桜木町のガード下の落書きが無くなるかもしれないことについて。 


っていうかもう一部なくなっているんですけどね。150メートルくらい。東急東横線の横浜桜木町間の廃止に伴って、その廃線をどう使うかという問題なのですが、地元と市役所のディスカッションでとりあえず落書きを何とかしようという事になった。それで手始めに150メートルくらいを消して、それであたらしいウォールペイントをしようというもの。他の部分をどうするかは今後決めるらしい。

で、新しく描いた部分は美大生なんかが書いているのですが、私としては今まであった無軌道で混沌とした落書き系アートの方が好きなのです。ゲリラ的に描かれて、それでいけてないやつは容赦なく上から別の絵が描かれる。そういう競争原理が働いて、その結果あるのが今の落書きな訳で、これはこれでレベルが高いと言えるのではないか。



無くなるかもしれないから、きょう行って撮ってきました。僕はこういうのが嫌いではない。 

割れ窓理論というものがある。割れた窓を放置しておくと治安が悪化するという理論。乱暴なまとめ方だけど。それで、落書きなんかも割れ窓に相当するものという風に扱われがち。まあ、分からなくもない。それに治安も悪いよりはいい方がいい。じゃあ、桜木町のガードの落書きはどうか?

どうも、もともときちんとアーティストがウォールペイントしたものが、徐々に侵食されていって、それで今の状態になったらしい。この過程は非常に興味深い。確かに意味不明のサインというか文字が書かれていて、良く分からない部分が多いのは確かだけど、なかなか味わい深い絵もなくはない。多分、こういう落書きに自己表現を見いだした人たちがやったのでしょう。でも、いけてないやつはすぐに上書きされる訳で、この混沌とした状況の中で残ってきた絵はそれなりに残してもいいのではないかと思う。(尤も割れ窓理論的にいって妥当かどうか、つまりこの辺の治安はどうなのか、というとその辺は良く分からないのだけど、でも少なくとも引ったくりとか大発生とかそういう話は聞いたことがない。むしろ我が南区のほうがやばいらしい)



例えばこんなのとか。



こんなのとか。私は嫌いではない。無理矢理消して、それで一からまた美大生が描きます、という程醜いものなのかというとそんな事ないんじゃないかなと思う。きちっと枠にはめてそれできれいに仕上げるのも悪くないけど、こういうゲリラ的な落書きは自然発生で、枠を意識していないがゆえに非常に面白いと思うのは私だけだろうか。

まあ、当面はその150メートルの評判がどうかというのが要注目なんですけど。肝心のその150メートルは撮ってくるの忘れました。結構面白いものもあったけど、今まであったやつと比較して、じゃあ、今までの方がよっぽど悪かったという程の差は無いと思うんだけどなあ。 

Posted: 日 - 10月 3, 2004 at 12:26 AM              


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