昭和中期の顕微鏡の世界
(オリンパス(GC型)のレストア、観察、改造)


昭和中期の顕微鏡の世界(その1)OLYMPUS(GC)君 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その2)OLYMPUS(GC)君見え味 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その3)OLYMPUS(GC)君改良 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その4)OLYMPUS(GC)君LED照明化 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その5)OLYMPUS(GC)君LED照明化その2 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その6)スペアレンズの導入と予備機再生 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その7)OLYMPUS(GB)君 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その8)OLYMPUS(GB)君クリーニング へ



 TIYODA(B型)君、安かったけど磨く楽しみ、覗く楽しみと実に楽しい経験をさせてもらっています。 と、いいながらも ..... 。 またしても顕微鏡を買ってしまいました。 「類は友を呼ぶ」って本当ですね。

 ヤフオクで入手したのはオリンパス製顕微鏡GC型です。 あいかわらず「ジャンク」コンディションですけどね。 2台セットで5000円ちょい。 実は対物レンズさえ手に入れば、と思っていたのですが本体も思ったよりも程度良好です。 もちろん「ジャンク」ですから動きが渋かったり塗装面に汚れがこびり着いていたり、全てのメッキ面には錆が浮いていたりします。 でも、クリーニングする前のTIYODA(B型)君はこんなもんじゃなかった。 磨けば確実にTIYODA(B型)君よりもきれいになるはず。 うーん、悩みました。 もともと本体の残りは「ジャンク」として出品しようと思っていたのに。 しかも、TIYODA(B型)君にも愛着はある。 というわけでレンズを外され、約1ヶ月塩漬け状態になっていたのでした。

 さて、今回東急ハンズ通販倶楽部で「HSカメラ工具セット」を買ったのを機に塩漬け状態だったオリンパスGC型も分解掃除する事にしました。



【オリンパスGC型(分解して磨き終えた所)】

 いきなり分解写真です。 しかも磨き終え、これから再組み立てに入る所です。 メッキパーツはTIYODA(B型)君同様、歯ブラシにクリームクレンザーをつけて磨きました。 黒塗装部分はTIYODA(B型)君では「磨きクロス(R)」を使って磨き上げましたが、えらく大変でした。 今回は試しに布にクリームクレンザー+水をつけ、優しく磨いた所、傷が付く事なしに表面にこびり着いた汚れを落とす事が出来ました。 流動性を失って固着したグリスもクリームクレンザーで磨き落とし、新たにグリスを塗布すると動きもスムーズです。 なお、顕微鏡専用のグリスと言うものが存在するらしいのですが博士は入手できなかったので普通(透明でやや黄色がかったやつ)のグリスを使っています。



【うりふたつ顕微鏡同士】
TIYODA(B型)君(左) オリンパスGC型(右)


 さて、組み上げてみると購入時の状態がウソのようにピカピカです。 集光用のミラーが欠品していたのでTIYODA(B型)君の予備機のミラーを流用しています。 径が合わず、むりやりテープで巻いて合わせていますけどパッと見はわかりません。

 さとう研の現主力機であるTIYODA(B型)君と比べてみると危惧した通り外観のコンディションはオリンパスGC型の方が良好ですね。 それにしてもこの2台、良く似ています。 フォルムが似ているのは写真を見て知っていましたが実際に横に並べてみると各部の大きさも殆ど同じです。 一瞬どちらかがOEMなのか?と思いましたが試しに互いのパーツを当ててみるとミラーのようにほんのわずかサイズが異なっていて、主なパーツで互換性があるのは接眼レンズと対物レンズだけです。 実はこの2台だけで無く、この頃に開発された大形顕微鏡はどれもこれも同じ形をしているし、より小型の学習顕微鏡はこの形状のままのスケールダウンモデルとなっています。 何故か? どうもこの形の元となった外国製モデル(カールツアィス製)があるようです。 カールツアィス社は特許を広範にライセンスしたため、似たようなデザインの顕微鏡が続出したそうです(「大人の科学Vol.05」)。


 次回はTIYODA(B型)君とオリンパスGC型について構造、見え味の簡単な比較をします。



昭和中期の顕微鏡の世界(その1)OLYMPUS(GC)君 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その2)OLYMPUS(GC)君見え味 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その3)OLYMPUS(GC)君改良 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その4)OLYMPUS(GC)君LED照明化 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その5)OLYMPUS(GC)君LED照明化その2 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その6)スペアレンズの導入と予備機再生 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その7)OLYMPUS(GB)君 へ
昭和中期の顕微鏡の世界(その8)OLYMPUS(GB)君クリーニング へ

Top Pageにもどる




★本文でも少し触れましたが、実はこのGC君は対物レンズだけが目当てでした。 さとう研の現主力機であるTIYODA(B型)君(運用当初)は対物レンズが4×、40×、60×と、妙に高倍率に片寄っていました。 10×や20×の対物レンズが欲しいなぁと思っていた矢先、JIS規格らしきオリンパス顕微鏡が、少なくとも10×レンズが付属した状態でヤフオクに出品されていたので対物レンズの「おまけ」として鏡基ごと購入した訳です。 そう言えばTIYODA(B型)君もコンデンサーだけが欲しくて買ったんでしたっけ。 昔の機械は丈夫です。 ジャンクと言いながらも少し手を入れればまだまだ使えますね。
★オリンパスGC君のコーナーのタイトルを昭和中期とした理由は? 確信は有りませんが、TIYODA(B型)君で使われていなかったアルミ材がふんだんに使われているのでひと世代新しいだろう、と踏んだ訳です。