昭和中期の顕微鏡の世界(その5)OLYMPUS(GC)君LED照明化その2
(オリンパス顕微鏡GC型の観察、改造)
前回はOLYMPUS(GC)君の照明LED化として100VのLED常夜灯を利用した試作を行いました。 なかなか良い出来なのですが(外観を除いて) ...... 。 「秋月電子通商」で25カンデラの白色LEDが売りに出ていますね。 これと同じサイトで販売されている「1.5V電池☆白色LED投光キット」を組み合わせれば ..... 。 電気に暗い博士ですが「キット」ならなんとかなるでしょう。

【写真5-1. 「1.5V電池☆白色LED投光キット」】
まずは部品から(写真5-1)。 電気工作の得意な人にとってはおそらく簡単な回路であると思いますが、博士にとってはなにがなにやらさっぱり分りません。 ちなみにこのキットのすごい所は(1)本来1.5V程度では発光しない白色LEDを単3電池1本で発光させ、(2)しかもコンパクトな実装、(3)おまけにトップクラスの10カンデラLEDの搭載、(4)極め付けには極めて安価(¥500)、というところです。 今回はこのキットのLEDに代えてさらに明るい25カンデラ白色LED(¥100)を使います。 両者ともVfは3.5Vなので大丈夫でしょう?

【写真5-2. 照明アセンブリーの完成】
あいかわらず途中経過無しに一気に完成です。 それだけ簡単なキットであるということですし、久しぶりのハンダ付けで余裕がなかった証でも有ります。 そう、ハンダ付けって結構難しいですね。 とてもじゃないけど基盤の裏側はお見せできません。 キットでは電池ケースの穴(写真5-2でリード線が出ている穴)にLEDを固定して懐中電灯のようにして使うようです。 今回はリード線を伸ばしてランプハウスに仕込んだLEDに繋いでいます(ランプハウスはNikon(S)君LED化の試みの際に用意したものの再利用)。 もちろん、回路を組んだ後、付属のLEDで点灯試験、ついで25カンデラLEDで点灯試験、と段階を踏んだ上での話です。

【写真5-3. LED照明のOLYMPUS(GC)君への取り付け】
回路&電池を収めたBOXをベース下部に入れて隠してしまう事もできなくは無さそうですがSWをどうするかという問題も有ります。 結局、「とってつけた」ような実装方式としました。 見た目にスマートさが欠けるのはいかんともしがたいですがモノが小さいので取扱い上の難点は全く有りません。
さて、調光方式です。 これもNikon(S)君の時に考案した方法をそのまま採用しました。 つまり、偏光板を2枚仕込み、フタに仕込んだ1枚を回転させる事により透過率を連続的に変化させるものです。 熱の発生が事実上ないLEDだからこそなせるワザでしょう。
⇔ 
【写真5-4. 偏光フィルムの回転による調光】
しかしながら ..... 。 今回採用した「今もっとも明るい」LEDでもわざわざ減光するほどの光量は有りませんでした。 よって、ランプハウスは通常の透明プラ板とし、低倍率では散光板を用いて減光する事にしました。(やれやれ)
昭和中期の顕微鏡の世界(その1)OLYMPUS(GC)君へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その2)OLYMPUS(GC)君見え味へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その3)OLYMPUS(GC)君改良へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その4)OLYMPUS(GC)君LED照明化へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その5)OLYMPUS(GC)君LED照明化その2へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その6)スペアレンズの導入と予備機再生へ
Nikon顕微鏡(S型)の世界(その1)導入編へ
Nikon顕微鏡(S型)の世界(その2)見え味検証へ
Nikon顕微鏡(S型)の世界(その3)改良編へ
Nikon顕微鏡(S型)の世界(その4)照明LED化の試みへ
Nikon顕微鏡(S型)の世界(その5)照度の制御へ
Nikon顕微鏡(S型)の世界(その6)あちの花観察へ
Nikon顕微鏡(S型)の世界(その7)油浸レンズへ
Top Pageにもどる

★OLYMPUS(GC)君を磨き上げてからまだ3ヶ月くらいしか経っていないのに ... 。 すでにメッキ面に錆の気配が。 やはり一度錆びたメッキ面は肉眼では分らない微少な欠陥が残っているのでしょう。 この機会に再度磨いた上に防錆として油をつけて磨き上げました。 やはり金属製品は油で磨くとなんとも言えない味が出ますね。 もちろん光学機器としてはつけない方がいいのでしょうけどね。