ファシリテータとは、まちづくりプロジェクトに参加された市民の方々と行動を共にして、意見を引き出し、コーデイネートしていく役割で、住民参加のまちづくりを軌道に乗せるためには欠かせない役割です。
私はかれこれ15年以上前からこの役割を担って来て、関西ではすでに根付いた感のある手法で、先日とある行政の方からも、『わがまちではもうワークショップというものが珍しくなくなりました』という報告を頂いた物です。これはワークショップの現場に関わる者としてはうれしいことであり、一方で役目が終わったということで少々寂しい思いもするものであります。
私達の役割は、まちづくりにおける住民参加の必要性を訴え、そのための手法を考え、幅広い住民参加を求め、最終的には地元の事は地元の人の手で!というふうに意識を高め、地元の人にノウハウを移行してさりげなく去って行くというあり方が当たり前のようになっています。
昔は人前で意見を述べたり、たくさんの人の意見を一度に求めてとりまとめていくということが特別の技術のように思われていたりした物で、ワークショップの企画から現場のファシリテータ役にはじまり、設計のプレゼンテーションにやわらかな女性の声がほしいといったことからプレゼン業務等にも重宝され、あれこれと業務依頼を受けては出向いて行くということを行っていたのですが、このところそのような業務をお受けする機会も少なくなっていました。
たがら久しぶりに夫の代打でワークショップに参加する事になります。しかもこれまで行った事も無い地方のことなので、かなり緊張しています。まずはベタな関西弁に地元の人が抵抗を感じないかが心配です。
しかし、こういう業務を経験していると、様々な場所でお友達が増え、後々よい関係を続けさせて頂けるということもあり、本当に有り難く感じています。
たまたま、数日前には、仕事を通じて奈良の有名なお寺の住職の講話を聞かせて頂く機会があり、住職が伝授されている呼吸法が全国各地から人気が高く、学びにこられる人が非常に多いということを知りました。
この呼吸法が本当にリラックスのためによく、こういう手法も加えながら、人をポジテイブにしつつまちづくりへの参加意識も高めていくことができればいいなと感じたしだいです。宗教は一種特異な世界のようにとらえられがちですが、精神面に一歩踏み込んで開いて行ける世界もあるのかなと新たな道を開いてもらったような気がしているのです。