金属顕微鏡の世界(その2)落射照明装置のレストア
(オリンパス金属顕微鏡MF-Tp型)のレストア、観察、改造)
さて、導入したOLYMPUS(MF)君ですが、しょせんはジャンクコンディションです。 光学系以外のメカはしっかりしているものの、肝心の光学系が曇っていたら実力を発揮できません。 特に「金属顕微鏡」の特徴である落射照明装置は性根を入れてかからなくてはいけません。 (落射照明装置とノーカバー用の対物レンズさえ整備すればOLYMPUS(EH)君に装着する事も可能ですから)

【写真2-1. 落射照明装置】
まずは外観から。 落射照明は装置は主に「ランプハウス」、「集光装置(絞り内蔵)」、「ハーフミラー部」からなりますが、もちろん一番大切なのはハーフミラーです。 図2-2の左側から照明光が導入され、ハーフミラーで真下へ向かい、対物レンズを通して試料を照明し、試料に反射された光(像)がハーフミラーを素通りして接眼部へと向かう訳です。 ここがカビや傷でダメになっているとどうしようもありませんが、幸いにしてさとう研導入機では無事でした。 ..... まず一安心。

【写真2-2. 落射照明装置:ハーフミラー】
しかしこのハーフミラー、レンズクリーナーで拭いて良いものなのでしょうか? なにかコーティングがしてあって拭いたらオジャン、では哀しすぎます。 かといってせっかく分解整備をしているのにホコリまみれのままもとに戻すのはどうかと ..... 。
しばらく逡巡していましたが、ヤフオクでジャンク品を発見。 接眼部・ハーフミラー部(集光部は無し)・レボルバー・レンズがごしゃっと出品されています。 ちょっと値が張りましたがなんとか落札。 さっそく届いたハーフミラーをレンズクリーナーで拭いてみると? .... 無事でした。 と、いうわけで本番のハーフミラーのクリーニングも無事終えることが出来ました。 お次は集光部ですね。 しかし、ここからが苦難のはじまりだったのです。

【写真2-3. H-L切り替えレンズが制御不能に .... 】
特に考えもなくネジを緩めて分解を進めていきます。 分解していくとカビが発生していたり、曇っていたりするレンズがどんどこ出てくるのでいい気になってバラしていると ... 。 ネジが硬くてこれ以上は分解できませんね。 まぁ、このくらいで勘弁してあげましょう。 と、思ったら? なんと、いらぬ所まで緩めてしまったのか、H-Lの切り替えレンズが中途半端な所で止まったまま動きません(写真2-3 分りますか?)。 せめてHかLかどちらかはっきりした位置にいてくれたら良かったのに .... 。
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★落射照明(の一部)部分を除いた双眼接眼部、レボルバー、レンズはヤフオクに出品しました。 バラして遊ぶのも良かったのですが、もう部屋が満杯で ... 。 幸い興味を持っていただけた方がいて無事次のオーナーへと旅立っていきました。