携帯顕微鏡の世界(その2)分解編
(千代田顕微鏡Q型のレストア、観察、改造)       07.8.11公開

 初夏の気持ちのいい空のもと、千代田Q型を持ち出して植物公園でサラダちゃん達とプランクトンの観察を...と思っていたらあっという間に梅雨に突入。 しばらく使う機会も無くなったのでなんとなくバラバラにしてしまいました。 そんな事いうと全く意味なくバラしたようですが、実際はベースの塗装腐食をどうしようか、全塗装しなおそうか、と考えていたらいつの間にか...。


【写真2-1. ばらばら状態】

 普通の分解整備だったらここまでバラす必要はありませんね。 ただ、この千代田Q型はアルミを多用して軽量化を図っているため、同時代の千代田B型(オール真鍮製)と比べて塗装の腐食が進んでします。 この辺は同じように軽量顕微鏡である千代田FUR型と同じですね。 全塗装しようと思えばバラバラにする必要があります。 一方でもともと半世紀前の顕微鏡なのですから塗装のハゲも味のうち。 白く粉を吹いているのはいただけませんが、荒く磨いて金属面を出すのも良いかな、とも思います。 ...うーん。 まぁ、いずれにしてもそんなに完成を急いでいる訳ではないのでのんびりやりましょう。

 微動機構も取り外しています。 これは塗装の為ではなく、入手した状態では微動は効くものの、なぜか合いマーク(=ー)から外れていたので修正する為です。 微動装置については千代田FUR型の時も紹介しましたが、同時代の同メーカーでも形状が異なるのは興味深いですね。


【写真2-2. 微動装置】

 ちなみに左の部品が鏡基(アーム)にスライドできる状態でくっついており、上部のスプリングによりこの部品全体(ひいては鏡筒も)下に押さえつけられているわけです。 一方、右の部品が微動機構ですが、中央のギヤー(青丸)が微動ハンドルの回転を受け、複数のギヤーを介してピン(赤丸)を押し上げます。 このピンが左の部品の下側(赤四角)を押す事により左の部品全体(ひいては鏡筒も)が少しずつ上がっていく訳ですね。

 話は変わりますが、携帯用のケースの件です。 とりあえずホームセンターでプラスチック製の工具入れを買ってきました。 本来の木箱と比べるとムードが出ませんね、これでは。 でもちょっとした観察セットも一緒に携帯できるし、どうせ車で出かけるのだからこの位の大きさでも苦にならないし、...で実用性は結構ありそうですよ?
 


【写真2-2. 収納ケース(候補)】

 まぁ、まずは塗装をどうするか決めて、組み直す事ですね。




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