金属顕微鏡の世界(その4)組み上げ&ファーストライト
(オリンパス金属顕微鏡MF-Tp型)のレストア、観察、改造)     06.7.16公開

 やっと落射照明装置が片付きましたね。 その他の部分(鏡基、接眼部、レンズ)は通常の生物顕微鏡と同じです。 鏡基のメッキ部分のカビをクリームクレンザーで落とし、可動部分をばらして硬くなったグリスを落として塗り直し、レンズをレンズクリーナーで拭いて .... 。 と、お馴染みの作業を行います。 いつもとちょっと違うのは金属の腐食がちょい多めな事。 金属組織を観察するときは酸でエッチングのが常套手段と聞きますが、そのせいでしょうか?


【写真4-1. 接眼部根元のかび】

 あんまりいつも通りだったので写真も殆どとっていません。 さとう研名物の、洗面台でジャカジャカ磨く所なんか豪快なんですけどね〜。 一枚だけ、接眼部根元のプリズム?のカビを紹介しましょう。 コーティング面だったのでどうかな、と思ったのですが中性洗剤(の泡)で優しく洗ったら跡形なく綺麗になりました。

 接眼部のレンズ・プリズム群の一部はまだカビが残っていますが、次の機会にしましょう。 ともかく落射照明装置がまともに直っているかどうか早く試してみたい ... 。 と、言う訳でファーストライト(望遠鏡の世界では始めて見る=光を通すことをファーストライトと言うらしいのですが、顕微鏡の世界では?)。 お題は新・旧の十円玉です。


【写真4-2. 十円玉の観察】

 十円玉の平等院、さらに屋根の上に載っている鳳凰と言えば定番中の定番ですね。 うーん、芸が無いかなぁ。 でもサラダちゃん達にはウケが良いですよ。 「ひよこサブレー」みたいだって。 でも同じ型(?)で鋳造されているはずなのにこの違い .... 。 せちがらい世に揉まれ、苦労したんでしょうね。

 
【写真4-3. 平等院の上の鳳凰(左:平成十八年、右:昭和五十三年】

 せっかくだから本物の鳳凰の写真を載せたい所ですが、手持ちが無いもので ... 。 と思ったら手近にありました。


【写真4-4. 一万円札の鳳凰】

 一万円札の裏面の鳥、これも鳳凰だそうです。 そもそも鳳凰ってなんなんでしょうね?

 ともかく、やっとまともに見えるようになりました。 レストア前の見え味を良く覚えていないのですが(数カ月かかりましたしね)、多分劇的に改善されているでしょう ..... 。



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★何故「....」か? OLYMPUS(EH)君と同じく照明系のレンズ群に相当なカビ・くもりがあったのですが、その影響度は透過照明とは違いそこまでは目立たなかったですね。 実際、バラしてみなければここまでひどいとは想像していませんでしたし。