展覧会では拡大版の絵本が展示されており、スイッチで開いたり閉じたりする仕掛けでした。ナルニア国物語、シンデレラ、スターウオーズ等々を興味深く観賞したあと、最後にあったのがショップゾーンで、ここを抜けないと帰ることができないしくみでした。まずいなと思ったと同時に、アスカが買う買う!!を連発し、じたばた泣きながら「こうてえな!」というのを引きずってひとまず出口をスルーしました。そこからが親子の厳しい交渉の始まりです。フロアの隅で
「きみは買って貰えると思うほど賢いことをしておったのか?」
「かしこいことをしないと、ものをかわないのはずるい!おかあちゃんは、せこいねん!!」
「君は前に買った絵本もめちゃくちゃにしたではないか。君には早すぎる!」
「えほんは、こどものものやろ?おかあちゃんは、あしゅがアホになってもええていうのか?」
(どんどん話が本題からずれていき、困ったあげく)
「賢くこのフロアを出て、お母ちゃんの買い物につき合ったら、下の本屋で普通の好きな本一冊買ってやるし、帰りにアイス食べさしてやる」
「いやや、いやや、あれでないといやや!ぜ----っつたいにあれ!!」
「君も強情やナ。それ以外の条件はないで。このまま泣きわめいて手ぶらで帰ってもいいんやな?」
「・・・わかった」
という交渉を行い、そのまま本屋を探し、結局立ち読みして好きな本を選ばせました。
なんと彼女が選んだのは本ではなく、「もったいないばあさんの教育カルタ」でした。これでもったいない!を学べればしめたものだと買ってやりました。最近、ひらがな・カタカナが読み書きできるようになり、自分で本を楽しむことが出来るのはよいことなのですが、またいらぬ出費をしてしまいました。(まあ、あそこで負けて高いサブダの絵本を買わされるよりましでしたが)
しかも帰りに見つけた張り子の人形ワークショップで、先生と大変意気投合して、5月3日の工作教室に参加する約束までつけてこられてしまいました。「まだ5歳で手先がおぼつかなくてご迷惑をおかけするのではないですか?」と聞いたところ、「いやいや、口先はめちゃくちゃ器用なぼっちゃんやから、大丈夫でしょう」とのこと。助手の方も「本当によい育て方をされているのがよくわかりますよ。こんなにしっかり大人と会話できる子をみたことないです」と。
その口達者が困りもので、大人はいつも譲歩し通しで、必ずしもよいしつけとは言えないのを自覚しているだけにね。