上野はワンダーランド。銀座は危険。


上野の怪しげな松竹デパートというのはこの日の日記 で紹介した。実はあの写真を撮ったときは時間が無くて、肝心のデパートの中を探索できていなかった。私の中での最近での懸案事項だったので、休みだった今日、探索して参りました。いやあ、すごかった。すごいよ。もう私には理解できない。意味不明。そんな言葉しか思い浮かばない店舗があったのですよ。あのデパート、地下は古本屋、1階は100円ショップと薬局とディスカウントショップ(?)がテナントになっている。このディスカウントショップがくせ者。一言でいうと下世話な品揃え。たまらないね。で、時代のテイストとしては昭和。平成に入ってもう18年も経っているのに、店内の雰囲気は昭和そのもの。もう見ているだけで楽しくなってくる。ランダムに気になった商品をいくつか、ピックアップ。日本刀(模擬刀)。これがまた本物に見せようという努力が今ひとつ足りない仕上がり。チープな感覚がすばらしい。次、各種ライター。どうやったら火がつくか分からない謎かけ的からくりが施されているライターがたくさん。こけしの形だったり、鉄砲の形だったり。これまた誰が何のために作ったのかと存在意義を問いたくなる商品群と言えましょう。で、私が最も注目したのは「エロテープ」。ビデオでもDVDでもなく、エロテープです。エロ関連商品に結構なスペースを割いていたのですが、ダッチワイフとかDVDとか大人のおもちゃとか、そういうものを押しのけて、かなり良い位置に陳列されていたのが「エロテープ」。カセットテープに男女のまぐわいの音声が入っているしろものらしいです。一本2000円でした。いまやデジタルモザイクの見えそうで見えない感じのDVDが2500円とかで売っている時代に、なぜにカセットテープなのか。それもこの価格設定。ちょっと売り手の真意をはかりかねる。しかも、手書きのポップがたくさん添えられていたのもイカス。「あなたもコーフン!」とかそんな文言。いいねえ。たまらん。しかも、そのポップにはなぜか週刊誌連載中の「特命係長只野仁」から無断でコピーしたと思われるエロ場面がコラージュされるという味わい深さ。これは、もはやエロに関する昭和の文化遺産だと思います。はい。で、このエロコーナーで店内でも、奥の方になるわけで、いやあすごい空間だなあとおもって、最奥の陳列棚をみたら、これもびっくり。動物の剥製が売っていました。孔雀が38万円でした。これも結構びっくりした。エロテープと孔雀でとどめを刺された感じです。はい。いや、でもね、あまりの濃密さに、2階や3階に登る気力が起きなかったのですよ。ちょっとまた探検しに行かないといけないですね。




松竹デパートの勇姿です。興味のある人は是非足を運んでみてください。はい。


さて、それで松竹デパートの毒気にやられた私。ちょっと上野駅でクールダウン。上野駅は改装後、こぎれいになってちょっと違和感があるのだが、松竹デパートのあとだと、これくらいの「薄さ」がちょうど良い。コーヒーショップでアイスコーヒーを飲んで休憩。で、駅の近所にある中古カメラ屋千曲商会を冷やかす。CAMBOワイドがあった。4×5の大判カメラでレンズが47mmという超広角。手持ちで使えるし、レンズのシフトも可能だそうな。価格は・・・ハッセルのSWCよりは安かったな。大判はさすがにちょっと手を出す勇気はありませんし、金もないのでね。でも、興味があるカメラのひとつではあるな。

で、御徒町までぶらぶら歩いて、JRに乗車。目的地は日比谷の三信ビル。有楽町で降りてビルまで歩く。このビル、壊されるそうで、古いオフィスビルがまたなくなるわけです。まあ、耐震強度とか考えると下手に補強するよりは、建て替えた方がいいわけで、所有者であるところの三井グループの判断は経済合理性にはかなっていると思う。でもなあ、こういう重厚でデコラティブなビルが無くなるのもまた悲しいわけで。で、外観を撮ったあと、中を撮ろうと思って入ったら、いきなり「写真撮影ご遠慮ください」の看板。しかも、その看板がたくさん・・・。警備のおじさんもいたし・・・内部の撮影は断念。結構、アーチ上に梁があって2階まで吹き抜けになっている、結構かっこいいデザインなんだけどなあ。残念。

その後、有楽町のガード下で写真撮ったりしつつ、銀座へ。スキヤカメラとかレモン社とかを冷やかす。で、レモン社でコシナ・フォクトレンダーの25mmレンズを発見。2万円なり。安い。即決で購入。ああ、やってしまった。レモン社は冷やかすだけのつもりだったのに・・・。いきなりお買い上げか。もう、この時点でやばいと思って、他の棚は見ないで帰ってきました。はい。ローライとかの棚を見始めると極めて危険なので、自制心を持って遠慮申し上げたわけです。いやあ、銀座って縁がない街だと思っていたけど、いざ自分がカメラ好きになってから来てみると、誘惑がいっぱいですよ。やばいですよ。近づいたらいかんですよ。ああ、危ない危ない。

上野で濃厚な昭和を見て、それから逃れるために銀座をぶらぶらしたはずなのに、なぜか財布の中身が減っている私。やばいね。

Posted: 月 - 9月 4, 2006 at 09:17 PM              


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