books :: 県庁の星(桂 望実著・小学館) 


 どうやらこれも映画化されるということ。主演は織田裕二、柴崎コウさんで、既にクランクアップしているとか。急いで読み終えましたが、正直に面白かった!さらっと読めてお勧めです。 

とある地方の典型的(こう書くと語弊があるかもしれませんが)県庁職員(要は組織、マニュアル、基準、前例、データ、出世etc...という言葉を着て歩いているような)である主人公が、一年間の民間企業(とある地方のスーパーマーケット)へ研修に出ることになります。研修から帰ったら昇進を約束されているということで、まぁよくある幹部候補生の武者修行というところ。

役人根性丸出しで行くのだから、スーパーの接客業などうまくできるわけはありません。他の店員がやっているお客様本位、アドリブ、ケースバイケースの対応を馬鹿にし、非効率だと罵り、自分がそのスーパーを変えて見せると意気込む主人公ですが、様々な壁にぶつかるにつれ、徐々に本当に大切なものに気づいていく物語です。ちなみに帯のキャッチには『役人意識構造改革ストーリー!』とあり、言い得て妙だと感じました。

ただ、普段仕事で役所の方とつき合っている立場で言えば、場合によっては行政マンとしてこの主人公の(当初)ようなやり方を敢えて通さなければならない場合もあるのかなと感じました(具体的には割愛)。また行政マン全てがこの本の主人公のような誤解を招く恐れもありますが、行政の方も千差万別です。

都道府県の方だとかなり近い部分もありますが、市町村の役所の方はもっと現場主義の印象があります。私がこれまでお付き合いした方の中にも、度が付くほど献身的な市民思いの方もいらっしゃいますし、広告代理店か業界人かというようなぶっとんだ方もおられたので・・・。

いずれにしても映画の公開が楽しみ楽しみ。

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文責:shotam
 
Posted: 2005年11月24日 (木) at 22:56 

※1年前の今日、こんなことを書いていました。

※2年前の今日、こんなことを書いていました。