中国武術 通備拳
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日本馬氏通備武術協会神奈川分会 山梨県清里へ行ってきました!(’06 08/15)
私たちは中国武術の練習が好きだから、お盆の真っ只中に温泉へ行って、練習もしてきました。大自然の中での練習はとても良かったです。
監修/通備武術公認講師 宅見幸一 レポート/神奈川分会 鳴海武征 同 藤嶋久徳
自然の中での練習を通して体力増進、健康維持へ向けて
 馬賢達老師公認師範であられる小林老師と八極拳の基本打法金剛八式をおこなう。 八極拳は一番最初に金剛八式を行い基本の力の出し方(発勁方法)を体得していく! 馬家の金剛八式は清末期から民国初期にかけての太極拳名家・李瑞東から伝わってきたのである。 民国初期に中国武術最大最強と言われていた武術組織「中華武士会」において教練を務めていた馬鳳図と神槍・李書文は李瑞東と交流を重ね、 李瑞東から金剛八式を伝授されたのだ。 李書文はいろんな伝説があり中にはいかがわしいものもあるが、 民国初期に李書文は馬鳳図とともに李瑞東から金剛八式を伝授されたと師兄弟であった馬鳳図は後年語っていた。
突きや蹴りが出せない距離へ近づいて一瞬のうちで相手を打倒する!! 中国武術の套路(型)、本来のあるべき姿、用法を練習しました

 小林老師による八極拳の用法の一例 馬家の八極拳は元来の立身中正をキープしたまま三盤合一で発勁を打ち出すだけの八極拳のものとは違い、三盤合一プラスさらに筋肉の最大限の伸縮と脊髄を弓の弦のようにした呑吐の力を使って全身のエネルギーを用いて打ち出すのだ。通備門の基本功にその秘訣がある!
多くの武術家が名を上げるために集結し武風盛んな地 天津で多くの名手と戦って無敗であり、全国へ雷神の如しの強さを知らしめ、さらに快速の突きであのモハメドアリが驚嘆した馬賢達老師の強さの秘密とは 劈掛拳、八極拳、翻子拳などといった中国の北派の中で技撃性の高いこれらの拳法の良い部分を集めて融合させたエッセンスが集まっている通備門独自の基本功にあります!
通備門に伝わる「筋肉を伸縮させる」、「脊髄を調整する」、「肩を沈めて気を落とす」「寛骨と膝を安定させる」等といったこれらを鍛錬を通して、力学と功学原理の効能を合わせて、気血の循環が促進され、免疫力がさらにアップさせていけるようにしていき、勁を強く発揮する身体の生理的構造に最も適するように調整し、全身の勁全体の基礎を養っていきます。
神奈川分会でも普段の練習から基本からじっくりと学習していき、立ち方、姿勢、呼吸法、型と用法など基本から応用まで自由に動けるように練習しています。
全中国武術界に勇名を馳せた武術家を輩出してきた馬家では まだ世には公表されていない合理的で明快な練習体系が整っています。 今まで知らせてこなかったヒントの一部分を馬賢達老師から長年薫陶を受けてきた小林正典師範から神奈川で指導を 受けている鳴海氏と藤嶋氏がレポートの中でお答えします。内容は以下の通りですので、ご参考にお読み下さい。
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今回私たち日本馬氏通備武術協会の神奈川分会主催で、練習生仲間と一緒に山梨県清里へ行く事になりました。いつも私たちに指導してくださっている小林正典先生もご多忙の中、今回は私たちに付き合って下さって参加して下さいました。当日はちょうどお盆の真っ只中だったので、普段神奈川で一緒に練習しているみなさんは用事があったりして参加されなかった人も何人かいらっしゃいましたが、東京本部で練習されている人も参加して下さいました。たまに練習で東京の人たちと顔を会わせる事がありますが、こういう機会に交流できてとても良かったと思いました。
清里へ行く当日は台風の影響か、東京の空は曇っていて時折激しい雨も吹きつける不安定な天気でした。
今回は温泉に行くだけでなく、野外で練習も行う事になっていたので、不安になりましたが、東京を離れていくうちに雨は止み、曇りの隙間から太陽が顔をのぞかせ、山梨県に入る頃には夏らしい見事な青空になっていました。
練習場所へ向かう山中で昼食を取る為に店に寄り車を降りたところ、山の澄んだ空気が辺りに漂っていて、こんな気持ちの良い場所で練習を行えると思うと、来て良かったと思いました。
