携帯顕微鏡の世界(その1)千代田顕微鏡Q型導入編
(千代田顕微鏡Q型のレストア、観察、改造)       07.6.2公開

 『大人の科学 magazine Vol.05』、ロバートフックレプリカの顕微鏡がおまけでついてくる号です。 本誌ではアンティークな携帯顕微鏡が紹介されています 。気軽に持ち運び出来る顕微鏡があったら...。 ドライブのお供にして野山にある色んなものを見て楽しむ事が出来るだろうなぁ。 ...実際にはものぐさな博士の事、そんな事はまずしないだろうと思いますが、それでも携帯顕微鏡は魅力のあるものです。 『大人の科学』で紹介されている携帯顕微鏡は舶来ものですが、我が日本国にも誇るべき携帯顕微鏡、千代田顕微鏡Q型があります(ありました)。 このQ型は人気があり、ヤフオクで時々出品されるのですがいつも高値落札で博士に手が届きません。 ...今回入手できたQ型は(1)収納箱&純正レンズの欠品、(2)出品者が携帯顕微鏡と理解していなかった、(3)ステージ塗装の劣化、といった三重苦のため安く落札できたものです。

 
【写真1-1. 千代田顕微鏡 Q型】


  メーカー : 千代田光学工業
  機種名  : Q型
  鏡筒長  : 160mm   対物レンズ: 10X、40X、100X(油浸)
  接眼レンズ: 5X (レンズは千代田、オリンパス混在)
    ※オリジナルでは対物10、40、90倍 接眼5、10、15倍
  鏡筒形式 : 直筒単眼
  焦点調節 : 鏡筒上下式、粗動ハンドル、微動ハンドル
  ステージ : 角形、メカニカルステージ付属
  集光装置 : アッベ式コンデンサー
  照明   : 平&凹ミラー
  サイズ  : 13cm×28cm×15cm(W×H×D、外寸実測)
  重量   : 2.8 Kg(博士実測)
  製造年  : 1946年以降(千代田顕微鏡の歴史より)

 「携帯」顕微鏡としては収納箱の欠品は痛いですね。 なにせ、「携帯」するためには箱が必要ですから。 まぁ、その辺はおいおい考えていきましょう。 なにせ今すぐ「携帯」しようとは考えていませんから。 サラリーマン生活をリタイアした暁には旅行のお供に出来れば良い、くらいに考えましょうかね(気の長い話ですね)。 収納木箱を含むフルセットはkmalさんが紹介されています。 以前実物を拝見させていただいたのですが、コンパクトで実に良いですね。 ただ、大きさがコンパクトなだけに意外な重さにちょっとびっくりします。

 まぁ、ともかく収納形態を確認してみましょう。 接眼部のチューブが縮んで縦方向に2.5cmダウン、ベースとステージが折り畳まれて幅方向に5.5cmダウンします。 印象としては薄べったくなったイメージですね。 しかしながらステージをたたむ為にはメカニカルステージを外す必要があるし、対物レンズも外した方が無難なようです。 つまり、ぱぱっと折り畳めるものではありません。
 

 
【写真1-2. 収納時】

 といいつつも大型顕微鏡と同等の機能をセカンドバック大で持ち歩けるのは意義深いものです。 メインターゲットは? 最初は軍用(野戦病院など)かと思いましたが1946年では違いますね。 では医者の往診用?...でしょうね。

 今回入手した千代田Q型は機能的には問題ありません。 ただ、年代を経たアルミ製鏡基共通の問題として塗装の劣化が気になるところです。 のんびりと外装の手入れとクリーニング、さらに携帯箱の工夫をしていこうと思います。




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★この千代田Q型は春先に入手しました。 手を入れる前に近くの植物公園にでも持っていってミドリムシでも覗こうと思っていたのですが...。 雨天や消防団の訓練が重なり、梅雨に突入。 結局お楽しみは後に取っておいてクリーニングのためにバラバラになっています。
★ちょうどラジオ(Gospellers Soul Connection)でホイットニーヒューストンのファ−ストアルバムを特集しています。 うーん、懐かしい。 高校生の頃かな? 歌手デビュー前はモデルとしても活躍していた(だったかな?いまひとつ自信が無い)のですが、その後何年か経ってから観た「ボディーガード」では少しおばちゃんが入っていてがっかりした思い出があります。 何ぶん博士の情報源はラジオ(とCDジャケット)だけなのでたまたま映像で観ると自分の中のイメージとのギャップに出くわす事になります。 ...Q型には全然関係ない話ですね。