星座の学習(プラネタリウム自作)
-(財)YAC 日本宇宙少年団HP 「おもしろ教材」より -
みなさん、お子様に夜空に浮かんだ星座の形を説明された事はありますか? 子供相手に限らず、星座の形を説明するのは難しい事です。 「あれとこれとそれの星を結んだ四角形だよ」「うん、あれとこれね」と会話の上では成立しても果たして同じ星を指して言っているのかどうか..... 。 そんな時、自宅にプラネタリウムがあればまさに指差して教えてあげる事ができるのに。 今回は日本宇宙少年団のおもしろ教材を利用してプラネタリウムを自作し、これで星座を覚えて天体観測に役立てようという試みです。
実は、以前もお話したように博士はプラネタリウムにひそかな憧れを抱いていました(「宮崎科学技術館」のコーナー)。 それに火をつけたのは? まずはNHKの「トップランナー(6/27放映)」。 大手メーカーを凌駕する200万個もの恒星投影を個人で実現した大平貴之さんが出演されましたが、その生涯の全てをプラネタリウムに捧げる生きざまに、技術者の端くれである博士はいたく感動しました。 また、番組で見たプラネタリウム「メガスターII」の映像!(大平さんのHPスーパーリアルプラネタリウムで御覧ください) 感動の余韻が残っている博士が本屋で見つけたのは『星ナビ8月号』。 表紙がまさに大平さんとメガスターIIじゃないですか。 ここまでお膳立てが出来ていた以上、ネットでプラネタリウム自作用の型紙を見つけると同時に製作を開始してしまったのは必然と言えましょう。
例のごとく製作方法はリンク先(日本宇宙少年団)を参考にしてください。

いきなり完成写真です。 小学生高学年以上を対象にしているらしくけっこう時間がかかります。 北斗七星が分かりますか? 電池BOXと豆電球は近所のホームセンターで買いました。 最初は明るければより良いのだろうと電球型蛍光灯を買って来ましたが全然×。 何故? よく考えたら蛍光灯は点光源では無いのです。 ピンホールは光源と同じ形を投影します。 つまり、星の数だけの蛍光灯(でかい)を写し出していたのでした。 自作すると原理が勉強できて良いですね。 (ピンホール型プラネタリウムの原理を勉強されたい方は「天文愛好会CORE」へどうぞ。 すっごく為になります。)

点灯した図です。 ちょっと角度が異なりますが北斗七星が見えています。 博士は光がもれるのを嫌って分厚い厚紙で作りました。 紙の厚みが大きい分、製作時にのり代がずれて往生しました。 紙が薄いと製作は楽でしょうが、光の透過対策の為に厚めに塗装するなどの工夫が必要でしょう。

投影の図を撮りたかったのですが、デジカメでは無理でした。 投影された星はやはり像が甘く、とても点光源とは言えないものの星座の形ははっきりと分かります。 いつもは「もっと遊びたい」と寝室に上がらないはるさめサラダちゃん&あすぱらサラダちゃんも「プラネタリウムを上映します」というと喜んで上がって来ます。

これはおまけで作りました。 星座を教えるためのポインターですが、レーザーポインターでは(このプラネタリウムに対しては)明るすぎるし、子供には危険です。 ピンホール型でとても暗いのですが、このプラネタリウムにはちょうどいいです。 難点は一つしか作らなかったので2人で取り合いになる事。
さて、まだモーターライズという課題は残っているものの、とりあえず鑑賞できるまでにはなりました。 さっそく助手1&2号に星座を教え込みます。 形が分かりやすいものを、ということで北斗七星、カシオペア座、オリオン座まで教えました。 効果はてきめん。 この後、プラネタリウムに行きましたがちゃんと北斗七星、カシオペア座を認識する事が出来ました(夏に行ったのでオリオン座は出番無し)。 このプラネタリウムで見て形の分かりやすいものとして他にはふたご座、ぎょしゃ座、さそり座、からす座があります。 一方で夏の星座、特に夏の大三角あたりはごみごみしているので博士でも判別不能です。 もう9月ですが、まだまだ夏の星座の見やすい季節です。 もう少し工夫が必要ですね。
結論:子供に星座を教えるに当たり、ホームプラネタリウムは有効です。 小学生高学年のお子さまをお持ちの方は夏休みの工作にもなりますので是非お試しください。 なお、かの大平さんのHPにもこれとは少し違う形のプラネタリウム製作が紹介されています。
なお、今後の発展としては星座ひとつにつき一つのシートとした投影機を考えています。 全天の星をこのサイズに凝縮するのはやはり無理があります。 でも同じくらいのサイズでも星座ひとつをクローズアップしてやれば細かい星まで再現できるし、そうすれば北斗七星もおおくま座の一部である事を表現できるでしょう。 「それだったら液晶プロジェクターでいいんじゃない?」 そうですね。 でも手作りであることの良さもあるかと..... 。 助手1&2号に市販品万能と思い込ませたくないのです。(それに液晶プロジェクターって高いし)
その1:JAC教材自作プラネタリウム へ
その2:大島修さんの傘プラネタリウム へ
その3:マイスター(1)へ
その4:マイスター(2)へ
その5:HOMESTAR(1)へ
その6:HOMESTAR(2)へ
その7:HANDYSTAR へ
Top Pageにもどる

注:日本人に馴染みの深い北斗七星ですが、実は星座ではありません。 ですから上の文章は厳密にはおかしいのですが、大目に見てやってください。