□1989年日本
□原作:角野栄子
□監督:宮崎 駿
□制作:スタジオジブリ
13才になったら自分の街を見つけて独立しなければならないという思春期の魔女の少女の成長を通して、バブル絶頂期の当時、都会に出て社会に飛び出す若者達へのメッセージを代替した作品で、私達はもう何回も見ているもの。娘が途中でやめたところから娘が寝た後久々にまた見てしまいました。
が面白かったのが本編終了後におまけで付いていた、糸井重里氏による宮崎駿へのインタビュー(こんなの付いていたんですね、知りませんでした)。魔女の宅急便の制作エピソードも去ることながら、これからだいぶ後になって制作される『千と千尋の神隠し』の構想を匂わせるような話も楽しめました。また箒にのって空を飛ぶという描写について宮崎氏は、こんなことを言っておられました(多少意訳していますが)。
最初から箒を飛ばせてはならない。箒は何故飛ぶのか?どうやって飛ぶのか?をスタッフみんなで考えないと。
例えば箒に乗ってキキが飛ぶ時、箒だけに浮力が働いてキキは乗っているだけなのか?箒に股がったキキにも魔法により浮力が働いているのか?その違いで風の起こり方、絵の描き方が全く違ってくるはず。最初から箒が飛ぶことを前提に制作すると、みんなが手を抜いてしまう。
これはほんの一例だとは思いますが、おそらく制作にあたってのこういう一つ一つの細かい事の積み重ねが、最終的な映像のリアリティやエンターテインメントとしての質を上げているのだろうと、面白く拝見しました。
●魔女の宅急便(スタジオジブリのサイト)
●魔女の宅急便(原作者・角野栄子さんのサイト)
文責:shotam