Carbon Copy ClonerとPsyncX


最近あちこちでMacにトラブルが発生して、バックアップが無いとか、うまく復元出来ないと言う話しを聞きます。
少し手間と費用はかかるかもしれませんが、何らかの方法でバックアップは取っておかないと、大切なデータを失うことになります。写真は過去に戻って撮り直すわけにいきませんし、iTunesのライブラリに、一枚一枚CDを読み込むなんて考えただけでうんざりじゃないですか?
というわけで、私が長い事使っているツールと、それに付随して発見したツールを紹介します。

どちらも、起動可能な状態のHDDのコピーを作れるツールです。
使用中の起動ドライブ以外に、同じ内容のコピーがあれば、もしもHDDに機械的な故障が起きた場合に、すぐさまコピードライブで作業出来ると言うメリットがあります。データが多少壊れた場合でも、サルベージ出来る可能性は大幅に高まりますので、私はずっとこの方法を使っています。ただし、外付けにしろ内蔵するにしろ、もう一台同程度の容量のハードディスクを用意する必要はあります。

まずはCarbon Copy Cloner なんですが、これは以前にも御紹介しましたとおり 日本語環境ではうまく動作しません。
それ自体は、英語環境のアカウントを別に作れば済む話しなんですが、Tigerになってからちょっと事情が変わりました。
このソフトは、Psync というPerlのモジュールを組み込む事によって差分バックアップの機能を実現しているのですが、以前は自動でインストール出来たPerlのモジュールを自分で組み込まないとダメになったんです。
そこでPsyncのサイトを見ていると、一番下にPsyncX というツールがあるのを発見しました。
これはPerlのモジュールにGUIのフロントエンドを付けたもので、非常にシンプルで、ネットワークボリュームの差分バックアップまで出来る優れもの。複数のスケジュールを組んでそれぞれにバックアップが出来るようになっています。
一応ローカライズされていて、Helpも日本語がついています。多少変ですけど笑わないであげましょう。

が、ここまで来て調べてみると、どうやらTigerで使う場合に問題がある様な記述があります。
Carbon Copy ClonerもPsyncを組み込んで差分バックアップを実現している以上、同じ問題を抱えているはずなんですね。
ちなみにCarbon Copy Clonerも差分バックアップではなく、毎回まっさらのバックアップを取ると言うのなら問題無いはずです。
Psyncによる差分バックアップにおける問題と言うのは、作者によると

/usr/bin/rsync that comes with Mac OS X v10.4 (Tiger) now supports resource fork operation with -E option. You should consider this an alternative to psync.

だそうですが、意味不明ですね。( ̄▽ ̄υ)アセ...
どうやらspotlightなんかのmetadateとかリソースフォーク関係に対応していないらしいんです。
で、色々対処法も調べてみたんですが、ブータブルコピーから起動する際に、最初にターミナルを起動して”sudo mdutil -E"というのを実行しなければならないということです。
まあ、起動可能なコピーがとれるのですから、この程度で済むのなら良しとしなきゃなりませんかね。



一応、Carbon Copy Clonerで差分バックアップをしたい人の為に、Parlモジュールのインストールの仕方を書いておきます。
Carbon Copy Clonerをダウンロード(あらかじめ英語環境のアカウントで管理者権限に設定してください)したら解凍して適当なところに置きます。
差分バックアップはせず、毎回丸ごと取る人はこれだけでもOKです。しかし、データの量が多い人は時間がかかるので、差分バックアップ出来た方がいいと思います。

作業の前にXcodeをインストールしていない場合、インストールしてください。
OSXのインストールCDから入れるか、Appleのデベロッパーサイトからダウンロードします。
これは普通のインストーラーなので、特に変わったところはありません。

それではまず、Psync のサイトから最新のモジュールをダウンロードしましょう。
最新版は0.71で、ダウンロードするとMacOSX-File-0.71.tar.gzというファイルが出来ます。
そのファイルをダブルクリックして解凍します。

次にターミナルを起動して以下のようにタイプします。

cdスペース

今度は解凍したフォルダをターミナルのウインドゥにドラッグ&ドロップします。
ここでリターンキーを押します。

続けてターミナルウインドゥに

perl Makefile.PL

とタイプしてリターンキーを押します。

すると以下のように表示されます。

Checking if your kit is complete...
Looks good
Writing Makefile for MacOSX::File::Catalog
Writing Makefile for MacOSX::File::Copy
Writing Makefile for MacOSX::File::Info
Writing Makefile for MacOSX::File::Spec
Writing Makefile for MacOSX::File

今度はモジュールを構築してインストールです。
以下の様にタイプしてリターンキーを押します。

sudo make install

その後passwordを聞いてくるので、いつものパスワードを入力してリターンキーを押します。
そうするとたじろぐ様な文字列がだーーーーーっと出て来て、再度シェルプロンプト(入力が可能な状態)になったら終了です。
終わったらダウンロードしたファイルは捨ててしまってかまいません。
この作業が終わると、Carbon Copy Clonerの環境設定で差分バックアップが出来るようになります。

気をつけないといけないのは、コピーから起動する際、最初にターミナルを起動して”sudo mdutil -E"という作業をする事です。
それからディスクユーティリティーでパーミッションのチェックはしておいた方がいいと思います。

うーん、備忘録になればいいのだけれど・・・・バックアップはやっぱり面倒ですよね。
だけど、一度設定すれば毎晩律儀にバックアップしてくれますよ。

投稿日時: 水 - 3月 8, 2006 at 12:19 午前          

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