練習場所に着き、服を着替えて早速準備体操を始めました。
練習場所は標高の高い山中の巨大な敷地の公園で、見晴らしの良い一面芝生の場所で行いました。
練習は普段行っている柔軟体操や圧腿、基本功から始まり、それから通備腿法の練習を行う。通備腿法は非公開だった部分もあったので、まだ日本では聞いたことがある人は少ないかと思いますが、馬賢達老師が昔全国規模の散手大会に出場して優勝を果たした時に、大きな戦力となりました。この腿法は独立歩の姿勢を保ちながら前進したりして前足をリラックスさせて連続蹴りを繰り出す技や劈掛拳、戳脚の中にある変則的な蹴り技なども含まれています。詳しい内容は文字数の関係で、割愛させて頂きますが、2人で組んで相対練習も行ったりするので、バリエーションが非常に豊富で、実戦や散打にも有効なので、時間を割いて練習しました。応用技の練習も行い、今回の練習は外だという事で、特別に普段行わない練習もいろいろ教えて頂き、普段の何倍も密度の濃い練習をさせて頂きました。これらの蹴り技は、蹴る高さ、柔軟性、スピードが要求され、また下段を蹴ったら、そのまま上段を蹴ったりするような連続蹴りやわき腹を突発的に鋭く蹴りこむ動作があったりするので、リラックスした弾力性のある脚の動きや平衡感覚も要求されます。普段から練習している基本功を地道に繰り返し行う事により、通備腿法をはじめ実戦に役立つ身体を作っていくのです。
今回は芝生の上での練習なので、八極拳のように強く踏み出す動きはビシッと思いっきり強く打ち出すことができて力感が感じられて良かったと思います。
今回参加した人が初級レベルの人ばかりだったので、拳路は通備弾腿をメインにやりました。通備門の弾腿は少林といったものをは違い、劈掛拳、八極拳、翻子拳、戳脚等といった通備門における重要な拳法の基本に重要なエッセンスが備わっています。
通備弾腿は通備門の基本拳路であり、初心者が最初に練習するのに最適であって、
しかもやり方が簡便で、素朴で、明瞭であり、たやすく練習できます。下盤の歩型の椿歩と腿法を強調し、上盤においては単勢拳法を補佐しており、站椿功として練習するのもいいそうです。余談ですが、打ち終わった後しばらく気を静めながら姿勢をそのままキープしたまま站椿功を行う練習方法もあります。套路は一組ずつ左右交互におこないます。よって動力定型を深め、強化するとのことです。よって弾腿は多くの流派が採り入れて練習されているそうです。
元々弾腿は一種の独立された拳術であって、「弾腿門」と言われています。弾腿は発展の中でだんだんと色々な流派に吸収されたり結合されたりしたことにより、勁力、風格および技法も違うものとなってきたそうです。通備門の弾腿は劈掛拳、八極拳、翻子拳、戳脚などの風格、技法を採り入れ通備勁をもっておこない、馬家独自のものになっています。
なので、例えば通備弾腿の第二トウ(足+堂)の中で蹴った後に馬歩冲拳で打ち出す動作がありますが、この馬歩冲拳(八極門の冲捶にあたる動き)を打った後すぐに連打で次に拳を打ち出す動作を行います。よって馬家の八極拳は翻子拳や蟷螂拳の動きも取り入れているので、連打を打てる八極拳です。八極拳は一般的に一打必倒拳法なので、単発で打ち終わった後の動作が止まってしまい、隙が出やすい傾向があり、劈掛拳や通臂拳、翻子拳といった拳法のように快速連打で拳を打ち出すことができないと言われている。「だったら証明してみろよ!八極拳でどのようにして快速連打を打ち込めるのかを」とそんな事を思いながらこのサイトを見ている貴方、そこまで思っているなら、この喧嘩買いましょう(笑)それは通備門の武術は八極拳にしろ、劈掛拳にしろ、翻子拳にしたって通備勁道を用いているからです。
従って馬家の八極拳は快速連打ができる八極拳であり、絶招(奥の一手)の八大招の技でも連打を行う技法が見かけられます。また、翻子拳の連打の突きであっても八極拳のように重い威力の打撃を生み出す事ができます。基本功を練りながらそういう動きを出来る身体を作りあげていくわけです。なので散手において不利な八極拳でも馬賢達老師は全国規模の散手大会において多くの武術家を打ち倒し優勝を果たされたわけです。馬賢達老師は殆ど1、2発の突きで多くの対戦相手を倒したそうです。
