もちろん部屋の中は折り紙作品のほかに、アスカが破いた紙やめちゃくちゃにテープや糊で貼り付けたようなものが散乱しています。こういったものをいちいち保管していると、家の中はあっという間にオーバーフローしてしまうものですから、私は隙をみてどんどん捨てる!!
そんなある日、珍しくじーじが部屋中を歩き回って「ない、ない!!」と何かを探し回っているのでした。よく聞いてみると、アスカが途中で放り出してしまった粘土を使って、愛犬ちゃっぴーの姿をつくり、保存用に土台まで作って乾かしておいたのだとか。
それを聞いてふと、私が例によって片づけをした際に、ゴミ箱に投げ込んでしまったことを思い出しました。しかし、じーじの熱心な姿に、つい「自分が捨ててしまった」とは言えず、気まずい思いをしつつも、だんまりを決め込んでいました。やがて、ゴミ箱に辿り着いたじーじが、無惨にもゴミの底になった粘土作品を取り出し、「せっかく作って、アスカの手の届かないところに乾かしておいたのに」と嘆きながら作り直しているのを見て、ますます本当のことを言えなくなってしまったのでした。
そこにやってきたばーばが、「そんなことをするのは、アスカか、おかあちゃん(私)の仕業に違いないわ」と言うので、私もアスカも一斉に「そんなの知らんで!」と。さらにばーばが、「アスカはお片づけできないので、おかあちゃんがやったに違いない!」と言うのを聞き、内心アスカのせいにして逃げ切ろうかと考えていたところ、アスカが「おかあちゃんのせいにしたらアカン!」と私を懸命にかばってくれたのでした。
みんな、ごめんよ。私はその後反省しきりの1日でした。とくに子供に庇われたのがこたえました。