『特区』について
本日(10/31)、21:00〜放送されたNHKスペシャル『市町村大変革シリーズ 第1回特区を巡る攻防〜国VS市町村・70日間の記録』
ですが、非常に興味深く面白いものでした。
地方分権法の制定後、地域の創意工夫による個性あるまちづくりが『制度上』は可能になっていますが、『現実』としての国の中に根強く残る『全国一律』の思想の壁がものすごく高いものだということを、実際の特区申請の取り扱いを通して、分かりやすく解説されていました。
番組自体がどちらかというと市町村側ひいきのスタンスで、客観的に見れば国側の思想も十分理解できるものなのですが、日常の仕事で、市民の生活に一番近い市町村と付き合っている私としては、やはり番組と同じスタンスで見てしまいました。
老朽化した小学校を一日も早く建て替えたい!そのために日々奮闘しているある市の担当者は、少ない財源でも建て替えが可能なように、既存の学校の天井高さ(3.17m)を2.7mまで低くすることで8000万円のコスト削減が可能である案を推進し、『公共事業見直し特区』として申請します。しかし国の基準(建築基準法の施行規則)では3.0m以上となっています。
この3.0m以上の根拠、明治時代まで遡り、教室の空気の容積から導き出されたということですが、現在の学校はどこも空調付き!そんな基準が何故今まで適用され続けてきたのかと市側。一方で国(文部科学省)では、天井高さが低いと児童に圧迫感を与えるという研究データを出せば、市では学習塾(塾はオフィスビル並の低い天井高さのため)の子供達に独自のアンケートをとったり、海外の教育施設の一般的な天井高が2.7mである等のデータを集め奮闘!そのようなやりとりが市町村と国の特区採択を巡る直接交渉の場面を通して描かれていました。
やりとりの中で市の担当者はつぶやきます、『国はゼネコンを儲けさせたいだけなのか?』『国の基準通りにやるのが優秀な地方の公務員なのか?』と。
もう一例は、過疎化と高齢化が進むある村なのですが、日々の洗濯もままならない高齢者のために、町民が有料で洗濯サービスを行えるようにする『クリーニング特区』申請をめぐる話でした。
申請後、村の担当者に県から電話が入ります。『厚生省からクリーニング特区への申請をしたと聞いたがどういう内容か?』『既存の事業者の経営を圧迫しないのか?』と。村の担当者はそれを聞いて一喝!『地域の実情をきちんと分かって欲しい!』と。それもそのはず、この村には既存のクリーニング店など存在しないのですから。
アスカを風呂に入れる時間だったので、結局最後まで見ることができませんでした。
『特区』に関しては、私もまだまだ勉強不足の感があるため今後も研究予定です。私達の別ブログ でも取り上げて行きたいと思っています。
文責:shotam
地方分権法の制定後、地域の創意工夫による個性あるまちづくりが『制度上』は可能になっていますが、『現実』としての国の中に根強く残る『全国一律』の思想の壁がものすごく高いものだということを、実際の特区申請の取り扱いを通して、分かりやすく解説されていました。
番組自体がどちらかというと市町村側ひいきのスタンスで、客観的に見れば国側の思想も十分理解できるものなのですが、日常の仕事で、市民の生活に一番近い市町村と付き合っている私としては、やはり番組と同じスタンスで見てしまいました。
老朽化した小学校を一日も早く建て替えたい!そのために日々奮闘しているある市の担当者は、少ない財源でも建て替えが可能なように、既存の学校の天井高さ(3.17m)を2.7mまで低くすることで8000万円のコスト削減が可能である案を推進し、『公共事業見直し特区』として申請します。しかし国の基準(建築基準法の施行規則)では3.0m以上となっています。
この3.0m以上の根拠、明治時代まで遡り、教室の空気の容積から導き出されたということですが、現在の学校はどこも空調付き!そんな基準が何故今まで適用され続けてきたのかと市側。一方で国(文部科学省)では、天井高さが低いと児童に圧迫感を与えるという研究データを出せば、市では学習塾(塾はオフィスビル並の低い天井高さのため)の子供達に独自のアンケートをとったり、海外の教育施設の一般的な天井高が2.7mである等のデータを集め奮闘!そのようなやりとりが市町村と国の特区採択を巡る直接交渉の場面を通して描かれていました。
やりとりの中で市の担当者はつぶやきます、『国はゼネコンを儲けさせたいだけなのか?』『国の基準通りにやるのが優秀な地方の公務員なのか?』と。
もう一例は、過疎化と高齢化が進むある村なのですが、日々の洗濯もままならない高齢者のために、町民が有料で洗濯サービスを行えるようにする『クリーニング特区』申請をめぐる話でした。
申請後、村の担当者に県から電話が入ります。『厚生省からクリーニング特区への申請をしたと聞いたがどういう内容か?』『既存の事業者の経営を圧迫しないのか?』と。村の担当者はそれを聞いて一喝!『地域の実情をきちんと分かって欲しい!』と。それもそのはず、この村には既存のクリーニング店など存在しないのですから。
アスカを風呂に入れる時間だったので、結局最後まで見ることができませんでした。
『特区』に関しては、私もまだまだ勉強不足の感があるため今後も研究予定です。私達の別ブログ でも取り上げて行きたいと思っています。
文責:shotam