中田選手が引退を決意した理由として、何かあったからではないとか、理由は一つではないと書かれていますが、(独占インタビューか何かだったかな?)『プロとして期待に100%応えられなくなった』と言っていたと思います。それを聞いて、フジテレビのアナウンサーだった故/逸見政孝氏を思い出しました。
逸見さんって、覚えている方いらっしゃるかな?
まじめな印象と裏腹に、バラエティでも何でも体当たりで一生懸命やる姿。自らが癌で侵されていることを告白した会見での、これから闘病生活を迎えるあの決意の顔。入院中での息子との2ショット写真。葬儀場に飾られた笑顔の写真。アナウンサー業、夫業、父親業といずれも手を抜かなかった姿。
当時私は、大学生だったのかな?実は自分の父親をのぞいて、その生き方を尊敬できる人物でもありました(勝手な思い込みも多分に含まれていますけどね)。
その逸見さんが、何かのTV番組で、番組タイトルも出演者も何も覚えていないのですが、スポーツやいろんな分野の『プロ』に焦点を当てたドキュメンタリーのようなものだったと思います。その番組の最後の締めで、逸見さんの考える『プロの定義』として、『周りの期待に100%応えることができる』ことであり、プロである自分は仕事でも家庭でも、常にその期待に応えていきたいと言っていました。(言っていたと思います、かなりうる覚えですが)もうひとつの『プロ』の条件として、その期待に応えるための努力を周囲に見せないというのも言っていました。
まだ若い当時、この2つの言葉は胸にすごく響きました。だって紙に書いて下宿のアパートの壁に貼っていましたもん。
あれから10年以上経ちました。あの壁に貼っていた紙はどこにいったのかな?知らぬ間に捨てちゃったかな?今の自分はあの頃の気持ちを持っているかな?
そんなことをふと考えてしまいました。