ロス



今は月曜日の朝八時前で、ロスの空港の搭乗口の外の売店で4ドル近くかかったバナナとチョコレートミルクを朝食代わりに平らげたところ。「こんな値段でチョコレートミルクを売ることに、ちょっと罪悪感を感じません?」って冗談めかして売り子に聞いたら、「ええ、私もこの値段ではちょっと買いたくないわねえ」って小気味いい答えが返ってきた。どうやら空港の中ならごく普通の食い物を途轍もない値段で売っても、みな仕方なく買ってしまうらしい。


今は月曜日の朝八時前で、ロスの空港の搭乗口の外の売店で4ドル近くかかったバナナとチョコレートミルクを朝食代わりに平らげたところ。「こんな値段でチョコレートミルクを売ることに、ちょっと罪悪感を感じません?」って冗談めかして売り子に聞いたら、「ええ、私もこの値段ではちょっと買いたくないわねえ」って小気味いい答えが返ってきた。どうやら空港の中ならごく普通の食い物を途轍もない値段で売っても、みな仕方なく買ってしまうらしい。

なぜ空港にいるかというと、週末は実家に帰っていたからだ。ここでしたい事が二つあった。いや、「したい」というよりも「しておきたい」と表現した方が正しいだろう。一つは、おれの大学時代に母ちゃんが組んだローンを引き継ぐことにしたので、そのローンの関連書類をまとめて受け取ることだった。もう一つはおやじの具合を見届けることだった。前者は、お金に対してまったくのド素人の母ちゃんのお蔭で、どんなに読み込んでみても解読不能の書類の山をはいと渡されて終わってしまった。やれやれ。

おやじの方は、先々月の手術以来、徐々にではあるにせよ着実に健康を取り戻しているようだ。テニスもゴルフも週に二回ずつやり、その上ほぼ毎朝近所を散歩しているという。しかし昨夜おやじといっしょに夕飯を食べにでかけたら驚かされた。ついこの間生死の境をさまよっていたにもかかわらず、食生活に関しては全く改善するつもりがないらしい。もともとヘルシーな食生活をしていたらそれはそれでいいのだけれど、おやじは全く正反対で、油物が大好きなたちだ。俺の目の前で以下のものを一食として腹に納めてしまった:

・コカコーラを三杯
・シーザーサラダを一皿(サラダとは言え、シーザーのやつは他のサラダに比べて遥かに脂肪分が多く、サラダを食っている意味を台無しにするぐらいの代物である)
・ペパロニーピザを二枚(薪釜で作ったもので、確かにピザハットほどひどくはないが。。。)
・アイスクリームのたっぷり乗っているベリーパイ(これはおそらく他の全部を合わせる以上のカロリーがあるだろう)

まことに性懲りも無い俺のおやじである。道理で酒を飲まないのにビール腹が発生したのだ。これを親切に説明してあげようかとも思ったが、ぴりぴりするのが分かりきっているからあまりしつこく警告しないことにした。軽く念を押しただけ。そんなの食べ続けたらまた健康を損なってしまうぞ、と。それでも案の定、「もう随分昔からこう食ってきたし、ここまでなんともなかったからいいんじゃねえか」とほのかに胃液を含んでいそうなゲップをしながら広言するのみだった。

写真解説:おやじの食ったの対照的に、俺のディナーは頗るヘルシーだった。醤油風味ドレッシングのかかったビート入りグリーンサラダ(写真省略)と魚介入りのトマトスープ。美味しかった

Posted: 月 - 4月 19, 2004 at 09:39 åflå„      


©