家畜の健康を向上させる21箇条
ピーター・プロクター
バイオダイナミック農業は、土壌の質を向上させるさまざまな方法を採用するホーリスティックな(総合的な)農業法です。作物をローテーションで栽培したり、堆肥を加えることで、動植物の健康維持を助ける方法です。バイオダイナミック農業の実践の一端を示す尺度の一部を、列挙します。
- バイオダイナミック農法を利用して、いつも良質の食糧を育てる。常に飼葉の十分な予備を欠かさない。
- カルシウムとリン酸塩など…土壌に必須の鉱物分にはたらきかける。
- 牧草を上手に管理すること。例えば、雨の頃、土壌が濡れているときに、牧草を食べさせすぎたり、牧草地をこねまわしたりしない。
- 農場ぜんたいに、幅広い種類の牧草を生やしておく。白クローバーや赤クローバーやアルファルファのような豆科植物だけでなく、カモガヤのような、根を深くのばす草も生やしておく。チコリも有用である。
- 重機を使いすぎて、牧草地を堅くすることを避ける。
牧草地がかちかちになると、土壌の構造が壊れ、結局、牧草の質もダメにしてしまう。
- 1年に2回か3回、規則的に、春と秋に、調合剤500番を利用する。土壌の質と構造を向上させ、維持するためである。
- 牧草に調合剤501番を利用する。飼葉の質を高める適切な月のリズムに従って、特に、干し草とサイロの牧草に、春の午前中に加える。
- 農場ぜんたいに影響が出るように、調合剤502番から507番を、堆肥やさまざまな液肥や牛糞調合剤に加えて利用する。これらの調合剤によって、さまざまな惑星のエネルギーが微量元素及び主要な栄養素のバランスをとれるようになる。こうして健康をもたらす植物を育てる力が、土壌に与えられる。これらの調合剤を規則的かつ適切に使用するなら、動物の健康に有益な効果が見られる。これだけは、たぶん、バイオダイナミック農業者全員が同意することであろう。
- 質のよい貯蔵牧草と干し草を作る。自分の方法を確立させる。適切な月のリズムの時に牧草をカットする。
- 自分の土地に合った現実的な密度で農場に貯蔵する。過剰に貯蔵するのはよくない。
- 強風を上手に避けると、風の冷却から生ずるストレスが軽減され、より長期間にわたって、よりよい草が成長できる。
- 家畜のために、よい日陰になる木を植えておく。紫外線のレベルが高いところでは、特に必要である。
- いつでもきれいな水が利用できるようにする。飼槽周辺に、病気と寄生虫を繁殖させる水たまりが出来ないように気を配る。
- 動物にストレスを与えるものを避ける。例えば畑で動物がいるときには、気を付ける。騒々しいオートバイクや、うるさい犬を近づけない。
- 出来るだけ湿気のない場所に家畜をおく。牧地を頻繁に変更すると、つつき合って順位争いが生じてしまう。
- 子どもの離乳を、一般に受け容れられているよりもっと後にする。特に、肉用か繁殖用に育てる酪農牛や子ヒツジの場合は、そうすべきである。
- 動物の遺伝の基盤に気を配る。一部の病気は遺伝性である。繁殖は、重量の利益のためだけでなく、健康のためでもある。実際、良好な健康記録を持つ雄親が、良好な大きさの子孫を与えることを確認する。
- ハーブの薬を使用する。強いニンニクの水薬とリンゴ酢は、体内の多くの寄生虫に大いに効果がある。使えるなら、ホメオパシーの薬も使う。
- ハーブ類を規則的に飼料に加える。例えば、ローズマリー、ヨモギギク、ヨモギ、タイムまたはセージを使う。さらに詳しく知りたい方は、Complete Herbal Handbook for Farm and Stable, Juliette de Baraicli Levy 著を参照されたし。
- 冬の給餌期間には、リンゴ酢を水飲み場と干し草に、定期的に加える。
- 一目で家畜の健康診断ができる能力を開発する。どのような問題でも、早期に診断できれば、治療の成功のチャンスが大きくなる。
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© 2002 Bio Dynamic Farming and Gardening Association in NZ
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原文はBio Dynamic Assosication, New Zealand