BARSHOTA
にPR003_街と灯りの研究アップしました
H15年度に、K市都心地区の照明計画の策定を行った際に作成したパワーポイントのスライド。
PR003a は、照明計画を行う際の基礎知識を簡単にまとめたもの。
PR003b は、灯りを用いて魅力的な都市景観を創出している事例、灯りを用いたイベント事例を紹介したもの。
※どちらも既往の文献や雑誌から引用している箇所があります。基本的に無断転用はご遠慮願います。
地域の個性を活かした都市景観づくりの重要性が認知されてから久しいが、近年では昼間の景観のみならず、夜間景観の重要性が叫ばれている。特に、夜の街の顔づくりや街の活性化の手段の一つとして灯りを用いたり、夜間観光の推進や集客力向上のために灯りをテーマとしたイベントを開催する事例も多い。
関西でいえば、神戸ルミナリエが最近では有名なところか。阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった1995年12月から開催されているもの。
歴史的な街では、昨年から始まった京都花灯路 がある。京都東山を中心に、春・秋の夜間特別拝観における各寺院のライトアップと併せて行われているもので、通りに並べられた露地行灯が美しい。また、奈良の燈花会 は、毎年夏に奈良公園を中心に約6,000本のろうそくを用いて行われる、ダイナミックな灯りの祭典。その他、三田(兵庫県)等の新興住宅地では、各戸がクリスマスのイルミネーションを競い合い、季節の風物詩ともなっている。
K市においても、都心地区に集積する景観資源や観光資源を美しく演出すると共に、夜間の回遊性の向上、賑わいの創出を目的に、灯りに関する基本計画を策定し、そのコンサルティングを行った。
視点としては、
(1)通常の道路照明計画のように、高い位置から煌々と照らし均質な照度を確保する計画ではなく、目線に近い位置でやわらかく優しい灯りを身近に感じるものとすること。
(2)街全体が様々なデザインの照明灯で溢れ、照明器具の展示会にならないよう、デザインテイストを統一すること。
(3)K市らしい和の灯りづくりのために、色温度や光源の光りかた、配光特性等を統一すること。
等を計画の中に盛り込んだもの。
灯りを都市景観の構成要素の一つと見なすならば、灯りは他の要素の中でも、とりわけ難しく、慎重に用いなければならない。灯りには常に陰がついてくるものであるし、灯りをデザインするということは、陰をデザインすることと同義だといえる。
環境問題が叫ばれる中、ライトアップや灯りの演出による電力消費量アップに対する是非の声もある。またライトアップや24時間眠らない街の灯りが、生態系へ与える悪影響についても問題が出てきている。その一方で防犯的な視点から、街の暗がりをできるだけつくらないような取り組みもなされている。
灯りは、これからの都市環境デザインにおいて、さらに主要なテーマとなっていくだろう。
PR003a は、照明計画を行う際の基礎知識を簡単にまとめたもの。
PR003b は、灯りを用いて魅力的な都市景観を創出している事例、灯りを用いたイベント事例を紹介したもの。
※どちらも既往の文献や雑誌から引用している箇所があります。基本的に無断転用はご遠慮願います。
地域の個性を活かした都市景観づくりの重要性が認知されてから久しいが、近年では昼間の景観のみならず、夜間景観の重要性が叫ばれている。特に、夜の街の顔づくりや街の活性化の手段の一つとして灯りを用いたり、夜間観光の推進や集客力向上のために灯りをテーマとしたイベントを開催する事例も多い。
関西でいえば、神戸ルミナリエが最近では有名なところか。阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった1995年12月から開催されているもの。
歴史的な街では、昨年から始まった京都花灯路 がある。京都東山を中心に、春・秋の夜間特別拝観における各寺院のライトアップと併せて行われているもので、通りに並べられた露地行灯が美しい。また、奈良の燈花会 は、毎年夏に奈良公園を中心に約6,000本のろうそくを用いて行われる、ダイナミックな灯りの祭典。その他、三田(兵庫県)等の新興住宅地では、各戸がクリスマスのイルミネーションを競い合い、季節の風物詩ともなっている。
K市においても、都心地区に集積する景観資源や観光資源を美しく演出すると共に、夜間の回遊性の向上、賑わいの創出を目的に、灯りに関する基本計画を策定し、そのコンサルティングを行った。
視点としては、
(1)通常の道路照明計画のように、高い位置から煌々と照らし均質な照度を確保する計画ではなく、目線に近い位置でやわらかく優しい灯りを身近に感じるものとすること。
(2)街全体が様々なデザインの照明灯で溢れ、照明器具の展示会にならないよう、デザインテイストを統一すること。
(3)K市らしい和の灯りづくりのために、色温度や光源の光りかた、配光特性等を統一すること。
等を計画の中に盛り込んだもの。
灯りを都市景観の構成要素の一つと見なすならば、灯りは他の要素の中でも、とりわけ難しく、慎重に用いなければならない。灯りには常に陰がついてくるものであるし、灯りをデザインするということは、陰をデザインすることと同義だといえる。
環境問題が叫ばれる中、ライトアップや灯りの演出による電力消費量アップに対する是非の声もある。またライトアップや24時間眠らない街の灯りが、生態系へ与える悪影響についても問題が出てきている。その一方で防犯的な視点から、街の暗がりをできるだけつくらないような取り組みもなされている。
灯りは、これからの都市環境デザインにおいて、さらに主要なテーマとなっていくだろう。
文責:shotam