Movie :: アルプスの少女ハイジ(続) 


 先月くらいから、レンタルビデオを借りてちょこちょこと見続けていた『アルプスの少女ハイジ』ですが、本日遂に最終回を迎えました。ビデオにして全10巻、52話にも及びます。こういうの、久々にはまりました。 

世界名作劇場〜World Masterpieces Theater
アルプスの少女ハイジ(公式サイト)

最初は、ディズニーアニメやPixerの映画も一通り見て来たし、劇場版の『母を訪ねて三千里』や『フランダースの犬』も楽しんでくれたということで、娘のために借り始めたものなのですが、私の方がはまってしまったかも。もちろん、娘も『やぎのゆきちゃん』や『くらら』に自分を重ね合わせて楽しんでくれましたし、たびたび『はいじごっこ』もやらされました。私はもっぱらおじいさんかペーター役です、あっ時々ヨーゼフもやらされます。

でも、早く観終わって、次の巻を借りに行きたくてしょうがなかったのは私の方だったかも。見ていた当時(前にも書きましたが、年齢的に私が見たのは再放送だった可能性大)は、そうでもなかったし、ストーリーもうる覚えだったのですが、こうやって改めて見てみると、すごくよくできたアニメですし、面白かったです。相当楽しめました。

子供向けの楽しいエンターテインメントの様相を持ちながら、ハイジの純粋な生き様を通して、色々な事に気付き成長する大人の物語の一面も感じさせました。

特に、クララをアルムの山へ連れて来る事に対して、クララの主治医は『この自然環境はクララにとっていいかもしれないが、こう斜面が多くては』と懸念を抱く場面。ハイジは『先生は車椅子のこと、車椅子に乗っての生活を前提としか考えていない。平坦なフランクフルトの街でも、クララは車椅子に乗って何処にも行けていない。そもそも車椅子なんていらない』と主張します。その言葉を聞き、主治医は車椅子を捨てなければ、クララは決して立てるようにも歩けるようにもならないと、逆転の発想に気付きます。これは現代のユニバーサルデザインにも通じる重要な視点です。

また、仕事柄、ついこの物語を『都市居住』と『郊外居住』の問題になぞらえてしまいます。これについて書き出すと、ものすごく長くなりそうなので、また別の場ででも。


この物語の中で、私が最も好きで、最も強烈なキャラクターと言えば、やはりクララの教育係である『ロッテンマイヤーさん』です。 決して悪い人ではないんです。ただ、ああいう役割を押し付けられているだけなんです。

私の勝手な想像ですが、若い頃(クララが生まれてすぐ)からレーゼマン家の教育係として抜擢され、良家のお嬢様としてふさわしい仕付けと教育をする役割を担って、すごくまじめなお方だと思うんです。本当は真っ黒の服、決まりきまった髪型だけでなく、おしゃれをして遊びに出たり、たまにはヘアスタイルを変えたり、お酒を飲んではめを外したりもしたいはずなんです。でもそんな事を許されずに育った方なんです。

眼鏡を外して、少しおしゃれをすれば全然雰囲気が変わるかもしれません。すらっとスタイルもいいし、結構美人だし(笑。

最近、ますます我が強くなり、我が儘ばかり言う娘に対して、事細かにガミガミ言っている自分をふと振り返ってみると『まるでロッテンマイヤーさんや』と、時々自己嫌悪に陥ったりします。それが彼女に思い入れを抱いている一つの理由かもしれません。

さて、一つ楽しみが終わりました。次は娘に『赤毛のアン』のTVシリーズでも借りてこようかな。ちなみに我が家の近所のレンタルビデオ店には『母を訪ねて三千里』と『赤毛のアン』と『トムソーヤの冒険』のTVシリーズは揃っているようです。


文責:shotam
 
Posted: 2006年04月16日 (日) at 00:12 

※1年前の今日、こんなことを書いていました。

※2年前の今日、こんなことを書いていました。