Stage :: 舞楽で雅なひととき 


 この週末は、再び明日香に里帰りしていました。田畑仕事はといえば、野菜の苗も無事根付き、あとは稲の苗が育つのを待つだけの状態で、そろそろ苺やエンドウ、おたふく等の豆類の収穫が始まっているものの、ちょっとのんびりできる時期なのです。そこで、前回帰省したときに見つけたポスターで、気になるイベントがあったので、行ってみることにしました。 

皆さんもご存じのことでしょうが、12日より行われているキトラ古墳白虎の特別展示を記念して、万葉記念館の広場においても天理大学雅楽部の演奏と舞が催されると言うことでした。

舞楽なんて普段はめったに見ることのできるものではありませんので、1週間前から大いに期待していたイベントでした。(京都で催されていることはありますが、すごい人手ですよね)

イベントの会場となった万葉文化館野外イベント広場は、非常にこじんまりとしたもので、かつて私が子供の頃に村の人たちがワラビ採りに興じていた里山を背景にして小さなステージが組まれ、出演者達は大きな岩の横手や破れ目を通って登場する仕組みになっています。

今回の舞楽の演目は2つあり、1つ目は二匹の竜が舞うもの、2つ目は4人の娘さん達が舞うという非常に珍しいもので、平安時代以降は女性の舞が継承されていなかったものを、大学で文献等をもとに再現されたということです。高松塚古墳に描かれているような袖の長い衣を纏った女官姿で舞っているところに、山からの風が吹いて袖がひらひらとなびく様子は、まさに万葉集の「采女の袖吹き返す明日香風・・・」にふさわしいものでした。

また、ゆったりとした笙や龍笛の音が周囲の雰囲気に良く合い、心地よい気分に浸らせてくれました。平安時代の貴族は、楽しみのひとつとして宮廷の庭園等で雅楽を奏で、舞に興じたと言いますが、そういう気持ちがよくわかるような気がしました。

今回のようなイベントは、良く晴れた昼間の催しもなかなかのものですが、日没にあわせたり、日没後にかがり火を焚いて催されるのもなかなか雰囲気があるのではないでしょうか?13:30と15:00の1日2回公演で、5月28日にも予定されているとのことですから、ぜひ興味のある方はお越し下さい。入場無料です。

ちなみに、今回話題になっている白虎はまだ見ていません。聞くところによると、多いときで入場1時間待ちだそうです。

実家の父に「どうして白虎だけ公開したんかな?」と聞くと、「うまく取り出せたのが、あれだけやったんちゃうか?」とのこと。そんなことはないでしょうが、どうせなら他のものも一斉に公開してほしかった.


文責:ちえママ
 
Posted: 2006年05月15日 (月) at 23:52 

※1年前の今日、こんなことを書いていました。

※2年前の今日、こんなことを書いていました。