そんな馬賢達老師を八極拳、劈掛拳が伝承があった滄州に在住している多くの武術家たちは「滄州から出た英雄」と褒め称えたのです。1985年1月に河北省滄州地区孟村において、「八極拳研究会」が設立された際に、呉連枝氏を初めとする多くの八極拳家からの養成により、馬賢達老師は同会の名誉会長に就任しました。
通備門の大先師である李雲標、黄林彪は通備弾腿から開門し弟子に伝授し、多くの武術名家を育成したそうです。
「神槍」で有名な李書文は元々黄四海に拝師して武術を学んでいたそうですが、基礎が足りないので、黄四海と張景星の推薦で、黄林彪にも拝師し、通備弾腿を修得したそうです。
練習の後半は器械を行いました。その中で短兵を行い、日本の剣道に近い竹刀に似た剣を用いて、相手と相対で2人一組で練習します。技法は刀と剣と同じで「劈、点、崩、撩、突」などの技術から構成されており、たまに苗刀といった双刀法の技術も含まれています。これらの刀や剣の技術を活かした一種の実戦練習であり、熟練すれば、刀や剣の技術が向上するだけでなく、実戦においてもかなり威力を発揮します。
日差しがとても強くこんな内容の濃い練習で体がバテてしまうのではないかと思いましたが、湿度が低いので木陰に入り小休止すると、瞬く間に汗が引き体力もすぐに回復します。そして新鮮な空気と広々として風も気持ちよく、しかも地面が芝生なので、練習もいつもより伸び伸びとできた感じがしました。柔らかい芝生の上での練習なので、普段なかなかできない投げ技も応用変化技も思いっきり練習できました!
自分の良くないところに気づいたりできて参考になりました。一日で帰るのは勿体無いと思えるほど良い場所でした。次回は泊りがけで来たいと思ったほどです。
練習後は地元の温泉で汗を流し、帰路につきました。いつも練習の前後は話をする時間があまりないので食事のときや
練習後にみんなで行った温泉でたくさん話ができたのも楽しかったです。
今回は普段出来ない貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
鳴海 藤嶋
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 みんな集まって柔軟をおこなう こうした拉筋の練習はウォームアップとして必要最低限のものを練習前に行う。こうした練習は筋を伸ばしたり、関節を動く範囲を広げることを目的とする。ここに写っている人たちをはじめ今回参加した人は初級レベルの人ばかりなので、もう少し膝や背筋を伸ばしてじっくり筋関節を伸ばす事を望まれる。
 筆者が先導して劈掛拳の伸肩法 の一つである「連環劈掌」をおこなう 全身をリラックスさせ腰を支点に手を縦回転に回します。力が抜ければ抜けるほど遠心力で自然と腕が伸び綺麗な縦回転になります!
 腰胯による発勁力を養う練功法
 体をぶつけ打たれ強さを養う
 呼吸法と協調させ練習を行います
 筆者による通備門の蹴り技の一つである点子腿 他にも変則的な蹴り技がいっぱいあります
 短兵格闘の練習もしました。
>初めての人でもわかりやすく解説します!・・・通備拳とは?基本用語はこちらから
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今まで一般公開していない実戦武術の最高峰と称されている馬家通備武術の 初心者でも練習できる散手技術体系とは?〜腿法編 極秘なので、まだ本などには公表するつもりはありません!より詳しく知りたい人は練習にお越し下さい。
練習は自分の主体性を持って楽しみながら行うものなので、怖い顔をしてはいけません(笑)
あらゆる運動の動作を俊敏にするのは脚によるのである。身体を支え、これを自由にかつ霊活に操るのは「脚」であります。しかし多くの人はまだ脚をなおざりにしているのが現実です。 「中国武術には独自のすばらしい蹴りがあります。しかし散打において誰も使っていませんでした。それは西洋の口ひげを備えた従来の中国の服装を着用しているようなものです。中途半端です」(アメリカの大手武術雑誌「KUNGFU」2002年11月号 馬賢達老師のインタビューより) ≫≫馬賢達老師のインタビューはこちらから
脚は腕の何倍の力が秘められている。それを有効に使えば武術において大きな武器になる。もっとも脚というのは体の中心から発する身法から来るものである。
