解剖顕微鏡の世界(その1)UCHIDA解剖顕微鏡導入編
(UCHIDA解剖顕微鏡のレストア、観察、改造)       07.11.23公開

 「解剖顕微鏡」 何の事か分かりますか? 解剖用に使うんだから実体顕微鏡みたいなものか? ヤフオクに時々出品されている写真1-1のような顕微鏡のことです。 同様の顕微鏡はすでにkmalさんが入手され、レポートされていますので参考にしてください。 構造としては極めてシンプル。 では安いのかと思いきや、結構な高額で落札されており、博士の対象外でした。 今回ほどよいジャンク物が出たのでやっと入手できた次第です。


【写真1-1. UCHIDA解剖顕微鏡(HM型)】

  メーカー : 内田洋行(UCHIDA)
  機種名  : HM型?(アームに「HM」の表記あるが機種名なのかは不明)
  鏡筒長  : -
  対物レンズ: 10X、20X(交換式)
  接眼レンズ: -
  鏡筒形式 : -
  焦点調節 : 鏡筒上下式、粗動ハンドルのみ
  ステージ : 角形固定式
  集光装置 : -
  照明   : 平ミラー
  サイズ  : 10cm×16cm×128cm(W×H×D、外寸博士実測)
  重量   : 0.8 Kg(博士実測)
  製造年  : 不明

 ヤフオクの写真からしてジャンクだったんですが...。 実物を見ると改めてうなってしまいますね。 Kmalさんのレポートを見て解剖顕微鏡を欲しくなった人も博士のHM君を見ると意気消沈するでしょうな。

 ジャンクなポイント一つ目はアームの破損です。 これはアルミ鋳物ですね。 ここが折れると痛い。 前オーナーは接着剤で補修を試みたようですがこれだけ力がかかるところでは無理ですね。 しかし単純な形ですから代用のパーツを自作する事はそんなに難しくないでしょう。 


【写真1-2. 折損したアーム】

 ジャンクなポイント二つ目はステージです。 本来ガラス板がはめこまれており、なんとなくおしゃれなイメージ作りに一役買っているはずなのですが...。 しかし、これも欠品。 さらにジャンクなポイント三つ目は周辺が腐食したミラー。 いやー、こりゃあだれも手を出さん訳だわ。 ...博士みたいな変人を除けば。


【写真1-3. ガラスステージの欠品とミラー周辺部の腐食】

 他にも収納木箱のベニア板が剥離しかかっていたりとジャンクなポイントはあるものの、心臓部であるレンズやラックピニオンの焦点調整機構が無事なのは一安心です。 確かにジャンクではありますが、もともとの作りが単純なだけに使えるレベルに持っていくだけならさほど難しくない様に思えます。



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★コスト優先の教育現場ですら使われなくなった「解剖顕微鏡」をなぜ今さら? どんなものだろうか?という興味心が一番ですね。 あとは屋外でサラダちゃん達と使える顕微鏡も欲しいな、と。 まともに使えるレベルで、且つ壊しても惜しくないものが欲しかった訳です。
★今回紹介したHM型をモデルにした解剖顕微鏡の操作方法解説ページを「埼玉県立総合教育センター」のHPで見つけました。 こちらをご覧下さい。 他にもいろいろな情報があるようです。