Movie: 過激なお笑い政治活動家のドキュメンタリー


THE YES MEN


「The Yes Men」Movie Website




いきなりこんなコスチュームで申し訳ない。

場所はフィンランドの権威ある学会の講演会場。繊維関係の研究者、技術者、
管理職、財界のお偉いさんなど150人を集めた大マジメな会場で、不謹慎な
格好でマジメにレクチャーをしている人物、その名は「The Yes Men」。
アーティストなのか、政治活動家なのか、パフォーマーなのか、私にもよく
分からない・・・。

この人たち、WTO(World Trade Organisation=世界貿易機構←悪名高いらしい)
関係者に成りすまして、なんとフェイク・ウェブサイトまで作ってしまい、
うっかり本物のWTOだと思いこんだ人々からの丁重な講演やTV出演の依頼を
大喜びで引き受けて、世界中どこでも行ってレクチャーを堂々とやってのけて
しまうちゃっかりやさんグループなのです(それって、ヤバいんじゃ・・?)。

上記画像は、先進国のお金持ち企業が、低賃金で奴隷のごとく働かせている
ビンボーな国の労働者を、遠く離れた先進国でしっかり監視するための画期的
な装置、と言うかレオタードと言うか、デッカイちんちんというか。
ちんちんの先にはモニターが付いていて、歩きながらいつでもどこからでも
監視出来るようになっていてすごい便利(なのか?)。

上手な早変わり。ちんちん部分はちゃんとスーツに内蔵されていて、ジッパー
を開けると股間から飛び出す凝った作り。







インチキとは言え、ここに至るまでちゃんとWTOのエリートだと信用させなくては
ならないんで、下準備は相当念入りにやってて、講演内容はもちろんのこと、ニセ
名刺作ったり、ボサボサだった髪をさっぱりと刈ったり、金ないんで救世軍で背広
から靴・鞄に至るまで一式揃えたり、プレゼン用のCGアニメーション(ぬるっと
したオヤジがこのチンチンスーツを着ててスゴい気持ち悪い)までも作成して、本当
に楽しそう。

で、当然のことながら、このゴールデンスーツに変身した瞬間に、出席者が大爆笑
とか、大激怒、とかの反応をThe Yes Menはワクワク期待していた(もちろん私も)
のだが、驚いたことにこれと言った大きな反応もなく(クスッと笑ってる人は少し
だけいたけれど)、何事もなかったようにそのままレクチャーは滞りなく続き、質問
もなし反論もなし、最後には大きな拍手で終わるという異様な光景が・・。なぜっ!?
なんか「裸の王様」を思い出したです。
その日は1日中、あくまでもマジメにTVや新聞のインタビューや撮影に引っ張り
だこだったらしい。誰一人としてインチキと思ったヤツはいなかったらしい。

それにしてもデカい・・・。




基本的にはWTOのポリシーに沿ってレクチャーしてたらしいんで(チンチンスーツ
以外)、奴隷賛成論的なことも含めて、この講演会の出席者にとってはさほど驚く
べき内容ではなかったようだ。それって相当コワい・・・。

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下記はニューヨークの大学から招待されてやった別の講演会のスライドの一部。
内容は第3世界の人々を飢餓から救う画期的な方法について。
どういうアイディアかと言うと、ビンボーな国の食べ物がなくならないように、
排泄物をフィルターにかけてそれをまた食べられるようにリサイクルする(!)
と言う気を失いそうなほど過激な内容をハンバーガーを例にとって、ちゃんと
スライド使って大真面目に説明してました↓。

ロナルド・マクドナルドの人工肛門からフィルターにかけられて出てくる
マクドのメニュー(オーマイガッ!!)。



しかもレクチャー始まる前にわざわざ学生さんたちにフリーでマクドの
ハンバーガー配って、食べながらやってるのでもう効果バツグンッ!
さすがに学生さんたち、まだ純真で、前出のオトナのように権威に縛られず、
心根が腐っていないんで、大ウケしてるヤツもいれば、あまりの衝撃で呆然
としているヤツ、本気で怒って質問攻めにしてるヤツ、怒って席を立っちゃう
ヤツもいて、今回はThe Yes Menとしても真っ当に反応してもらって満足
だったようです。

他にも色々バカらしいこと沢山やってるらしいです。ああ、日本語版が欲しい。

The Yes Men website

Posted: 火 - 8月 16, 2005 at 10:44 PM        


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