□2005年アメリカ
□監督:マイケル・ベイ
□主演:ユアン・マクレガー、スカレーット・ヨハンソン他
□配給:ワーナーホームビデオ(ASIN/B000BIX81O)
砂漠が広がる田舎の風景の中にリニアモーターカーと見受けられるような乗り物が走っているけれど、地元の人がバイク等で乗り付けるような古びたパブもある。大都市に行けば様々な交通機関の立体交差が進んでいて、高層ビルが所狭しと建ち並んで、『フィフスエレメント』と似通ったような所があるものの、もっと現実に近い形というか、車は空中を走行することはなく、電車が走る空中は、軌道はないものの架線がいっぱい張り巡らされていて、あまりスマートな景観ではないところが妙にリアリティを感じさせてくれます。
それだけに恐ろしいのが、ある博士の生み出したシステムで、昔見た『ソイレントグリーン』という映画を思い出してぞっとしました。『ソイレントグリーン』に登場する未来を救うとされる食品会社では、ベートーベンの『田園』だったか?のクラシック音楽がかけられ、癒されそうな雰囲気なのですが、一皮むけば実はとんでもないものを原材料にした食品がつくられているという物語でした。
一方、『アイランド』に登場する会社というか地球で唯一残ったとされるセンターでは、エレベータ内で今話題の『トゥーランドット』が流されており、そこで生活する人々は、全員お洒落なPUMAのスニーカーとぴったりしたユニフォームを身につけ、労働のあとはスポーツクラブやゲームセンター、バー等でリフレッシュする規則正しい生活を送っています。
ところで、このまま倫理の検討や規制をおざなりにして、科学技術だけの進歩を進めていけば、きっと近い将来にこれが現実になってしまうんだろうなと感じます。もしかしたら世界のリーダーというか、神になりたがっているような某国などは、すでに現実のことになっているのかもと思わせる映画でした。
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