旧OSではアップルメニューに「計算機」が登録されていましたし、Mac OS Xにも「Calculator」が用意されています。表計算ソフトを使うまでもない簡単な計算をするための、手軽な計算ソフトと言うのは、パソコンには欠かせないもののようです。このページでは、Terminalで使用する計算機ソフト「bc」を紹介します。
Terminalでbcと入力するとbcが起動し以下のように表示されてユーザーからの入力を待ちます。
Welcome to Darwin! [localhost:~] hiro% bc bc 1.05 Copyright 1991, 1992, 1993, 1994, 1997, 1998 Free Software Foundation, Inc. This is free software with ABSOLUTELY NO WARRANTY. For details type `warranty'.
基本的な演算子はごく一般的なもので、下記のようになっています。
| 演算子 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| + | 足し算 | 1+1 |
| - | 引き算 | 2-1 |
| * | かけ算 | 3*2 |
| / | 割算 | 2/2 |
| % | 割算の余りを求める | 5%2 |
| ^ | 累乗 | 2^3 |
それでは実際にこの演算子を使ってみましょう。
Welcome to Darwin! [localhost:~] hiro% bc bc 1.05 Copyright 1991, 1992, 1993, 1994, 1997, 1998 Free Software Foundation, Inc. This is free software with ABSOLUTELY NO WARRANTY. For details type `warranty'. 1+1 2 23-12 11 2*(3+2) 10 3/3 1 5%2 1 2^2 4
ちゃんと計算できましたね。次に、2/3や3/2といった割算を打ち込んでみて下さい。
2/3 0 3/2 1
こんなおかしな計算結果が表示されたと思います。実は、bcは起動時には表示する小数点以下の桁数が0にされています。そのため、このように表示されてしまいます。そこで、小数点以下の桁数の表示を変えてみましょう。変えるにはscaleという命令を使います。初期設定ではscale=0になっていますので、これを増やしてやります。
scale=3 2/3 .666 3/2 1.500
このように小数点以下3桁まで表示するようになりました。
bcは単なる電卓よりも高級で、変数を使う事もできます
x=11+3*4 x 23 x-1 22 x=2 y=3 x+y 5
bcを終了してコマンド入力に戻るには、
quit [localhost:~] hiro%
このようにquitと打ち込みます。
ここからはちょっとUnixな使い方ですが、パイプでbcにリダイレクトしたり、ファイルから計算式を読み込ませたりする事もできます。
[localhost:~] hiro% echo '12*13' | bc 156 [localhost:~] hiro%
このようにTerminal上にダイレクトに計算結果を表示してくれます。
ファイルを読み込ませるには「bc ファイル名」とします。
[localhost:~] hiro% cd terminaltest [localhost:~/terminaltest] hiro% ls test.txt test2.txt test3.txt [localhost:~/terminaltest] hiro% cat test.txt 21+12-3*2[localhost:~/terminaltest] hiro% bc test.txt bc 1.05 Copyright 1991, 1992, 1993, 1994, 1997, 1998 Free Software Foundation, Inc. This is free software with ABSOLUTELY NO WARRANTY. For details type `warranty'. 27
このようにbcが起動してファイルに書かれていた計算を実行します。