続傾斜型顕微鏡の世界(その5)H型導入編
(オリンパス顕微鏡KC型のレストア、観察、改造)     06.7.8公開

 またまた酔っ払いの博士の為にさとう研にやって来たオリンパス生物顕微鏡H型 ..... 。 いえいえ、今回は酔っぱらった上の狼藉ではありませんよ。 実は収納木箱目当てに落札したのです。 これ以上顕微鏡を増やしても置く所も無いし .... 。 でも、実物を見てみるとKC型とあちこち相違点があり、興味深いですね。

 
【写真5-1. オリンパス顕微鏡H型】

 メーカー : オリンパス(OLYMPUS)
 機種名  : H
 対物レンズ: 欠品(さとう研よりUNION 5X、オリンパス10X、NB 40Xを与えられる)
 接眼レンズ: 欠品(さとう研よりオリンパス10Xを与えられる)
 鏡筒形式 : 45°傾斜 単眼
 焦点調節 : ステージ上下動式、粗動ハンドル、微動ハンドル
 ステージ : 角型固定式
 集光装置 : アッベ式コンデンサー
 照明   : 平&凹面ミラー
 サイズ  : 11cm×30cm×19.5cm(W×H×D、外寸)
 重量   : ?? Kg(体重計故障につき不明)
 製造年  : 1966年(昭和41年)

 パッと見てすぐに気が付くKC型との一番の相違点は、メカニカルステージ(X-Y駆動)で無くピン型のクレンメルとなっている事です。 でもヤフオクを見ているとKC型でもピン・クレンメル仕様があるらしく、本質的な差ではありません。 また、一見分かりにくいのですが接眼部の下側がほっそりしています。 しかし又七さん情報によればKC型でもほっそりバージョンがあるらしく、これまた本質的な差ではありません。 さらに接眼部がKC型の360°回転式ではなく、固定式で後ろを向いたままです。 もっともKC型も殆どこの形で使うので問題はありません。(前面に向けたら観察者の体が集光ミラーの邪魔になる)

  
【写真5-2. ステージ】

 コンデンサーも違います。 高さ調節がKC、EHGBGC型でお馴染みだったラックピニオンではなく、ヘリコイド式になっています。 さらにコンデンサー本体もいつもと違い、見なれない形に? もっとも光学系は純粋なアッベ型であり、機能上は問題ありませんし、トップレンズがネジで分離可能なのも変わりはありません。

  
【図5-3. コンデンサー】

 さらにベースの厚みも異なります。 H型の18mm厚に対して、KC型は21mm厚。 さらにMF型では25mmです。 値段に比例してはいますが何か意味があるのでしょうか? 当然、実用上は何の問題もありません。 次回は並べて比較してみましょう。 


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★このH型はどんな運命を辿ってきたんでしょうね? 収納木箱には50〜61までの数字が書かれた丸いシールがペタペタはってありました。 おそらく年度末の備品確認のため、つまり学校の備品だったんでしょうね。