Movie :: まあだだよ 


 2本目です。久しぶりに黒澤映画がみたくなり、まだみていなかった『まあだだよ』をレンタルしてきました。 

□1993年日本
 □監督:黒澤  明
 □主演:松村達雄、所ジョージ、寺尾聡他
 □配給:東宝

文豪内田百ケン(変換したくても漢字が出てこない)先生が登場人物のモデルということで興味があったのです。

長い人生を通じて恩師と交流を深めていくなんて、ありえないことだと思っていた私にとっては、穏やかで温かい世界にふれさせてくれるよい映画でした。卒業して社会人になり、自身も家庭を持つ身になってもなお、おちゃめな内田先生と奥さんの家庭に優しく寄り添い、交流を深めていくたくさんの教え子達の姿には、うらやましいような気持ちを感じさせられました。毎年、先生の誕生日を祝う『まあだ会』を結成し、戦中から戦後という深刻な社会のただ中で、憂鬱になりがちな日常を騒いでしばし忘れようとする人々の姿には、可笑しくもあり悲しくもありました。

『(先生あの世へのお迎えの準備は)もういいかい?』『まあだだよ』と明るく呼びかけあったり、焼け出されて建具も満足にない掘っ建て小屋の中で酒を酌み交わしながら『でたでた月が・・・』と大声で唱和しあったり、といったやさしい大人の洒落心がいっぱいにあふれており、こういったものにしみじみ感動するためには、やはり自身もある程度年をとったからかなと感じさせられました。そろそろ人生の後半戦に突入した身としては、こういう穏やかな人間関係を築いていくのが大きな課題になっています。

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内田百間(Wikipedia)

文責:ちえママ
 
Posted: 2005年11月13日 (日) at 21:19 

※1年前の今日、こんなことを書いていました。

※2年前の今日、こんなことを書いていました。