 2人ペアーを組んで通備門独自の散手基本練習を行います 蹴りの散手だけでも劈掛拳、翻子拳、戳脚等の各拳種の蹴りによる散手練習があっていろんなパターンやバリエーションがあり、 最初は簡単なものから難度の高いものまで少しずつ段階を踏みながら進めて行きます。無理な練習はいくら頑張っても上達しないものです! 初級レベルのこうした練習は初心者の人でも技を練りながら楽しく攻防練習が出来ます! こうして無理なく技の攻防を練る事により、普段自分たちが練習している所の未熟な部分を発見しあえるわけです。
馬賢達老師は子供の頃からこうした練習を積み重ねて弱冠19歳で全国規模の散手大会に優勝されたのです。
 自分の前足で相手の前足をかい潜って相手の後足を触るトレーニングです むやみに攻撃をするだけでなく、前足で太極拳の推手のように接触部分で相手の力を感じながら(聴勁)相手の前足をかい潜って攻撃します! こうした練習は接近戦になった時に蹴りを行ったり、死角を取ったりする攻防に役に立つトレーニングです。 このような練習をするとわかると思いますが、接近戦では高い蹴りは使えにくく、低い蹴りが主体となります。 こうした接近戦の蹴り練習に相手の後ろや死角を取ったりするものを加えた練習も行ったりします。それが下の2枚の写真にある練習です。
 相手の一瞬をつき後ろを取る筆者 蹴りを行いながら相手の出方を窺って、劈掛拳独自の「蛇身鷹翅」による柔軟な身体を活かしてすっと相手の死角から入って後ろを取ります。 本来は体当たりや肘打ち、掛打(腕で相手の喉にひっかけて打ち倒す技)等劈掛拳や八極拳の技法を用いて行いますが、 今回は初級レベルの人たちばかりが参加していたので、安全面を考えて後ろを取るだけの練習にしました。 こうした練習は蹴りから死角を取る歩法へと繋げる攻防練習になります。安全面を配慮した初級向けの練習です!
注意!実戦や組手においては相手は自由自在に動いているのです。どんな優れていると言われている絶招や実戦技法を学んでも、正しい指導の下で習った用法を活かせるまで段階を踏んだトレーニングを行わないと、武術としてまったく意味がありませんし、ただ漠然と単式練習や固定した用法だけを練習しただけでは何の役に立ちません!!
「武術は進化するものである!研究を重ね進化をせずに今までの現状のままに捕らわれすぎては、己の武術の技芸の発展にまで害を及ぼす」(中国武術最高段位九段・馬賢達老師談)
 あれれ?いつの間にか筆者に後ろを取られたとただ驚くばかりの他派八極拳歴十数年の山岸さん 今回東京本部からわざわざ参加してくれました。「いくら六大開、八大招といった素晴らしい技を学んでも、これらの用法を自由に活かせるような技術体系を 段階を踏みながら学習していくのが重要ですね。通備の散手の基本功の練習をしていますが、それでもまるでコロンブスの卵のような発見ばかりです。 もう十年早く通備門に入門して、こうした練習を積み重ねておけばよかった」と思わず照れてばかりの山岸さんでした(笑) 「今まで練習してきた拳法みたいに直線的な動きや力任せの動きに頼らずにもっと身体をリラックスして自由に動けるようになれたら」とも仰っていました。
練習後、お土産で買った饅頭を筆者に配ってくれた人の良い山岸さんでした。 いくら硬い物を打って鍛えたりしても、リラックスしないと相手の攻撃の力を感じ取る事ができませんし、組手においても自由に動く事が出来ません!
≫≫山岸さんのプロフィールが載っているホームページはこちらから
武術を実戦として、健康としても上達するには、ただ年数をかけて練習してもさほど効果が得られません! 上達する最もな近道は正しくて効率の良い練習のやり方です。
当会では、史上初の全国規模のフルコンタクトの散手大会で優勝を果たした馬賢達老師直伝の武術を 基本原理から、用法、応用を指導しています。


 基本拳路<通備弾腿>第四トウ(足+堂)を見せる小林老師 点子腿といった蹴り技があるのが特徴であり、蹴り技と下盤の功夫を練る。 小林老師は基本であろうと一つ一つの動作を原理から説明しながら指導されるから非常にありがたい。


 基本打法<単劈手>の示範を見せる小林老師 呑吐開合と起伏捻転の通備門身法を詳しく解説をされながら動いてくれた。
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