治療を繰り返した結果、副作用で心臓に負担をかけ、薬害性心筋症となってしまうまでの事情が、前半に綴られています。
そして、人工的な装置をつけることになり、「もってあと1年」と宣告された平さん親子は、国内で心臓移植のレシピエント登録をするも、なかなか移植の順番は巡ってこない状況のなか、渡米しての移植手術に賭ける決意をされます。
その後、様々な避難中傷、励まし、善意の募金といった出来事を経て、渡米し、移植手術を待つ不安な日々。ようやくドナーが現れ、手術が成功し、術後の回復を待って帰国する。そこまでの長い長い日々を母の視点から綴られた感動の手記でした。
後に移植問題に詳しい知人から聞くところによると、当時の国内の医療関係者は、「おそらく移植しても無理」と考えていたため、無事帰国されたことを知って大きな希望になったとか。
そのような状況であっても、「母として最善を尽くしたい!!」という強い思いを貫かれて、移植治療に挑まれた宣子さんの姿や、「生き続けたい!!」という思いで何度も死の淵から回復されてきた美樹さんの頑張りには、とても勇気づけられます。そして、お二人の幸福を心から祈りたい気持ちにさせてくれるのです。
私たちも遅ればせながら、美樹さんのことを応援していこうと思っています。
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